データ復旧事例

LS220D0202G（バッファロー製リンクステーション）からのデータ復旧事例(内蔵HDDに物理障害が発生しアクセス不可大阪市中央区　サービス業)

投稿日：2020.07.27 更新日：2020.07.27

メーカー：バッファロー(内蔵：WesternDigital)
型番：LS220D0202G(内蔵：WD10EFRX)
症状：1番HDDに不良セクタが多発し物理障害が発生
障害：重度障害
費用：149,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

会社で10人程度で使用しているリンクステーションLS220D0202Gにアクセスができなくなりました。社内で詳しいものが、ナスナビゲーター上で確認した所、どうも1番のハードディスクが正常に認識していないとのことです。リンクステーションを導入設置した社員が近くにおらずRAID構成もわからない状態で非常に困っています。そこまで急いでいるデータはありませんが、過去の販促物のAI、PSD、PDFファイルや写真・画像データが多く保存されており、いつ必要になるかわかりません。何とかデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧クイックマン心斎橋本店にお持ち込みいただきその場で診断をさせていただきました。まず、障害の発生しているリンクステーションより1番2番のハードディスクを取外し、それぞれ個別に専用機器で障害の発生状況を確認しました。結果として、2番のハードディスクは正常に動作しますが1番のハードディスクは不良セクタと呼ばれる読取ができない領域が多発していました。不良セクタは通常、専用機器でクローンと取ることで対応を行いますが今回のケースでは、不良セクタがあまりにも多く発生していた為、データを復旧する為にはハードディスクの分解作業を伴う重度障害向けの処置が必要と判断いたしました。また、合わせて2番のハードディスクよりRAID情報を確認したところRAID0構成であることがわかりました。データを復旧する為には、物理障害の発生している1番ハードディスクに保存されている情報が必要になるため、今回の障害は「重度障害」と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

重度障害が発生している1番HDDの分解作業を実施しました。損傷していた磁気ヘッドの交換を実施することで専用機器で認識させることができました。すぐにクローン作業を実施しクローンの作成を実施しました。クローン中に再度ヘッドパーツが損傷した為、再交換作業を実施し作業をを進めました。結果として、99%以上の精度のクローンを作成することができました。その後、損傷のない2番HDDとで、RAID０を再構築することでお客様のデータを確認することができました。

復旧作業の結果

復旧できたデータを当社内で確認した結果、30点中30点のファイルが正常に開けることを確認しました。AIやPSDデータなどAdobe系のデータは一見正常に開けることができるように見えても内部データが破損しているケースが稀にあるので、店頭にてお客様にもご確認をいただきました。最新のデータから順番に確認していただき、問題がないとのご判断をいただくことができたのでご納品させていただきました。

担当技術者より

会社で毎日当然のように使用しているLinkStation等NAS機器ですが、トラブルが発生した際に、設置者がおらず設定内容などがわからず困ってしまうというケースは多くございます。日々の確認とバックアップをしっかりととれているかが、トラブル回避のポイントになりますので、NAS機器なども社内で担当者を決め、定期的なメンテナンスとご確認をいただくことをおススメしております。万が一、トラブルが発生した際は、データのプロであるクイックマンにまずはご相談ください。