データ復旧事例

富士通製デスクトップパソコン(FMVD27006P)からのデータ復旧(重度物理障害　岡山県岡山市　サービス業)

投稿日：2023.01.23 更新日：2023.01.23

メーカー：富士通製 (内蔵：東芝製)
型番：FMVD27006P (内蔵：MQ01ABF050)
症状：BIOSでHDDが認識していない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

パソコンが突然起動できなくなり、黒い画面に「No Booting Device」みたいな表示の状態になりました。BIOSは立ち上がるのですが、HDDの型番や容量は出てこないのでHDDが認識できなくなっています。中のHDDを取り外しUSBのアダプタで別のパソコンに繋いでみても認識できませんでした。パソコン自体は弊社のエンドユーザー様で使っている物なので、詳しくは判りませんが、エクセル・PDF等が重要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

専用機器でHDDへ通電・データのアクセスを試みましたが、通電時点で正常に認識できずに専用機器でも制御ができない状態でした。正常に制御ができない原因としてはHDDの制御基板に問題がある可能性が高いことが考えられるため、制御基板への処置を実施することでデータが復旧できる可能性があります。

復旧作業にチャレンジです

制御基板に障害が発生しているHDDのドナーパーツとなるHDDを準備し、制御基板の復旧処置を実施いたしました。処置後、再度専用機器で診断すると正常に認識できるようになっていた為、保存されているデータを取り出し復旧データの確認作業に進みました。

復旧作業の結果

復旧できたデータの中からランダムに30個エクセル・PDFファイルを選び当社環境でファイルオープンチェックを実施いたしました。チェックの結果、30点全て正常に開くことがで来ました。復旧データのリストを作成し、お客様からエンドユーザー様にご確認いただきましたが、概ね良好に復旧できているとのことでしたのでご納品させていただきました。

担当技術者より

今回ご対応させていただいたデスクトップパソコンですが、業務利用の為24時間電源を入れ続けてご使用されていたとのことでした。5年前からのご使用とのことですのでHDDの寿命（障害が発生しやすくなる基準）とちょうど重なる時期です。使用頻度が高いパソコンで４～５年経過した物がある場合はいつ故障しても大丈夫なようにバックアップを取ることを強くお勧めします。