データ復旧事例

【TVで紹介】神戸三宮ラボ事例：HDD交換後、アクセスできなくなったテラステーションからデータ復旧成功 (神戸市中央区デザイン業)

投稿日：2024.03.08 更新日：2024.03.08

メーカー：Buffalo
型番：WS5320DN16W6 HDD:4TB×4
症状：エラーランプ点灯後、アクセス不可
障害：物理障害+RAID障害
期間：1週間

お客様より:

会社で素材画像や納品データ等を社員全員で共有しているテラステーションになります。RAID5構成で利用していました。4番のディスクにエラーランプが表示されエラーメッセージを確認するとHDDの故障の様でした。付属ソフトに記載されていた手順通りに新しいHDDと交換しました。その後自動リビルドが行われたのですが翌日になっても終わっていませんでした。丁度週末だったため、週明けには終わっているだろうと月曜出社後に確認してみるとまだ終わっておらずメーカーサポートに連絡しました。状況を説明すると交換したHDD以外にも障害が発生してリビルド失敗している状態と言う事でした。メーカーでの復旧を依頼しましたが時間が掛かるとの事でした。一部今週中にどうしても必要なデータがある為、即日対応してもらえるところを探して連絡させてもらいました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果:

状況をお伺いし外したHDD含めてお持ち込み頂くようご案内しました。すぐにお越し下さり診断の依頼を頂きました。データ復旧専用機器に接続しHDDの診断を行ったところ、外した4番と1番に不良セクタを確認しました。リビルド中はHDDに高負荷がかかります。同時期に作られ同じように使われてきた他のHDDが経年劣化もありリビルドの高負荷に耐えられず障害が発生してしまう事はまれに起こってしまいます。今回もそのケースだと思われます。物理障害の処置とRAID障害の対応を行う事で復旧できる可能性があることをご案内しました。

復旧作業にチャレンジです

復旧依頼を頂いたので、まず最初に専用機器用いて不良セクタが発生しているHDDをクローニングする必要があります。4TBが2台ある為、このクローニングの作業のみで3～4日かかる可能性があることをお伝えし、今週中に必要なデータが含まれたフォルダ名と大体のフォルダの容量をお伺いしました。まずそのフォルダを先行納品するのであれば今週中に可能である旨をお伝えしました。お客様より「何とかお願いします」とご要望を頂きました。こちらも「お任せください」とお伝えし作業に着手しました。4TBを2台クローニングするのに恐らく丸3日は掛かると想定していたのですぐにクローニングに取り掛かります。急いでクローニングを終わらせないといけないものの、精度の高いクローニングでないと意味はありません。丁寧にしっかりとクローニングしていきます。結果、99.9%以上の精度でクローニングする事が出来ました。それからもともと動作していたHDD2台とクローン作製した2台を専用機器に接続します。次にソフトウェア上で仮想RAIDを構築しデータを読み出せるか確認していきます。無事、仮想RAIDの構築に成功しご要望のデータを確保することが出来ました。お客様に来店頂き、喫緊で必要なデータに問題は発生していないかをお客様に確認頂きます。結果、フォルダ内すべてのファイルに問題は発生しておらず、利用できるものであると喜んで頂けました。結果、お預りからした日を含め4日でそのフォルダ内のデータのみ別のHDDにコピーを取って先行納品する事が出来ました。引き続き他のデータを復旧していきます。

復旧作業の結果:

お預りした他のデータも確認して頂きました。ファイル数がかなり多いのですべてのファイルを確認して頂く事は出来ませんが、優先度の高いデータを確認頂いた所、すべて問題が無いと仰って頂き安心致しました。結果、月曜日にお預かりし翌月曜日にはすべてのデータを復旧し納品させて頂きました。

担当技術者より:

どうしてもメーカー様の復旧作業には時間が掛かる場合がありますが、今回のようなお急ぎの場合もクイックマンでは対応可能です。ご要望に応じて一部データの先行納品なども対応しておりますのでまずはご相談ください。また、納品用HDDのご用意が間に合わない今回の様なお急ぎ対応の際はレンタルHDDも利用頂けます。お客様のご希望をできるだけ叶える形で対応しておりますので、何か御座いましたら遠慮なくお尋ねください。