データ復旧事例

夏場に多いTeraStationの故障

投稿日:2016.08.22 更新日:2016.08.22
terastation

 

 

中小企業ではバックアップとファイル共有用途で人気

 

BuffaloのTeraStationを社内データのバックアップ、ファイル共有などに利用する中小企業は多くあります。
Windowsのファイルサーバーなどは導入費用が高価で、維持管理も手間がかかります。
それにくらべTeraStationなどのNASは購入時に簡単な設定のみおこなえば、あとは手間なし簡単です。
費用も2万円程度からと導入しやすい価格です。
最大の特徴は、万が一のディスク障害の際にも、RAID機能によりデータの消失を防げるということで、
大事なデータを失わないために導入する企業も多いです。

 

夏に多いTeraStationの故障

 

非常に便利なTeraStationですが、夏に故障が多いのはご存知でしょうか?
NASという性質上、24時間365日稼働が前提ですが、ということはクーラーを止めた夜間の事務所内でも動き続けていることになります。
また、床付近に設置されることが多いことから、長年蓄積された埃によって排熱効果が悪化、更に高温に曝されます。
他にもゲリラ豪雨による屋内電圧の不安定化や雷による瞬電、停電など夏はTeraStationが故障する原因の多い季節といえます。

 

TeraStationの落とし穴

 

さて、TeraStationの故障にも色々なパターンがあります。
もっとも多いのはディスクの物理障害です。
Raidを組んでいる場合は、Raid0を除きディスク障害時にも障害のあるディスクが1本(Raid6は2本)までであればリビルドすることによって
復旧させることができます。
しかしながらこのリビルドが落とし穴で、リビルド作業はハードディスクに多大な負荷がかかるため、リビルド中に更にハードディスクが
クラッシュし、取り返しのつかない事態になります。
本当にこのパターンは多いので安易にリビルドしないでください。
また、Raid5でリビルドに失敗するとその復旧作業はかなりハードルの高いものとなります。
更には、ファームウェアや基盤が故障する場合もあります。こちらもディスクへのアクセスができなくなることから、
ハードディスクを筐体から抜き出してパソコンに繋いでみたりされる方が多いですが、
TeraStationはLinuxベースであることから、Windowsパソコンではデータを抜き出すことができません。
読み取れたとしてもTeraStationのデフォルト設定はRaid5ですから、Raid構成を構築できない限りWindows側ではどうしようもありません。
他にも問題なのは、TeraStationで発生した故障や障害が多いため、ネット上でその対策の質問や回答も多数見受けられることです。
胡散臭いものや、間違ったもの、一部の症状にしか一致しないものが多数書き込まれています。
誤った対策は状況を悪化させることが多く、その結果高額な復旧作業になる事例も多いのです。
少しでも安く、早く、復旧させたいというお気持ちは痛いほどわかりますが、
大事なデータであればあるほど、初期症状の間に復旧業者へ相談されるのをお勧めいたします。


いざという時にデータを守るためにTeraStationを導入されるのですが、
そのいざという時にデータを守れない落とし穴が多数あるということを、意外と知られていないTeraStationです。

 

派生製品や他社製品も増えてます


最近ではリンクステーションやイージーステーションなど派生製品も増えました。
IO-DATAからもLAN DISKという同様の製品があります。
これらをまとめて『NAS』と呼ぶことが多くなりました。
他社からも似た製品が発売されていますが、やはり多くはLinuxベースですので同様の事例がおこりますのでご注意ください。

 

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