データ復旧事例

起動しなくなったノートパソコンのSSDからのデータ復旧(型番不明)からのデータ復旧(物理障害　大阪市大正区　飲食業)

投稿日：2023.02.02 更新日：2023.02.02

メーカー：不明
型番：不明240GB
症状：パソコンが起動しなくなった
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

仕事用で使用しているノートパソコンが起動しなくなってしまいました。出張修理の業者にパソコンの修理をしてもらってなんとかパソコンは使えるようになったのですが、SSDを認識できないことが原因で起きたトラブルで、中に保存されているデータを取り出すことができず、データ復旧業者ならなんとかできるかもということで、インターネットで検索して紹介してもらいました。仕事のデータを置いていたということは覚えていますが詳細まで覚えていないので、できる限りのデータを復旧してほしいです。

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診断の結果

まずは、データ復旧の解析用機器にて認識確認を行ってみましたが、データ領域の認識までが行われておらず、重度障害の可能性があったため、SSDの基板上に物理的な損傷がないかの確認を行いました。特に焼損痕などはなかったため、念のためにハードディスクで使用するデータ復旧機器に接続して状態確認を行ってみたところ、データ領域内へのアクセスが正常に行えることが確認できました。ハードディスクのデータ復旧時に専用機器の仕様が必須となった場合に物理障害として対応を行っているため、今回のSSDについても物理障害として対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を行うと、データ領域内に不良セクタは見つからず、全領域取得することができました。作成したクローンディスクよりデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時取得を行いました。一時取得したデータのエクセルやPDFなどのデータを20ファイルほど選択しオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できたため、復旧成功と判断しました。

復旧作業の結果

心斎橋本店へお越しいただいて取得できたデータの確認を行っていただきました。フォルダの構成の確認を開始された当初は全く分からないという回答をいただいてましたが、補足説明を行いながらフォルダ構成を確認進めていただくと、デスクトップのフォルダが表示されたあたりからお客様の記憶と一致する情報が見つかってきたため、スムーズにデータの確認を行っていただくことができました。いくつかのファイルも正常に開けることが確認いただけたため、復旧成功とさせていただき、復旧データのお渡しを行いました。

担当技術者より

SSDでもハードディスクでもPC3000を使用することで、データ復旧ができる可能性がかなり高くなりますが、重度障害を発生させると、SSDの方が復旧難易度が上がりやすくなります。今回のご依頼は、PC3000での制御が可能なSSDであったため、データ復旧を成功させることができました。Windows11からは暗号化が施されているパソコンがほとんどとなるため、さらにデータ復旧そのものの難易度が上がってしまいます。大切なデータはできる限り常にバックアップを行っていただきますよう、お願いします。