 
			データ復旧事例
兵庫県三木市データ復旧事例|エラー表示後にアクセスできなくなったI-O DATA LAN DISK X HDL4-X12からのデータ復旧に成功
 
				メーカー:I-O DATA(アイオー・データ)製
型番:LAN DISK X HDL4-X12 容量:3TB×4
症状:アクセスできない
障害:複合障害
期間:先行納品/1日 
お問合せ内容:エラー表示を放置後、NASが認識されなくなった
兵庫県三木市の建設設計業の法人様より、「社内NASにアクセスできなくなった」とのお問い合わせをいただきました。ご使用の機種はI-O DATA製LAN DISK X HDL4-X12(3TB×4/RAID5構成)で、図面データや見積書、完成写真など日常業務に欠かせないファイルを保存していました。数日前から「ディスク異常」との警告が表示されていましたが、作業に支障がなかったため使用を継続。ところが翌朝、フォルダが開けずNAS本体のステータスランプが赤く点灯しているのを確認。業務への影響が大きいため、すぐに神戸三宮ラボへお持ち込みいただきました。
診断結果:物理障害に起因するRAID崩壊と判断
NASから4台のHDDを取り出し、データ復旧専用機器に接続して個別に診断を実施しました。その結果、4台中2台に障害を確認しました。1台は不良セクタが広範囲に発生しており、もう1台は磁気ヘッドが正常に動作せず認識できない重度物理障害の状態でした。RAID5では1台の障害までであれば稼働を継続できますが、2台に障害が発生したことでRAID構成が崩壊し、データ領域にアクセスできなくなっていました。よって本件は物理障害に起因するRAID崩壊と診断しました。
復旧作業実施:クローン作成と重度HDDの物理修復を並行実施
復旧作業は、まず不良セクタが発生しているHDDをデータ復旧専用機器でセクタ単位の解析をしながら精密なクローンディスクを作成しました。同時並行で認識不能だった重度障害HDDについては別ブースで磁気ヘッドの移植作業を行い、正常に磁気ヘッドが動作できる状態にしました。その後重度障害だったHDDも精密なクローン作成を実施。2台のクローンディスクが完成後、正常な2台とクローン1台ずつでRAID5の構成情報を特定し仮想RAIDを再構築しました。より最新のデータが保存されているHDDの構成をファイルのタイムスタンプで確認し直近まで動作していたHDDを特定。最新データが保存されているHDDの構成で再構築し、最重要データの確保を行いました。その後ファイルの破損がないことを確認し先行納品の準備が完了しました。
復旧作業の結果:最重要データを2日後に納品、4日後に全データ復旧完了
お客様から「次の打ち合わせで必要な設計フォルダだけでも先にほしい」とのご要望をいただき、最重要データ(約40GB)を優先的に抽出。2日後には外付けHDDで先行納品を実施しました。その後、引き続き残りのデータ(総容量約7TB)の確保を行い、お預かりから4日後に全データを復旧。外付けHDDにデータを確保し納品いたしました。お客様からは「打ち合わせ資料が間に合って本当に助かった」とのお声をいただきました。
技術者より:エラー表示を確認したら早期の対応を
RAID構成のNASは1台のHDDが障害を起こした時点で注意が必要です。恐らく同時期に導入したHDDで経年劣化も等しく起こります。エラーを放置すると結果的に複数台が同時に壊れるリスクがあります。RAID5は冗長性を持つものの、2台目の障害が発生した時点で構成が崩壊します。特に設計や製造業などデータアクセスが頻繁な業種では、HDDへの負荷も高くなります。異常表示やランプ点灯を確認した際は、NASの稼働を停止し、メーカーのサポートや専門業者による診断を早期に行うことが重要です。
まとめ|即日対応で業務影響を最小限に抑えた復旧事例
本事例は、兵庫県三木市の建設設計業様で使用されていたI-O DATA LAN DISK X HDL4-X12(3TB×4/RAID5構成)が、2台のHDD障害によりRAID崩壊を起こしたケースです。不良セクタのあるHDDのクローン作成と並行して、重度障害ディスクのヘッド移植を行うことで復旧時間を短縮。仮想RAID再構築後、直近まで動作していたHDDを確定させ最重要データを2日後に納品し、全データを4日後に納品完了。業務影響を最小限に抑え、確実な復旧を実現した事例です。
FAQ
Q1. 2台のHDDが故障した場合でも復旧は可能ですか?
A. 状況によりますが、軽度障害側をクローン化できれば再構築で復旧可能な場合があります。
Q2. クローン作成と重度障害HDDの修復は同時に行えますか?
A. はい。作業工程が異なるため、専用機器とクリーンブースを分けて並行作業が可能です。また特急プランをお選び頂ければ社内リソースを全て注ぎ作業をさせて頂きます。
Q3. RAID崩壊後でも最新データを取り出せることはありますか?
A. 最後まで動作していたディスクが最新情報を保持していれば抽出できる場合があります。
Q4. 全データ7TBの復旧にはどれくらいかかりますか?
A. HDDの状態やファイル数にもよりますが、通常は2〜3日が目安です。
Q5. エラーが出た状態で使い続けるとどうなりますか?
A. 他のHDDにも負荷がかかり、複数台同時故障につながる可能性があります。
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