データ復旧事例

明石市法人事例｜夜間出張対応でRAID崩壊した富士通 PRIMERGY TX1320 M3サーバーから特殊3DCADデータを即日復旧成功

投稿日：2025.09.05 更新日：2025.09.05

メーカー：富士通製
型番：PRIMERGY TX1320 M3　2TB×5
症状：アクセスできない
障害：RAID崩壊
期間：現地で即日

明石 TX1320 M3 夜間出張データ復旧事例：お客様より

明石市で製造業を営む法人様より「夜間メンテナンス後からサーバーが起動せず、設計部門の3DCADデータがすべて見られない」との緊急連絡が入りました。使用されていたのは富士通 PRIMERGY TX1320 M3（Windows Server 2016プリインストール）で、内蔵HDDはSeagate製2TB×5台／RAID5構成。設計部門の特殊3DCADデータや顧客図面データが集約されており、翌日の生産ラインや顧客打ち合わせに大きな影響が出る恐れがありました。お客様からは「今すぐ復旧してほしい」との強いご要望をいただき、神戸三宮ラボからデータ復旧専用機器を持ち込み、現地で即日対応を行うことになりました。

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明石 TX1320 M3 夜間出張データ復旧事例：診断結果

現地に到着後、まずサーバー内のSeagate製HDD 5台を専用機器で個別に診断しました。その結果、HDD自体には物理的な障害はなく全台が正常に認識されました。障害の原因は、夜間メンテナンス中に行われていたRAIDコントローラのファームウェア更新作業中に停電が発生し、RAID情報が不完全なまま保存されたことでした。その結果、RAID構成が崩壊し、OSが起動できずデータにアクセスできなくなっていました。物理障害がないため、データ復旧の見込みが高いことをお客様にご説明し、その場で作業開始となりました。

明石 TX1320 M3 夜間出張データ復旧事例：復旧作業実施

HDDをサーバー本体から取り外し、持ち込んだデータ復旧専用機器でRAID情報を詳細に解析しました。RAID崩壊時はストライプサイズやディスク順序といった構成情報が失われている場合があり、正しいパラメータの特定には慎重な解析が必要です。複数の解析パターンを検証し、正確なRAID5構成を再構築しました。データ領域にアクセスし、特に翌日の打ち合わせに必要な3DCADデータを優先して安全に抽出しました。

明石 TX1320 M3 夜間出張データ復旧事例：復旧作業の結果

復旧データは持ち込んだ外付けHDDに保存し、その場でレンタルでの納品を行いました。データ内容を熟知している設計担当者様に実際の3DCADデータを開いて確認していただきました。必要なファイルがすべて正常に開けることを確認後、そのまま外付けHDDにて即日納品しました。業務再開に間に合い、お客様からは「夜間対応で助かった」と大変ご満足いただけました。

明石 TX1320 M3 夜間出張データ復旧事例：担当技術者より

RAIDコントローラのファームウェア更新中はRAID構成情報が書き換えられており、停電や不具合が発生するとRAID崩壊に直結するリスクがあります。特に製造業のような重要データを扱うサーバーでは、更新作業前のバックアップ取得やUPSの定期点検を徹底することが再発防止の鍵となります。

明石 TX1320 M3 夜間出張データ復旧事例：まとめ

明石市で発生した富士通 PRIMERGY TX1320 M3（Windows Server 2016プリインストール）の障害は、夜間メンテナンス中の停電によりRAID構成情報が不完全なまま保存され、OSが起動できなくなったことが原因でした。内蔵HDDはSeagate製2TB×5台／RAID5構成で、物理障害がないことを確認し、現地でRAID再構築とデータ抽出を実施。特殊3DCADデータを即日復旧し、業務再開に間に合わせることができました。