データ復旧事例

姫路市データ復旧事例：Synologyに突然アクセス出来なくなった姫路市の美容室様からのデータ復旧ご依頼に成功（姫路市美容室）

投稿日：2024.04.17 更新日：2024.4.18

メーカー：Synology製
型番：DiskStation DS218J　容量:2TB×2
症状：アクセスできない
障害：RAID障害
期間：7日

姫路市データ復旧事例：お客様より　カットモデルの写真やカット動画などをSynologyに保存　

姫路市内からデータ復旧依頼のご相談がありました。美容室を運営されているお客様で、店舗内で使っているSynologyのDS218Jがメンテナンス後アクセス出来なくなったとの事です。詳しく内容をお伺いすると、1台の内蔵HDDに障害が発生した為交換が必要である旨のメッセージが表示されたとの事。マニュアル通りに障害が発生している内蔵HDDを取外し、購入してきた新しいHDDを組み込み修復を行ったそうです。その後ストレージプールがクラッシュしたと表示され付属ソフトのDSM経由でもアクセス出来なくなった様です。今後必要になるデータもある為データの復旧をご希望されていて神戸まで所用でお越しになられるので見てほしいとご相談頂きました。DS218Jと外した障害HDDもお持込頂く様ご案内致しました。

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姫路市データ復旧事例：診断結果　DS218J内の交換不要だったHDDに不良セクターを確認

姫路市からお越し頂き、お客様のDS218Jを拝見いたしました。すぐに診断に取り掛かります。各Slot番号を控えて順にデータ復旧専用機器に接続しデータ領域を確認すると、1番Slotには元々組み込んでいたHDDがあったのですが、データ領域内に不良セクターが発生している事が分かりました。次に2番SlotのHDDを確認すると全体の1/4程度のデータしか入っておらず、おそらくリビルド中にHDDに不良セクタが拡大したのではないかと推測しました。物理障害と診断しクローニング実施後内部からデータの確保が出来る可能性がある事をお伝えしました。お客様より正式に受注頂いたので作業に取り掛かります。

姫路市データ復旧事例：復旧作業実施　クローンディスクを仮想RAIDで再構成

すぐに専用機器と障害HDDを接続しクローン作製を行います。不良セクターが発生していないHDDにクローンを作製する事によって、正常に起動できるようになります。ただクローン作製時にデータを読み込む精度が高くなければ必要なデータをクローン出来ない可能性があります。当店が使用している専用機器はHDD自体を制御し、更に磁気ヘッドを制御する事によって不良セクター上のデータも読み込むことが可能です。パラメータを変えたり読み取る時間を変えたり様々な調整を行い、無事99/8%以上の精度でデータクローンをする事が出来ました。クローンディスクを専用機器に接続し、専用機器上で仮想RAIDで再構築します。無事RAIDの再構成を行う事が出来ました。RAID内の保存領域からお客様のデータを別の媒体に確保します。無事確保が出来たのでお客様に確保完了のご連絡を行ったところ、次回ご来店頂ける日時のご予約を頂きました。

姫路市データ復旧事例：復旧作業結果　全てのデータが完全復旧　今後のデータの保管方法についてもご案内

お客様に再度姫路からご来店頂き、早速DS218Jのデータが復旧できているか確認して頂きました。まずは近々必要になると言うデータが保管されたフォルダのご確認をお願い致しました。中には画像が20カットほど入っておりましたが全て問題なく開けるデータでホッとしました。次にこれまでの経理データが保管されているフォルダを確認されました。こちらもすべて問題ないとの事でした。その後は気になるデータなどをいくつかご確認頂き、すべて問題が無く喜んで頂く事が出来ました。この瞬間いつもお客様のお力になれてよかったと嬉しくなります。お客様から納品用のHDDをお預りし確保したデータを納品用HDDにコピーし発送納品する事になりました。

姫路市データ復旧事例：担当技術者より　

DS218J等のNASですが1台のHDDが壊れた際に新しいHDDと交換すると、自動再構築を行ってくれる製品が多くあります。しかし壊れたHDDも壊れていないHDDも恐らく同時期に出荷されて同じように動作していたHDDの為、自動再構築を行っている際の負荷が原因で今回のお客様の様になる事があります。出来るだけ再構築を行う前にバックアップを取るようにして。