データ復旧事例

パソコンの入れ替え日に起動しなくなったデスクトップパソコン(XPS8300)からのデータ復旧(物理障害　徳島県徳島市　自営業)

投稿日：2023.11.18 更新日：2023.11.18

メーカー：DELL製(内蔵：Seagate製)
型番：XPS8700(内蔵：ST1000DM003)
症状：起動しなくなった
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込109,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

Windows7で購入したものをWindows10にあげて10年ほど使用してきました。本当はこのままWindows11にしたかったのですが、対応していないとのことで、新しいパソコンを準備して本日届いたのですが、使用していたパソコンの電源が今日になって、突然電源を入れても黒い画面のままになってしまいました。エクセルやワード、写真、PDF、一太郎のデータが重要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧専用機器にて初期診断を行いました。ハードディスク自体の起動や専用機器上での認識、制御情報へのアクセスについては特に問題なく行うことができました。データ領域内へのアクセスを行った際にランダムに不良セクタと呼ばれるデータの読み書きができない領域が見つかったため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器を使用してクローン作業を実施しました。何度か負荷調整を行って、読み出せる限りの情報を読みださせたところ、500セクタほどの不良セクタが残り、クローン作業が完了しました。作成したクローンディスクのデータ領域内にアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在を確認できたため、データの一時取得を行うことにしました。一時取得したデータのデスクトップやドキュメントフォルダにあるエクセルやワード、PDFのファイルをそれぞれ20ファイルほどピックアップしてオープン確認を行ったところ、それぞれのファイルで1ファイルないし2ファイルの破損が見つかりました。

復旧作業の結果

お客様へ作業完了の報告を行い、データリストをお送りして取得できたデータの確認を行っていただくことにしました。直近で必要なファイルをご指定いただいてのオープン確認依頼をいただいたため確認を行ってみると、ご指定いただいたファイルはすべて正常に開くことができる状態でした。こちらでのオープン確認を行ってみた際に、ファイル破損が発生していたため、復旧データの中にフォルダやファイルの破損が発生していることをご理解いただいたうえで、復旧作業成功とさせていただきました。一時取得できたデータを納品用媒体に移行させて復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

不良セクタが発生すると、発生量にかかわらずファイルやフォルダ破損のリスクが発生します。破損してしまっているファイルの場合、不良セクタの影響によって必要な情報が欠損し開けなくなってしまいます。エクセルやワードなどであれば、自己修復機能によって開くことができる場合がありますが、そのほとんどの場合は破損状態のままでの納品となり猿野で、ご理解をいただきますよう、お願いいたします。