データ復旧事例

ラトックシステムRS-EC32-U3RWSXからのデータ復旧（RAIDケース　ストライピングで使用　大阪市城東区　通信機器販売会社様）

投稿日：2022.08.20 更新日：2022.08.20

メーカー：ラトックシステム
型番：RS-EC32-U3RWSX
症状：ハードディスクに物理障害が発生
障害：物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日

※オプション料金別

お客様より

通信機器の販売をしている会社で取引先の会社からラトックシステムのRAIDケースRS-EC32-U3RWSXに保存しているデータへのアクセスができなくなったとご相談をいただきました。内蔵されているハードディスクを取り出しUSB変換ケーブルでパソコンにつないでみましたが2台あるハードディスクの内1台がパソコン上で認識しません。また、認識するハードディスクからもデータを見ることができません。物理障害の可能性もあると考えデータ復旧専門のクイックマンに持ち込みました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

クイックマンの大阪梅田駅前店に障害の発生した機器をお持ち込みいただき初期診断をさせていただきました。

2台あるあー度ディスクの内、1台に不良セクタと呼ばれる読み取りのできない領域を発生しており物理障害と判断しました。また、正常に認識するハードディスクからRAID構成の確認を行ったところRADI0（ストライピング）で構成されている機器であることを確認しました。

データ復旧を行う為には、物理障害が発生しているハードディスクのクローン作業と、RAIDの再構築を行うことが必要となります。

復旧作業にチャレンジです

物理障害の発生しているハードディスクのクローン作業を実施しました。クローン作業は、ハードディスクの動作を制御できるデータ復旧の専門機器で行いました。また、保全作業として動作が正常なハードディスクのクローン作業も実施しました。作成した2台のクローンハードディスクでRAIDの再構築を行ったところお客様の必要なデータを確認することができ、データの一時確保作業を行いました。

今回の作業では、内蔵されていたハードディスクが8TBと比較的大容量であったことと、保存されているデータの実容量も6TB以上あった為、クローン作業2日、データ確保作業2日で合計4日程度の期間の作業となりました。

復旧作業の結果

復旧できたデータを当社環境でランダムに30ファイルオープン確認した結果、全てのデータを正常に開けることができました。

また、ユーザー様に大阪梅田駅前店までご来店いただきデータの確認を行ったところ全てのデータが問題なく復旧できているとのご判断をいただくことが出来ました。

以上の結果より、今回のデータ復旧では99％以上のデータが正常に復旧できていると判断しました。

担当技術者より

ハードディスクが2台内蔵されているRADIケースの場合、RAID0（ストライピング）とRADI1（ミラーリング）の2つの設定が使用できる場合は多いですが、RAID0（ストライピング）の場合大容量で使用できる反面、2台あるハードディスクのいづれか1台に障害が発生してしまうとデータが見れなります。故障してしまう可能性としてはRAIDを構成していない外付けハードディスクよりも高くなります。動画や写真の保存先として大容量のハードディスクが必要となっている時代ですが、データ消失のリスクをさける為にRAID0構成の機器を使用する際にはバックアップをしっかりとお取りいただくことを強くおススメさえていただきます。