データ復旧事例
TeraStationが起動しない時の原因と対処|修理前に確認すること・データ復旧の方法
※この投稿は2026年10月に更新されています
TeraStationが突然起動しなくなった時、多くの方が「本体を修理出来ればデータは戻る」「電源ユニットを交換すれば直る」「基板を修理すればデータが見られる」と考えます。 しかし、データ復旧の現場から申し上げますと、それは大きな間違いです。 長年稼働したHDDは、不安定な電源投入や再起動によってRAID構成情報が崩壊するリスクが高く、若しくはすでにRAID崩壊が起こっている為「機械は直ったが、データは復旧出来なかった」という最悪の結末を招くからです。
当社は「機械を直す」のではなく、「壊れた機械からデータだけを無傷で取り出す」ことに特化した専門業者です。その手順と理由を解説します。
※ご自身でできる確認方法や、RAIDの種類別の注意点は、この記事の下部にまとめています。
データ復旧についてお急ぎの方はフリーダイヤル、またはこちらからお問い合わせください
目次
【警告】起動しないTeraStationでやってはいけない3つのこと
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電源の入れ直し・ケーブルの抜き差し
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経年劣化等でHDD内の磁気ヘッドは徐々に動作が不安定になります。その様な状態のHDDは通電後のドライブが回転開始時や停止時に磁気ヘッドがディスク面を傷つけるスクラッチ障害を発生させることがあります。
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部品交換・筐体の修理
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前回正常終了が出来なかった為正しいRAID情報がHDDに書き込まれない事があります。新しい基板や電源で無理やり起動させると、、RAIDコントローラーが整合性を取ろうとして自動修復を行います。その際に差異のあるRAID構成情報でRAIDを再構築しようとする為、論理構造(RAID)が崩壊する可能性があります。
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HDDの順序入れ替え・リビルド
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これはデータ消失の決定打になるため、絶対にNGです。
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なぜ「起動しない状態」からのデータ復旧が必要なのか?
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「本体」と「データ」は別物である
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- 本体(箱)が壊れていても、中のHDD(データ)が無事なら復旧が可能です
- 逆に、本体を直そうと通電を続けると、HDD(データ)を殺してしまう恐れがあります
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データ復旧専用機器による安全な抽出
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当社では、TeraStation本体を使わず、HDD単体を専用機器に接続し、安全にデータをセクタ単位で回収。その上専用機器上で仮想RAIDを再構築するのでRAID崩壊したTeraStationからのデータ復旧が可能となります
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【症状別】データ復旧が必要なケースと緊急度
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電源が全く入らない / すぐ落ちる
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電源ユニットやマザーボード故障。HDDが無事なら復旧率は非常に高いです。無理に起動させずデータ復旧専門業者にお持ち込み下さい
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赤ランプ点滅・エラーコード(E04/E06など)
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ファームウェア障害。これも本体修理ではなく、データ解析が必要
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異音がする(カチカチ、ジー)
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重度物理障害。通電厳禁。すぐに分解可能なクリーンブースと設置している専門業者にご相談下さい
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データを傷めずに、ご自身でできる確認
TeraStationが起動しない時は、通電や操作を繰り返さず、次の「状態を見るだけ」の確認にとどめてください。ここで紹介するのは修復の手順ではなく、状況を整理するための確認です。
STEP1 ランプ・表示を記録する
本体前面のランプの色、点滅か点灯か、点滅の回数を、スマートフォンで撮影するかメモしておきます。液晶表示がある機種は、表示されているエラーコード(E04・E13など)も記録してください。ご相談の際に、状態の把握に役立ちます。
STEP2 電源まわりを目で確認する
■ 電源ケーブルが抜けていない・緩んでいない
■ コンセントや電源タップ、UPSの電源が入っている
■ 停電や落雷のあとではないか
確認は目視までにして、電源ボタンの入れ直しやケーブルの抜き差しを、何度も繰り返さないでください。
STEP3 ネットワーク側の問題ではないか確認する
本体は起動していて、アクセスできないだけの場合があります。LANケーブルの接続、ハブやルーターの電源、別のパソコンからの接続を確認します。ネットワーク側に問題がある場合は、機器を変えると、つながることがあります。
STEP4 異音・におい・熱を確認する
カチカチ・ジーなどの異音がする、焦げ臭いにおいがする、本体が極端に熱い場合は、すぐに電源を切ってください。通電を続けると、HDDの状態が悪化する場合があります。
STEP5 状況を整理しておく
■ いつから起動しないか(直前に、停電・再起動・ファームウェア更新・HDDの交換がなかったか)
■ RAIDの種類(RAID0・1・5・6・JBODなど)と、HDDの台数
■ 型番(本体の背面または側面のラベルに記載)
■ 保存されているデータの中で、特に必要なフォルダ
ここまでで改善しない場合は
追加の操作をせず、そのままの状態でご相談ください。ランプやエラーコードの種類別の事例は、この記事の下部にまとめています。エラーコードの解説はこちらの記事をご覧ください。
RAIDの種類で、データが守られる範囲が変わります
TeraStationは、複数のHDDを組み合わせるRAIDという仕組みで、データを保存しています。RAIDの種類によって、HDDが故障した時の影響が異なります。
| RAIDの種類 | 特徴 | HDDが故障した時の目安 |
|---|---|---|
| RAID0 | 複数のHDDにデータを分散して保存(高速・容量重視) | 1台でも故障すると、全体にアクセスできなくなる |
| RAID1 | 同じデータを2台のHDDに保存(ミラーリング) | 1台の故障なら、残りの1台で継続して使える |
| RAID5 | データと、復元のための情報を、複数のHDDに分散して保存 | 1台の故障なら継続して使える。2台以上が故障すると、アクセスできなくなる |
| RAID6 | RAID5より多くの復元情報を保存 | 2台の故障まで継続して使える |
「1台だけ壊れた状態」で使い続けたり、HDDを交換してリビルド(再構築)したりすることは、データ消失の決定打になる場合があります。リビルドの途中で、ほかのHDDが故障したり、読み取りエラーが起きたりすることがあるためです。大切なデータがある場合は、交換やリビルドの前にご相談ください。
RAID6構成のTeraStationの復旧事例はこちら、リビルドに失敗したTeraStationの事例はこちらです。
【復旧事例】電源が入らないTeraStation(TS3400DN)からのデータ救出
メーカー:バッファロー(内蔵HDD ウェスタンデジタル)
型番:TeraStation TS3400DN (内蔵:WD30EFRX×4台構成)
症状:週明けから起動しない
障害:論理障害
費用:99,800円(+税)~
期間:24時間程度
※オプション料金別
お客様より
休み明けに出社するとファイルサーバとして使用しているテラステーションにアクセスできなくなっていました。週末には正常に使用できていました。休み中に会社が入居しているビルで停電があったようです。毎日使用しているファイルサーバなのでデータが見れないと仕事ができません。できる限り早くデータ復旧が必要です。大阪市内で対応してくれる業者を探しクイックマンにお願いしました。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
診断の結果
お客様からご相談をいただき緊急事態であることがわかりました。テラステーションの電源を切って良いかどうかも判断がつかないとのことでしたので、クイックマン心斎橋本店より機器の引き取りにお伺いさせていただきました。お預かりしたテラステーションを心斎橋本店にて診断させていただきました。結果として、4台の内蔵ハードディスクに物理的な障害は発生しておらす、RAID崩壊による論理障害と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです
通常、お客様のハードディスクは物理的な障害がなくともクローンHDDの作成を行います。しかし、今回の場合は1分1秒を争うような緊急事態だとお伺いした為、お客様にご了解をいただいた上で、元のハードディスクでRAIDの再構築を実施しました。数パターンの解析作業を実施した結果、必要なフォルダ構成やデータを確認することができました。データの実容量が約2.4TB、個数が300万ファイル以上と大きかった為、優先的に必要なフォルダをお客様からお伺いし優先的に必要なデータからデータの取り出し作業を実施しました。
復旧作業の結果
今回の作業では、ファイル数が非常に多かった為、データの確認に時間がかかりました。ご納品前に、必要なデータをご確認いただき問題なくデータ復旧できているとのご判断をいただきました。また、お客様に実際に運用していただきながらご確認をいただき、1週間経過した時点でご納品したデータに漏れや破損がないとおっしゃていただきました。以上のことより、ほぼ100%のデータが復旧できていると判断ております。
担当技術者より
会社が休みでも24時間動作しているファイルサーバが休み明けにアクセスできなくなっているとのご相談は非常に多いです。連休前にファイルサーバのバックをお取りいただくことを強くおススメさせていただきます。万が一トラブルが発生した場合は、連休中であってもご相談をお受けできますのでお気軽にご相談ください。
まとめ
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メーカー修理や一般的な修理店は「筐体の修理」を目指すが、私たちは「データの保護」を最優先しています。
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古いTeraStationや、RAID構成が不明な状態でも対応可能。
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直そうとせず、そのままの状態でお電話ください。
その他、TeraStationの過去の復旧事例をご紹介いたします
- 姫路市呉服町 TeraStationが突然起動しない!データ復旧専用機器による安全・迅速な復旧事例
- メリケンパークでTeraStationが起動しない?即日出張対応でデータ復元に成功した倉庫業の事例【神戸・中央区】
- 高砂の建設業者様からのご依頼~TeraStationが起動しないトラブルを出張対応で迅速復旧!
- 【神戸栄町エリアより出張データ復旧依頼】在庫管理で使用しているTeraStationが突然停止!現地急行でスピード解決
- TS-XL8.0・R5(BUFFALO製TeraStation)からのデータ復旧事例(物理障害 山口県下関市 事務機器販売業)
- 愛知県常滑市 TeraStaionのデータ復旧依頼 HDD故障のバッファロー(BUFFALO)製 NAS TeraStation TS6400DN1604/製造業
- 神戸市須磨区の物流団地から緊急出張データ復旧依頼 UPS交換トラブルのTeraStationから重要データを即日復旧に成功
- 阿佐ヶ谷受付店データ復旧事例 突然停止したNAS(TeraStation TS3220DN0402)からデータ復旧に成功|杉並区
- 大垣市からTeraStationのデータ復旧依頼 バッファロー(BUFFALO)製 NAS TeraStation TS6400RN0404/医療福祉関係
症状別:TeraStationの復旧事例
上の一覧のほかに、症状ごとの事例をまとめました。お使いのTeraStationの症状に近いものから、ご覧ください。
エラーコードが表示された
- E14エラーで起動できなくなったTeraStation(TS5610DN・RAID6)
- 「RAID Error E13」が発生したTeraStation(TS5200)
- E30が発生して使用できないテラステーション(TS-WX4.0TL/R1)
- 液晶ディスプレイにE30エラーが表示されアクセスできなくなった事例(名古屋)
- エラーコードが表示されアクセスできないテラステーション(神戸市灘区)
EMモードになった
ランプが点滅・点灯している
- TeraStationの緑ランプ点滅で起動しない原因と対処法
- エラーランプが赤点灯したテラステーション(TS3210DN)
- エラーランプが点灯し、HDD交換後に起動しないテラステーション(神戸市中央区)
RAIDが崩壊した・リビルドに失敗した・表示されない
- RAID6構成のTeraStation(TS-XH4.0TL/R6)
- RAID崩壊と物理障害のTeraStation TS3400D
- RAIDの再構築に失敗したテラステーション(WS5420DN08S2)
- NAS Navigator2で表示されないTeraStation
停電・落雷のあとに使えなくなった
夏場の故障・異音
起動しなくなる前に、できること
■ バックアップを別の場所にも取る
RAIDは、HDDの故障への備えであり、バックアップの代わりにはなりません。重要なデータは、TeraStation以外の場所にも保存します。連休の前には、特におすすめです。
■ 停電・落雷への備え
UPS(無停電電源装置)の利用をおすすめします。停電や落雷が、起動しなくなるきっかけになる事例があります。
■ 熱をためない
通気をふさがず、直射日光や高温になる場所を避けます。夏場は特に注意が必要です。
■ ファームウェアの更新や設定変更の前に、バックアップを取る
更新後に問題が起きた場合に備えます。
■ エラーの通知を有効にする
メール通知などの機能がある場合は、設定しておくと、異常に早く気づけます。(お使いの機種の取扱説明書をご確認ください)
■ 使用年数を意識する
HDDは消耗品です。使用環境で大きく異なりますが、一般に使用開始から数年が、交換を考える目安とされます。
よくある質問(FAQ)
TeraStationが起動しない時、本体を修理すればデータは戻りますか?
いいえ、大きな間違いです。筐体の修理(基板や電源ユニットの交換)を行ってもRAID構成情報が引き継がれず、自動修復によって逆にデータが消滅するリスクがあります。データが必要な場合は「修理」ではなく「データ復旧」を選択してください。
TeraStationからカチカチと異音がする場合、どうすればよいですか?
重度の物理障害が発生しています。通電を続けると磁気ヘッドが記録面を削り取り、データを完全に破壊します。1秒でも早く電源を切り、一切通電せずに専門業者へご相談ください。
古いTeraStationや、RAID構成がわからない状態でも復旧できますか?
はい、対応可能です。クイックマンではTeraStation本体を使わず、HDD単体を専用機器(PC-3000)に接続して解析を行いますので、古い機種やRAID崩壊を起こした状態からでも仮想RAIDを再構築してデータを救出できます。
ランプが点滅しているだけなら、様子を見てもいいですか?
点滅の色や回数によって、意味は異なります。取扱説明書でご確認いただき、改善しない場合やエラーが続く場合は、電源の入れ直しを繰り返さず、ご相談ください。
HDDを1台交換すれば、データは戻りますか?
RAIDの種類や状態によって異なります。交換後のリビルド(再構築)の途中で、データが失われる場合があります。大切なデータがある場合は、交換の前にご相談ください。
メーカーの修理に出すと、データは残りますか?
メーカーの修理は、機器を再び使える状態にすることが目的のため、内蔵HDDは初期化(フォーマット)または交換されてしまい、中のデータは全て消去されることが一般的です。中のデータを取り戻したい場合は、メーカー修理に出す前に、まずはデータ復旧の専門業者へご相談ください。
クイックマン診断店のご紹介
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データ復旧クイックマン 心斎橋本店 |
(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒) |
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データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店 |
(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面) |
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データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ |
(三宮駅からさんちか通ってすぐ!市役所の南側です) |
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データ復旧クイックマン 名古屋本店 |
(地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分) |
クイックマンは全国に受付窓口があります
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嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
お問い合わせ:
Tel:0120-775-200
✉:info@s-systems.jp
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