データ復旧事例
神戸市東灘区岡本エリアデータ復旧事例|起動しないm-Book K700XN-M2SH5から販管システムのデータ復旧に成功
メーカー:マウスコンピューター製
型番:m-Book K700XN-M2SH5
容量:SSD 512GB+HDD 1TB
症状:Windowsが起動しない(ロゴ画面から先に進まない)
障害:物理障害(HDD)
期間:先行納品まで当日/全データ納品まで翌日
お問合せ内容:Windowsが起動しないノートPCから販管システムのデータを取り出したい
神戸市東灘区岡本エリアの小売店様より、「売上や仕入れ管理をしているパソコンがロゴ画面から進まず、Windowsが起動しない」とご相談をいただきました。機種はマウスコンピューター m-Book K700XN-M2SH5で、M.2 NVMe SSDにOS、内蔵HDD 1TBに販管システムのAccessデータベースや商品画像、POP・店内ポスターのひな型などを保存されていました。数日前から動作が重いことがあったものの、そのまま使用を継続していたところ、ある朝突然起動しなくなったとのことです。お客様はPCに詳しくなく、「レジ周りの業務が止まってしまっているので、できるだけ早く何とかしてほしい」とのことで、ノートPC本体を神戸三宮ラボまでお持ち込みいただきました。
診断結果:データ保存用HDDの物理障害が原因と判断
まずノートPC本体のM.2 NVMe SSDと内蔵HDDの状態を切り分けるため、HDDを一旦取り外して起動テストを行いました。その結果、HDDを外した状態ではWindowsが問題なく起動し、OSや本体側には致命的な障害がないことを確認しました。次に取り外した1TBのHDDをデータ復旧専用機器に接続し、セクタ単位で診断したところ、データ領域の広い範囲に不良セクタが発生しており、正常に動作する事が出来ない物理障害であることが分かりました。HDDに業務データが集中して保存されていたため、このHDDを安全にクローン化したうえでデータ復旧を進める方針としました。
復旧作業実施:HDDクローン作成と販管DBの優先抽出で対応
復旧作業では、障害のある1TB HDDをデータ復旧専用機器に接続し、負荷を抑えながらセクタ単位でクローンディスクを作成しました。不良セクタが多い領域では読み取り条件を調整し、可能な限りデータを確保できるよう慎重に作業を進めました。クローン作成後は、元のHDDではなくクローン側を解析対象とし、システム業者様からお聞きしていた販管システムのAccessデータベース保存フォルダを重点的に確認しました。あわせて、商品画像やPOP・ポスターのひな型が保存されているドキュメントフォルダも丁寧に確認し、業務再開に必要な一式がそろっているかを確認しながらデータ抽出を進めました。
復旧作業の結果:販管システムDBを当日復旧、全データは翌日に納品
最優先でご希望いただいていた販管システムのAccessデータベースについては、お預かり当日にクローンディスクから抽出し、店頭にてお客様とシステム業者様にご確認いただきました。新しいPC環境上でデータベースが問題なく開き、売上・仕入れ履歴がそのまま残っていることを確認され、大変ほっとされたご様子でした。その後、商品画像やPOP・店内ポスターデータなどを含む約600GB分の業務データを順次抽出し、お預かり翌日に外付けHDDへまとめて納品しました。最終的に、販管システム用のデータベースと周辺の業務ファイルをほぼ損失なく復旧することができ、「思っていたより早く元の業務に戻れた」とのお言葉をいただきました。
技術者より:起動不良でも、まずはデータ優先で電源を落とすことが大切
今回のように、メーカーロゴから先に進まずWindowsが起動しない場合でも、原因がOSそのものとは限りません。内部のHDDに不良セクタが発生し、起動中の読み込みで止まってしまうケースは少なくありません。この状態で何度も再起動を繰り返すと、障害のあるHDDに負荷がかかり、回収できるデータ量が減ってしまう恐れがあります。特に、古くから運用している販売管理システムや独自のデータベースをHDDに保存している場合は、代替のデータがないことがほとんどです。急なトラブル時には無理に電源を入れ直さず、一度電源を切ってから専門業者へご相談いただくことで、守れるデータが増える可能性があります。
まとめ:東灘区岡本エリアで起動しないノートPCから販管システムデータを復旧
本事例は、岡本エリアの小売店様で使用されていたマウスコンピューター m-Book K700XN-M2SH5(SSD 512GB+HDD 1TB)で、Windowsが起動しない状況からのデータ復旧事例です。OSがインストールされたM.2 NVMe SSDは正常でしたが、業務データを保存していた1TB HDDに物理的な不良セクタが発生し、起動途中で止まってしまう状態になっていました。障害HDDをデータ復旧専用機器でクローン化したうえで解析を行い、販管システムのAccessデータベースや商品画像、POP・店内ポスターのひな型など、およそ600GBの業務データを抽出しました。販管システムのデータは当日中に先行復旧し、全データは翌日に納品することで、売上・仕入れ管理業務の停止期間を最小限に抑えることができたケースです。
FAQ
Q1. メーカーロゴから先に進まないノートPCでも、データ復旧は可能ですか?
A. 今回の岡本エリアの事例のように、OSではなくデータ保存用HDDの障害が原因の場合、HDDを取り外して専用機器で解析することでデータを取り出せることがあります。
Q2. OSがSSD、データがHDDという構成でも、HDD故障で起動しなくなることはありますか?
A. はい、起動時にHDD上のデータや設定を読み込もうとして処理が止まるケースがあります。SSD側が正常でも、HDDの障害が原因で起動しないことは珍しくありません。
Q3. 販売管理システムのAccessデータベースだけを優先的に復旧してもらうことはできますか?
A. 可能です。事前にシステム業者様から保存場所やファイル名を伺えれば、最重要データを優先して抽出し、その他のデータは順次復旧する、といった対応ができます。
Q4. バックアップを取っていない状態で同じようなトラブルが起きた場合、どのようなリスクがありますか?
A. 今回のようにHDDが物理障害を起こすと、復旧作業で回収できるデータ量には限界が出る場合があります。バックアップがないと、最悪の場合、販管システムの履歴や帳票データが一部欠損するリスクがあります。
Q5. 持込と出張では、今回のようなノートPCのデータ復旧に違いはありますか?
A. ノートPCの場合、今回のように本体ごとお持ち込みいただくと、その場で切り分け診断がしやすく、復旧方針を早くお伝えできます。設置環境が特殊な場合を除き、持込の方がスムーズに進むことが多いです。
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