データ復旧事例

LaCie(ラシー)製ポータブルHDDのデータ復旧事例|認識しない状態から動画編集データを復旧

投稿日:2020.01.22 更新日:2026.6.18

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LACIE(ラシー)は、Macユーザーや映像制作会社、デザイナー、写真家などのクリエイターを中心に人気の高い外付けHDDです。
特にオレンジ色のラバープロテクターが特徴の「Rugged(ラギッド)」シリーズは、持ち運びにも強く、ロケ現場や撮影現場でも多く利用されています。

しかし、耐久性が売りの機種ですが故障がない訳ではありません。
持ち運びが多い環境で使用されることから、落下や衝撃、経年劣化などによって突然認識しなくなる事もあります。

また、動画編集など大容量データを扱う用途で利用されることが多いため、障害が発生すると業務への影響も大きくなります。

今回は、映像制作会社様で使用されていたLACIE Rugged Thunderboltが突然認識しなくなった事例をご紹介します。

今回の復旧機器
メーカー:LaCie(ラシー)
機種:Rugged Thunderbolt USB3.0 9000489
症状:認識しない
障害内容:物理障害・ファイルシステム障害
期間:24時間
結果:動画編集データの復旧に成功

LACIEのHDDが認識しない時の主な症状

● Macでマウントされない
● Finderに表示されない
● 動画編集ソフトから素材が見えない
● 接続してもアクセスできない
● 読み込み中のまま開かない
● 異音が発生する

これらの症状は、ファイルシステムの破損だけでなく、ハードディスク内部の物理障害によって発生している場合があります。特に動画編集用途で使用されているLACIEには重要なプロジェクトデータが保存されていることが多く、慎重な対応が必要です。

お客様より

仕事で使用しているLACIE(ラシー)製ポータブルHDDが、動画編集作業中に突然認識しなくなりました。

Macへ接続し直したり再起動したりしましたが改善せず、保存していた映像データへアクセスできない状態になってしまいました。

納期直前の案件で使用していたため、Adobe Premiereのプロジェクトファイルや動画素材が必要でした。業務への影響が大きいため、できる限り早くデータを復旧してほしいです。

 

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診断の結果 物理障害とファイルシステム障害を確認

外付けケースから内蔵ハードディスクを取り出し、専用機器による診断を実施しました。

その結果、ハードディスク内の一部領域に不良セクタ(読み取りができない領域)が発生していることを確認しました。また、ファイルシステムにも破損が見られ、通常の方法ではフォルダ構成や保存データを確認できない状態でした。

このまま通電や再接続を繰り返すと障害が進行する可能性があるため、安全性を最優先に復旧作業を進めることにしました。

復旧作業 クローン作成後にデータ解析を実施

不良セクタが発生している状態で直接解析を行うと、障害が悪化する可能性があります。

そのため、まずは専用機器を使用してクローンハードディスクを作成しました。障害ディスクと同じ記録情報を持つ複製ディスクを作成し、そのクローンディスクから解析作業を実施しました。

解析の結果、お客様からお伺いしていたフォルダ構成や動画データ、Adobe Premiereのプロジェクトファイルを確認することができました。

動画編集データは容量が大きく、ファイル数も多いため、データの整合性を確認しながら慎重に作業を進めました。

復旧作業の結果 動画編集データの復旧に成功

動画編集データは一般的なOfficeファイルと異なり、編集ソフトや環境によって確認方法が異なります。

そのため、お客様にMacBookをお持ち込みいただき、実際の編集環境で復旧データの確認を行いました。

映像素材やAdobe Premiereのプロジェクトファイルについて慎重に確認していただいた結果、必要なデータが問題なく復旧できていることを確認し、復旧データとしてお渡しすることができました。

結果として、お持ち込みから約24時間で納品を行うことができ、お客様にも大変喜んでいただくことができました。

LACIEが認識しない時にやってはいけないこと

● 何度も抜き差しする
● 再起動を繰り返す
● 市販の復旧ソフトを試す
● フォーマットを実行する
● 異音がする状態で使い続ける

物理障害が発生している場合、通電やアクセスを繰り返すことで状態が悪化し、復旧率が低下する可能性があります。

特に異音が発生している場合は、磁気ヘッドや記録面に損傷が発生している可能性がありますので、電源を切って専門業者へ相談することをおすすめします。

担当技術者より

今回のご依頼は納期直前の案件ということもあり、できる限り早い対応をご希望されていました。

クイックマンでは、お客様のご事情に応じて夜間作業なども含めた対応を行っています。今回は優先対応により、お持ち込みから約24時間でデータをご納品することができました。

LACIE製外付けHDDは映像制作やデザイン業務で利用されることが多く、保存されているデータも業務への影響が大きいケースが少なくありません。

認識しない、マウントできない、異音がするといった症状が発生した場合は、通電や再起動を繰り返さず、できるだけ早くご相談いただくことをおすすめします。

まとめ|LACIE(ラシー)のデータ復旧はお任せください

今回の事例では、不良セクタによる物理障害とファイルシステム障害が発生していましたが、クローン作成とデータ解析によって動画編集データの復旧に成功しました。

LACIE RuggedシリーズやThunderbolt接続モデル、Macで使用していた外付けHDDの復旧実績も多数ございます。

「LACIEが認識しない」「動画データにアクセスできない」「Macでマウントできない」などの症状でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

 

 


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嶌津 篤勝(しまづ あつかつ)
幼い頃から様々な機器の分解が大好きで、ハードディスクの分解組み立てスピードと正確さはクイックマン随一の分解スピードマスター。精度も高く、分解成功率はなんと98%以上!頼れる分解技術者です。

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