
データ復旧事例
故障したSynology DiskStation DS218+ ハードディスクが故障したNASをデータ復旧します/名古屋

メーカー:Synology(シノロジー)製
型番:DiskStation DS218+ 容量:3TB × 2台
症状:ハードディスク故障
障害:重度障害
期間:5日
Synology製のNAS DiskStation DS218+の故障でデータ復旧の相談がありました
Synology製のNAS DiskStation DS218+の故障でご相談がありました。
お電話いただいたお客様の顧客がご使用している機器です。
お客様からの“NASにつながらない”という連絡をうけ、駆け付けて機器を確認した結果、データ復旧が必要という判断に至りご相談をいただいたようです。
Synology製のNAS DiskStation DS218+は、電源をつけるとランプが点灯し、ネットワーク上に表示はされるもののアクセスが状態のようです。
RAID1であったため、ハードディスクから直接データの抜き出しをしようとしたそうですが読み取れず、ハードディスクからは通常とは違う音がしていたとおっしゃっていました。
まずはSynology製のNAS DiskStation DS218+の診断をするために、クイックマン名古屋本店へ持ち込んでいただくことになりました。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
Synology製のNAS DiskStation DS218+のハードディスクを診断します
Synology製のNAS DiskStation DS218+がクイックマン名古屋本店へ持ち込まれました。
症状は“電源は入るもののアクセスができない”というものです。
Synology製のNAS DiskStation DS218+にアクセスできなくなった原因は大きく分けると「論理障害」と「物理障害」です。
「論理障害」はシステム面、ソフトウェア面の障害です。
ハードディスクや本体自体に機械的な損傷はなく、システム的なトラブルが考えられます。
「物理障害」は主にハードディスクに機械的な障害が起きている状態です。
物理障害といっても故障箇所や程度によって、データ復旧の難易度も違います。
今回ご相談があったSynology製のNAS DiskStation DS218+の 電源はつくがアクセスできない、 ハードディスクからの通常とは違う音、という症状から推測するとハードディスクの故障である可能性は高いです。
ですが、実績にハードディスクの状態を確認せずに断定はできません。持ち込まれたSynology製のNAS DiskStation DS218+の診断をします。
Synology製のNAS DiskStation DS218+の診断といっても、実際には搭載されているハードディスクやSSDの診断です。
データ復旧で最も重要な事はなんでしょうか?
それは故障した機器に保存されているデータを、安全に、スピーディーに、確実に救いだす事です。
今回持ち込まれたSynology製のNAS DiskStation DS218+のようなNASやサーバーなどは、多くの場合RAIDが設定されています。
そのため、本体やハードディスクを交換してリビルドする事で元通りに復帰できる可能性はあります。
しかし、リビルドがうまくいかなかった場合、RAID崩壊の発生などでデータ復旧が困難な状況に陥る可能性も否定できません。
データをバックアップしていて機器の復帰を目的としているなら、実行する価値はあるでしょう。
ですが、保存されているデータの取り出しを最優先とするのであれば、実行には十分気をつけなければなりません。
また、機種によっては固有の復旧ツールや手順があるものもあります。
それらも同様で、うまくいく保証はありません。
Synology製のNAS DiskStation DS218+のハードディスクは重度障害でした
Synology製のNAS DiskStation DS218+のハードディスクを診断します。
まずはSynology製のNAS DiskStation DS218+のハードディスクからハードディスクを取り外します。
NASはハードディスクの入れ替えが想定されるため、基本的にはすぐにハードディスクが外せるようになっています。
市販の外付けハードディスクなどは、簡単にハードディスクが取り外せないようになっている事が多いです。
Synology製のNAS DiskStation DS218+は筐体のみで販売されていて、ハードディスクを別で用意します。そのため、用途に応じて容量や設定を変える事ができる機種です。
Synology製のNAS DiskStation DS218+からハードディスクを取り外したら、1台ずつデータ復旧作業機へ接続して診断します。
まず1台目のハードディスクです。通電すると異音などはなくハードディスクが動作を始めました。
この段階では異常はなさそうです。次にハードディスク内の情報の読み取り確認をします。
データ復旧作業機の設定をハードディスクに適したものにして、情報の読み取りを実行します。
ハードディスクにはセクターという、データを記録する採用単位があります。一般的に1TBのハードディスクで20億ほどのセクター数です。
Synology製のNAS DiskStation DS218+に搭載されていたハードディスクは3TBですので60億ほどのセクターがある事になります。
そのセクターの情報を正常に読み取れるかを診断ではチェックすることになります。
診断作業を進めていくと1台目のハードディスクで、読み取りができないセクター=不良セクター が検出されました。
数はそれほど多くはないものの、部分的に見つかりました。
軽度の物理障害が起きているようですが、データ復旧作業機で制御ができそうです。
次にもう1台のハードディスクを診断します。
先ほどと同じようにデータ復旧作業機へ接続して電源を入れたところ、ハードディスクから“カシャカシャ”と正常ではない音が聞こえます。
どうやらハードディスク内の磁気ヘッドに損傷がありそうです。
このままハードディスクを動かすと、磁気ヘッドの損傷がひどくなったり、プラッタ(ディスク)にキズをつけたりして
状況を悪化させるリスクがあるため、2代目のハードディスクはここで診断をストップします。
2台目のハードディスクは磁気ヘッド交換が必要な重度物理障害でした。
データ復旧の作業方針を決めて診断結果を報告します
Synology製のNAS DiskStation DS218+のハードディスクは2台ともに物理障害が起きていました。特に1台は重度物理障害です。
機器の状態が分かりましたので、データ復旧するための作業工程を決めます。
ハードディスクの1台は物理障害、もう1台は重度物理障害です。
まずSynology製のNAS DiskStation DS218+は2台のハードディスクでRAID1が設定されていました。
RAID1では2台のハードディスクに同じデータが書き込まれています。そのため、2台のうちのどちらか1台のハードディスクからデータを抽出できれば良いはずなのですが、実際にはそう簡単ではありません。
2台のハードディスクのトラブル発生のタイミングが異なる場合があります。
以前から片方のハードディスクが不調で、1台にしかデータが書き込まれないまま稼働しつづけるようなケースです。
通常、ハードディスクに不調が生じると、メールで通知がきたり、ステータス異常が表示されます。
しかし、普段からNASのメンテナンスやチェックをしていないと気付かないまま放っておかれている事があるのです。
NASなどは、よく事務所の片隅に設置されていたりするため、気づきにくいのでしょう。
また、中小企業では管理担当がいない事も多く、アラートも誰も目にしないのです。
このような事が現実的にあり得るため、RAID1設定のNASの場合は両方のハードディスクからデータ復旧をしなければなりません。
1台はデータ復旧作業機で制御可能のため、そのままクローンハードディスクをつくる事にします。
もう1台は磁気ヘッド損傷の疑いがあるため、パーツ交換をします。
データ復旧の作業方針が決まったら、お客様に診断結果のご報告と見積もりのご提案です。
データ復旧作業をおこないます
診断結果を報告し、ご了解を得たらデータ復旧作業を進めます。
まずは制御可能なハードディスクの情報を別のハードディスクへコピーします。数は多くないものの不良セクターが検出されている状態でデータ抽出をおこなう事はリスクがあります。
ハードディスクの正常なセクター情報を別のハードディスクへコピーする事で、不良セクターのないクローンハードディスクをつくる事ができます。
これによって、ハードディスクへ不要な負荷をかけることなくデータの抽出作業ができます。
オリジナルハードディスクに負荷をかけてしまい、故障を悪化させることは避けなければなりません。
次は重度物理障害のハードディスクです。
磁気ヘッドが故障しているため、交換が必要です。交換用のパーツは同じ型式のハードディスクを用意して移植する事になります。
作業はクリーンルームで、専門の技術スタッフがおこないます。
磁気ヘッド交換に成功したら、1台目と同じようにクローンハードディスクをつくります。
クローンハードディスクができたら、データを抽出します。
ハードディスクが故障した故障したSynology DiskStation DS218+のデータ復旧に成功しました
Synology製のNAS DiskStation DS218+をデータ復旧する事ができました。
電源はつくもののアクセスができないという事でハードディスクの故障が疑われる状況でのご相談でした。
診断の結果、2台のハードディスクが故障している状態でしたが、データが記録されている領域への影響はほぼ見られず、ほとんどのデータを復旧してお客様へお渡しする事ができました。
Synology製のNASのデータ復旧のご相談は増えてきています。
故障した時は、まず導入した業者の方へ相談される事が多いようですが、そこで対応できない事もあり、そうした時にお問い合わせがあります。
クイックマンではSynology製のNASはもちろん、各メーカーのNASやサーバーに対応しています。
機器の故障でデータ復旧が必要になった時はご相談ください。
【参考:クイックマン名古屋の出張データ復旧をご紹介】
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