データ復旧事例

アクセスができなくなったリンクステーション（LS210D0201）からのデータ復旧(論理障害　兵庫県尼崎市　製造業)

投稿日：2021.02.09 更新日：2021.02.09

メーカー：Buffalo(内蔵：東芝)
型番：LS210D0201(内蔵：DT01ACA200)
症状：アクセスができなくなった
障害：論理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

事務機を導入している会社からサーバーとしてお勧めしていただいた機器です。週明け早々に使用できなくなってしまい、大変困っています。会計処理や請求書などのデータや、切削機械のデータも保存しています。一応見てもらったのですが、管理画面からもハードディスクを読めていないとのことでした。データがなくなると、今後の死活問題になるため、何とかデータを取り戻してほしいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ったっところ、特にこれといった物理的な障害は見当たりませんでした。データ領域へのアクセスも行ってみましたが、ハードディスクの認識が状態がリンクステーションが正常に認識した時の状態と違い、データが保存されるべきパーティションなどが存在していないため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を行いました。作業の途中で何度か挙動が不安定なところもありましたが、作業自体は問題が発生することなく無事に成功しました。クローンディスクのデータ領域については、初期診断時のお客様のハードディスクと同様の状態であったため、解析作業を行い、得た結果を一時取得しました。

復旧作業の結果

確保データの確認をお客様に行っていただきました。一部CADデータが含まれていましたが、それ以外の確認可能なデータを30ファイルほど確認していただき、選択いただいた30ファイルすべて正常に開くことを確認いただけました。復旧成功とさせいていただき、納品用媒体にデータをコピーし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

リンクステーションやテラステーションなどのNASについてもWindowsのようなOSというものが使用されています。このOSが起動することで、皆様が普段使用されているネットワーク上のドライブとして使用できるようになります。Windowsではないもう1台のパソコンと考えていただくと、もちろん突然何かしらの障害が起きることはあります。そのため、バックアップを行っていただき不測の事態に備えていただくことをお勧めします。