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梅雨・台風シーズンに多いデータトラブルと正しい対処法|データ復旧クイックマン

 

梅雨・台風シーズンに多いデータトラブル3つ

毎年6月〜10月にかけて、クイックマンには天候に起因するデータ復旧のご相談が急増します。
特に多いのが次の3パターンです。

①水没・浸水 ──

台風や集中豪雨で自宅・オフィスが浸水し、パソコンやNAS、外付けHDDが水に浸かってしまうケース。
床上浸水だけでなく、雨漏りでデスクトップPCに水滴が落ちたという事例もあります。

②停電・落雷 ──

落雷による瞬間的な過電圧や、台風に伴う長時間の停電で、
HDD・NAS・サーバーの基板や電子部品が損傷するケース。
特にNASやRAIDサーバーは停電後の再起動時にRAID崩壊を起こすことがあり、被害が深刻になりがちです。

③湿気・結露 ──

梅雨時期の高湿度環境で、機器内部に結露が発生し、HDDのヘッドや基板がショートするケース。
空調を切った夜間のオフィスや、風通しの悪いサーバールームで起きやすいトラブルです。

いずれも「そのとき何をするか」で、データが復旧できるかどうかが大きく変わります。
以下で、それぞれの正しい対処法を解説します。

水没・浸水した機器のデータは復旧できる?

結論から言うと、水没した機器からでもデータ復旧は可能です。
HDDの内部は密閉構造になっており、
短時間の浸水であればプラッター(データ記録面)にまで水が到達していないケースが多くあります。
ただし、復旧の可否は「水没後の対応」で決まると言っても過言ではありません。

■ 復旧できた事例に共通すること

・水没後すぐに電源を入れなかった
・機器を無理に乾かさず、そのまま復旧業者に持ち込んだ
・泥水に浸かった場合も、自分で洗浄せずプロに任せた

■ 復旧が困難になった事例に共通すること

・「乾けば動くかも」と通電してしまった(ショートで基板が焼損)
・ドライヤーで乾かした(熱でプラッターが変形)
・泥を落とそうと水道水で洗った(不純物がヘッドに付着)

水没した機器は「触らない・通電しない・乾かさない」が鉄則です。

 

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。

 

 

停電・落雷で壊れた機器のデータ復旧

落雷や台風に伴う停電では、大きく分けて2種類のダメージが発生します。

【過電圧(サージ)による基板損傷】

雷が電線や通信回線を通じて室内に侵入し、パソコンやNASの電源基板・制御基板を焼損させます。
「焦げた臭いがする」「電源ランプが一切点かない」場合はこのパターンです。
基板交換やチップ移植で復旧できる場合がありますが、
市販のサージプロテクターでは防ぎきれない規模の雷もあります。

【突然の電源断によるRAID崩壊・ファイルシステム破損】

NASやRAIDサーバーは、書き込み中に電源が落ちると整合性が崩れ、
再起動時にRAID崩壊やファイルシステム破損を起こすことがあります。
このとき最も危険なのが「自動リビルド」です。
崩壊した状態で再構築が走ると、正常だったデータまで上書きされてしまいます。

停電後にNASやサーバーが正常に起動しない場合、
すぐに電源を切り復旧業者に相談してください。
自己判断でのリビルド実行は、復旧率を大きく下げる最大の原因です。

 

湿気・結露がHDD/NASに与えるダメージ

梅雨時期に見落としがちなのが、湿気によるダメージです。
HDDは内部でプラッターが高速回転しており、わずかな結露でもヘッドクラッシュ
(ヘッドがプラッター表面に接触して傷をつける事故)の原因になります。

■ こんな環境は要注意

・エアコンのないサーバールーム(夜間・休日に室温が上昇)
・窓際に置いた外付けHDD(朝方の温度差で結露)
・除湿していないクローゼットや押し入れに保管したバックアップHDD
・冷房の効いた部屋から暑い屋外へ持ち出すノートPC

湿度が60%を超える環境にHDDを長時間置くと、プラッター表面に水分が付着するリスクが高まります。
特に普段通電していないバックアップ用HDDは、内部に結露が溜まっていても気づかず、
いざ使おうと電源を入れた瞬間にヘッドクラッシュを起こすことがあります。
日本の梅雨〜夏場は湿度80%を超える日も珍しくありません。
機器の保管場所と温度管理には十分ご注意ください。

 

絶対にやってはいけないNG行動 5選

天候トラブルで機器が故障した際、焦って次のような行動を取ると、復旧率が大幅に下がります。

NG① 水没した機器に通電する

→ 基板がショートし、修復不能な焼損を起こします。
「乾いたから大丈夫」は最も危険な判断です。内部に残った水分は目に見えません。

NG② ドライヤーや直射日光で乾かす

→ HDDのプラッターは熱に弱く、60℃以上で変形する可能性があります。
データの読み取りが不可能になるケースもあります。

NG③ 停電後にNAS/サーバーの電源を何度も入れ直す

→ ファイルシステムの破損が拡大し、RAID崩壊を誘発する恐れがあります。
1回起動して異常があれば、すぐに電源を切ってください。

NG④ 自己判断でRAIDリビルドを実行する

→ 崩壊したアレイに対してリビルドをかけると、正常なデータ領域まで上書きされます。
復旧業者でも対応困難になる最悪のパターンです。

NG⑤ 泥や汚れを水道水で洗い流す

→ 水道水に含まれるカルキや微粒子がプラッターに固着し、
クリーンルームでの洗浄でも除去できなくなることがあります。

 

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。

 

 

季節トラブルからの復旧事例

【事例1:台風で事務所が浸水 ── NAS 4台のデータを全台復旧】

大阪市内の建設業

台風による床上浸水で、業務用NAS(Synology DS920+)4台が水没。
翌日に通電せずそのままお持ち込みいただきました。
内蔵されているHDDの洗浄・診断を行いましたが、内部までの浸水はありませんでした。
CADデータ・図面など約1TBを救出しました。お客様が通電しなかったことが、全台復旧の最大の要因でした。

【事例2:落雷でサーバーの電源基板が焼損 ── RAID5のデータを復旧】

名古屋市の製造業

夏の落雷で社内ファイルサーバー(Dell PowerEdge)の電源ユニットと制御基板が破損。
電源が一切入らない状態でしたが、HDDはダメージを受けておらず、
ディスクを取り出してクイックマンのRAID復旧環境で再構築。約2TBの業務データを復旧しました。

【事例3:梅雨時期に外付けHDDが認識しなくなった】

神戸市の個人のお客様

6月に半年ぶりに家族写真の保存用の外付けHDD(WD My Passport 2TB)を接続したところ、
カチカチと異音がして認識しない状態でした。
開封すると、プラッター表面にヘッドが吸着していました。
クリーンルームでヘッド吸着解除を行い、写真・動画データ約3TBを復旧しました。

 

梅雨・台風に備えるデータ保護対策 5つ

トラブルが起きてからでは遅い対策もあります。この時期にぜひ見直していただきたい5つのポイントです。

対策① バックアップの「3-2-1ルール」を実践する

大切なデータは「3つのコピーを、2種類の媒体に、1つは遠隔地に」保管するのが基本です。
NASだけに頼らず、クラウドストレージとの併用をおすすめします。

対策② UPS(無停電電源装置)を導入する

NASやサーバーにはUPSの設置を強くおすすめします。
停電時に自動シャットダウンする機能があり、突然の電源断によるRAID崩壊を防げます。

対策③ サーバールーム・NAS設置場所の湿度管理

湿度計を設置し、60%以上になったら除湿器やエアコンのドライ機能で対策しましょう。
休日や夜間もタイマー運転で湿度を管理するのが理想です。

対策④ 雷が鳴り始めたらコンセントを抜く

サージプロテクターがあっても、直撃雷には耐えられません。
雷が近づいたら、可能であればNASやサーバーを安全にシャットダウンし、
電源ケーブルとLANケーブルを抜くのが最も確実な対策です。

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. 水没した外付けHDDを乾かしてから電源を入れても大丈夫ですか?

A. いいえ、絶対に通電しないでください。
外見が乾いていても内部に水分が残っている可能性が高く、通電するとショートして基板が焼損し、
復旧が困難になります。
乾かさず、そのままの状態で復旧業者にお持ちください。

Q. 台風で浸水した場合、保険でデータ復旧費用は出ますか?

A. 火災保険の「水災補償」に加入していれば、データ復旧費用が補償対象になる場合があります。
保険会社により対応が異なりますので、保険証券をご確認の上、保険会社にお問い合わせください。
クイックマンでは保険申請用の見積書・報告書の発行も承っています。

Q. 落雷でNASの電源が入らなくなりました。HDDは無事でしょうか?

A. 落雷による過電圧は、電源基板や制御基板を焼損させますが、
HDD自体は無事なケースが多いです。
基板が壊れただけであれば、HDDを取り出してデータを復旧できる可能性が高いです。
通電を繰り返さず、そのままお持ちください。

Q. 停電後にNASを起動したらRAIDエラーが出ました。リビルドして大丈夫ですか?

A. リビルドは絶対に実行しないでください。
RAID崩壊状態でリビルドをかけると、正常なデータ領域まで上書きされ、
復旧が極めて困難になります。
エラーが表示されたら電源を切り、すぐに復旧業者にご相談ください。

Q. 梅雨時期、外付けHDDの保管で気をつけることはありますか?

A. 湿度60%以下の環境で保管することが大切です。
防湿庫やシリカゲル入りの密閉容器がおすすめです。
長期間使わないHDDほど結露のリスクが高いため、
半年に1回は通電して動作確認することも有効です。

Q. 対応エリアはどこですか?来店以外でも対応できますか?

A. 心斎橋本店、梅田大阪駅前店、神戸三宮ラボ、名古屋本店への来店のほか、
全国から宅配便での受付も行っています。
水没機器の場合はビニール袋に入れ、緩衝材で梱包してお送りください。

 

 

 

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