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【プロが解説】TeraStationのエラー「E04」「E13」の本当の原因と、データ消失を防ぐための正しい対処法
※この記事は2026年3月に更新しております
オフィスの中心であるTeraStation(テラステーション)の液晶ディスプレイに、突然「E04 Can’t Load Krnl!」や「E13 RAID Error」という赤いエラー表示が出てアクセスできなくなり、お困りでしょうか?
業務データや共有ファイルが一切見られなくなり、非常に焦る状況かと思いますが、まずは落ち着いて本体の電源を切ってください。
これらのエラーは、単なる一時的なシステムトラブルではなく、内部のハードディスク(HDD)に致命的な障害が発生しているサインです。
この記事では、これまで数多くの重度障害からデータを救出してきたデータ復旧クイックマンのエンジニアが、E04・E13エラーの根本的な原因と、絶対にやってはいけないNG行動について、プロの視点から詳しく解説します。
1. 【お急ぎの方へ】E04・E13エラーの概要とすぐにとるべき行動
パニックにならず正しい初動をとれるよう、まずは現在の状況と結論をまとめました。
| エラーコード | ディスプレイ表示 | 主な原因と現在の状態 | 危険度 |
|---|---|---|---|
| E04 | E04 Can’t Load Krnl! | ファームウェア(OS)の破損、またはOSが保存されている HDD領域の物理・論理障害により、起動できない状態。 |
大 |
| E13 | E13 RAID Error E13 Arrayx Error |
HDDの故障によりRAIDアレイ(複数台のHDDで作るデータ構成) が崩壊、または機能縮退(デグレード)している状態。 |
大 |
【推奨されるアクション】
どちらのエラーが出た場合でも、直ちに主電源を切り、そのままの状態で専門業者へ診断を依頼してください。 通電を続けるだけでも状態は悪化し、最悪の場合は二度とデータが取り出せなくなります。
2. エンジニアが解説:なぜ「E04」や「E13」が発生するのか?
一般的な情報サイトや取扱説明書では「ファームウェアが壊れた」「ドライブが故障した」と一言で片付けられがちですが、データ復旧の現場から見ると、実態はより複雑で深刻です。
「E04 Can’t Load Krnl!」の本当の恐ろしさ
TeraStationは電源を入れると、基板のチェックを行った後、HDD内のシステム領域(OS部)を読み込みます。「Can’t Load Krnl!(カーネルがロードできない)」というエラーは、このOSの読み込みに失敗していることを示します。
単にアップデートの失敗等でOSデータが書き換わってしまった「論理障害」のケースもありますが、実際の現場で圧倒的に多いのは、「OS情報が書き込まれているHDDのプラッタ(記録面)に傷が入り、物理的に読み込めなくなっている(物理障害)」というケースです。この場合、ファームウェアの修復ソフトなどを走らせても絶対に直りません。
「E13 RAID Error」が発生するメカニズム
E13エラーは、RAIDを構成している複数台のHDDのうち、1台または複数台に異常が発生し、正常なRAID構成が維持できなくなった(RAID崩壊・デグレード)ことを警告しています。
「1台壊れただけならRAID5だから大丈夫だろう」と安心するのは大変危険です。TeraStationに搭載されている複数のHDDは、同じロット(同時期に製造されたもの)であることが多く、1台が寿命を迎えてE13を出した時点で、他のHDDもいつ壊れてもおかしくない限界の状態にあります。
3. データ消失に直結!絶対にやってはいけない4つのNG行動
ネット上には「自分で直す方法」が散見されますが、これらはデータ復旧の難易度を跳ね上げる非常に危険な行為です。以下の行動は絶対にお控えください。
NG行動①:何度も再起動(電源のON/OFF)を繰り返す
「再起動すれば直るかもしれない」と何度も電源のON/OFFを繰り返すのは厳禁です。
HDDが物理的に故障している場合、通電のたびに読み取り針(ヘッド)がディスク盤面を削り、「スクラッチ」と呼ばれる致命的な傷をつけてしまいます。スクラッチが入ると、いかなる専門業者でもデータの救出が不可能になる確率が跳ね上がります。
NG行動②:安易な「リビルド(再構築)」の実行
E13エラーが出た際、壊れたHDDを新しいものに交換し「リビルド(再構築)」をかける操作は、IT管理者の方が最もやりがちな失敗です。
リビルドは残りのHDDに数時間〜数十時間にわたって極めて高い負荷をかけます。限界を迎えていた他のHDDがこの負荷に耐えきれずにリビルド中に故障し、「完全にRAIDが崩壊して全データが消失する」という悲劇が後を絶ちません。
NG行動③:EMモード等での強制ファームウェアアップデート
ネットでよく紹介されている「EMモード(エマージェンシーモード)」などを利用したファームウェアの強制書き換えは、E04エラーに対する一か八かのギャンブルです。
RAIDの構成情報が乱れている状態で強制アップデートを行うと、本来のデータ領域にシステムデータが誤って上書きされてしまい、ファイル構造が完全に破壊される「重度論理障害」を引き起こします。
NG行動④:HDDを取り出してパソコンに繋ぐ
TeraStation内部のHDDは「Linux形式」でフォーマットされているため、Windowsのパソコンに直接繋いでもデータは見られません。それどころか、Windowsが「フォーマットしますか?」と聞いてきて、誤って「はい」を押してしまう事故が多発しています。
4. データ復旧クイックマンでの「E04/E13」復旧アプローチ
データ復旧クイックマンでは、エラーコードの表面的な意味にとらわれず、深い技術力と専門設備を用いて安全にデータを救出します。
- バイナリレベルでのRAID解析:
E13エラー等でRAID構成が崩壊した場合、安易に復旧ソフトをかけることはしません。エンジニアが直接バイナリデータ(16進数)を確認し、パリティブロックのズレやブロックサイズを手動で計算・結合することで、破損のない綺麗な状態でデータを抽出します。 - 物理障害への対応(クリーンルーム完備):
E04エラーの原因がHDDの重度物理障害であった場合でも、自社内のクリーンルームにて開封作業を行い、ドナー部品の移植やファームウェアの修復を行うことが可能です。
5. データ復旧クイックマンの「E04/E13」データ復旧事例
他社で「復旧不可」と診断された機器も含め、クイックマンでは高い技術力でE04エラーからのデータ抽出に成功しています。
EMモードE04からE13でアクセスできないTeraStation(TS-2.0GL/R5)からのデータ復旧
メーカー:BUFFALO(内蔵HDD Seagate製)
型番:TS-2.0GL/R5(内蔵HDD ST3500413AS)
症状:エラー(E04、E13)が発生しアクセスできない
障害状態:物理障害
費用:149,800円(+税)~
期間:1週間程度
※オプション料金別
お客様より(京都府向日市 製造業)
会社でデータ共有で使用しているTeraStationにアクセスできなくなりました。社内の情報システム担当に対応してもらいましたが直すことができませんでした。担当の話では、最初2番ハードディスクにエラーが発生しておりE04のエラーコードが発生した。2番ハードディスクを新しいハードディスクに入れ替えてリビルドを試みたが3番4番ハードディスクにもエラーが表示され、最終的にはE13のエラーコードで手に負えないとのことです。管理部署で使用しているTeraStationでエクセルやワードなど5~10年分の社内資料が保存されています。データの復旧をお願いします。
診断の結果
お持ち込みいただいた内蔵ハードディスク4台の障害を専用機器で診断しました。長年使用しているハードディスクですので、4台ともに不良セクタと呼ばれる読み込み不良の領域を確認いたしました。特に、最初にエラーの発生した2番ハードディスクに多くの不良セクタが発生しておりました。データ復旧を行う為には、専用機器でクローンの作成が必須の為、物理障害と判断しました。
復旧作業にチャレンジです
専用機器で障害ハードディスクの動作を制御しながら、クローンハードディスクの作成を行いました。通常の読込速度では、読み込めない不良セクタは設定を調節しながら、できる限り100%に近いクローンを作成します。その後、作成した4台のクローンハードディスクを別の専用機器に繋ぎ、ソフトウェア上でRAIDの解析と再構築を行いました。今回はリビルド作業に失敗している為、解析作業に少し時間がかかりましたが最終的には、お客様からお聞きしたフォルダ構成を復元することができ必要なデータを確認することができました。
復旧作業の結果
復旧できたデータをお客様にご確認いただきました。5年~10年にわたり複数人で使用されていた為、全てのデータを把握していないとのことでしたが、少なくともここ1年以内の重要なデータについては全てのデータが復旧できているとのことで、復旧成功とご判断いただきました。
担当技術者より
今回ご依頼いただいたTeraStation(TS-2.0GL/R5)は10年近く使用されていたとのことでした。お客様にてリビルド作業を実施した為に、症状が悪化してしまったことを悔やんでおられました。TeraStaionやLANDISKなどのRAID機器のリビルド(故障したハードディスクを交換してRAIDを再構築する作業)は、ハードディスク内のデータの書き換えが多く発生しハードディスクに多大な負荷がかかります。同じ機器内で同時期に使用されたハードディスの1台が故障したということは他のハードディスクも寿命が近い可能性があります。ハードディス1台が故障しハードディスクの交換後のリビルド作業で別のハードディスクに障害が発生するという事例は非常に多いです。防止の方法として、リビルド前には必ずバックアップを取っていただいてからリビルド作業を実施することを強くおススメいたします。平常ではわかっていてもエラーが発生すると、冷静な判断ができないこともございますのでお気を付けください。
その他のTeraStation [E04 E13]エラーに関する復旧事例は以下のリンクからご覧ください
TeraStation「System Error E04 Can’t Load krnl」エラーでアクセス不可
兵庫県・神戸のTeraStationデータ復旧|修理店・メーカーで直せない障害を即日解析
エラーコード表示のTeraStationから出張でのデータ復旧に成功しました!(物理障害 エラーコードが表 大阪市西区 不動産業)
【西神中央】NAS故障でバックアップが取れていない!バッファローLS-QV4.0TL/R5の複合障害から重要データを緊急復旧
6. TeraStationのトラブルは、技術力で選ぶプロにお任せください
E04やE13エラーは、少しの判断ミスがすべてのデータを失う結果に繋がります。「なんとか自社内で安く直そう」と試行錯誤した結果、取り返しのつかない状態になってからご相談いただくケースが本当に多いのが実情です。
私たちデータ復旧クイックマンは、高度な論理障害の解析から、クリーンルームを用いた重度物理障害の復旧まで、自社内で完結できる高い専門性と技術力を持っています。
「社内の重要なデータを絶対に失いたくない」という方は、あれこれ操作をする前に機器の電源を切り、まずは当社の無料初期診断をご利用ください。専門のエンジニアが迅速かつ正確に状況を診断いたします。
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データ復旧クイックマン 心斎橋本店 |
(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒) |
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データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店 |
(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面) |
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データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ |
(三宮駅からさんちか通ってすぐ!市役所の南側です) |
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データ復旧クイックマン 名古屋本店 |
(地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分) |
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