データ復旧事例

データアクセスができなくなったリンクステーション(LS410D0101)からのデータ復旧（物理障害　香川県坂出市　飲食業）

投稿日：2022.02.17 更新日：2022.02.17

メーカー：バッファロー製(内蔵：東芝製)
型番：LS410D0101(内蔵：DT01ACA100)
症状：アクセスができない
障害：物理障害
費用：59,800円～ (税込み65,780円～)
期間：4日以内

※オプション料金別

お客様より

休憩時間中にSNS用の写真を保存しようとしてアクセスを試みたのですが、リンクステーションにつながらなくなっていました。何度か電源のオンオフも試してみましたが、キチンと起動しているかの確認もできません。店の売上や給与計算のデータ、写真のデータを保存しています。確定申告用のデータもあったはずなので、そちらの復旧もお願いしたいです。

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診断の結果

専用機器を通してハードディスクの通電確認を行ってみました。起動時に激しい異音が発生し、その後専用機器上での正常認識を確認することができました。データ領域内へのアクセスを行ってみると、情報の読み込みが不安定で不良セクタを大量に確認したため、物理障害が発生していることをお伝えしましたが、作業を進めていくうえで、重度物理障害での対応が発生するリスクもお伝えしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用して障害ハードディスクのクローンディスクの作成を開始しました。作業開始時から全体領域の10%ほどを取得するまでは、不良セクタの発生をかなり確認しましたが、それ以降は不良セクタを確認することはありませんでした。負荷調整などを行ってできうる限りのデータ領域の情報取得を行った結果、95%以上の領域取得に成功しました。クローンディスクのデータ領域内にアクセスを行うと、データの存在は確認できたのですが、もともとお客様から伺っていたデータの一部のみを確認できただけで、データ量的にも不足していたため、解析作業を行うことにしました。解析作業の結果確認、お客様から伺っていたデータの存在が確認できたため、データの一時取得を行いエクセルと写真のデータをそれぞれを30ファイルほどを日付の新しい順にオープン確認を行ってみました。選択したファイルすべて正常に開けることを確認できたため、復旧成功と判断しました。

復旧作業の結果

取得データのリストを作成し、作業の結果報告を行いました。クローン作業の時点で、不良セクタによって5%程度の領域が正常に読み込めていないことがあるため、一部のデータに破損のリスクがあることを了解委たたいたうえで、復旧成功とさせていただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

今回はなんとか物理障害での対応でデータ復旧を完了させることができましたが、診断結果が物理障害であっても、重度物理障害での対応を必要とする場合があります。そのようなケースの場合、復旧作業としての対応が完全に変わるため、再度お見積をご提示し、ご依頼いただくことで、作業を続行する形となります。お客様からのご要望で、そのまま物理障害での対応を継続をという結果となった場合、物理障害としての継続対応は可能ですが、データの復旧率が著しく下がる場合もあることをご理解いただければと思います。重度物理障害の場合、確実にハードディスクの開封作業が伴うため、必ずお客様からの了解をいただいてから作業を行うことを徹底しているため、重度物理障害での対応をキャンセルされた場合は、ハードディスクの開封は発生していないとご判断いただければと思います。重度物理障害での対応となった場合でも、定額プランでの対応は可能です。ハードディスクに障害が発生してしまったら、定額対応が可能なクイックマンへぜひご相談ください。