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データ保存方法の選び方|HDD・SSD・USBメモリ・NAS・クラウドを徹底比較
「写真や仕事のデータはどこに保存すれば安全?」
「外付けHDDとクラウド、どちらが安心?」
「NASは本当に必要?」
データの保存にはさまざまな方法があります。
しかし、どの保存方法にもメリット・デメリットがあり、「これさえ使えば絶対安心」というものはありません。
当社はデータ復旧専門会社として、毎日のように「突然データにアクセスできなくなった」というご相談をいただいています。
多くのお客様が「昨日まで普通に使えていたのに…」と驚かれますが、実際にはHDDやSSD、USBメモリなどの保存媒体には寿命があり、いつか故障します。
この記事では、それぞれの保存方法の特徴やメリット・デメリットを比較しながら、大切なデータを安全に保存するためのポイントをご紹介します。
保存媒体には寿命があります
データを保存しているHDDやSSD、USBメモリ、NASなどの保存媒体は、機械や電子部品でできています。そのため、長年使用していると経年劣化や故障が発生することがあります。
例えば、
・HDDはモーターや磁気ヘッドなどの機械部品が劣化する
・SSDはフラッシュメモリの書き込み回数に限界がある
・USBメモリもSSDと同様に寿命がある
・NASも内部のHDDや電子部品が故障する可能性がある
といったようにそれぞれに故障の要因となる特徴があります。
保存媒体が故障すると、保存していたデータにアクセスできなくなります。
実際に当社へ寄せられるご相談にも、
・外付けHDDが突然認識しなくなった
・USBメモリを挿しても開けない
・SSDが突然認識しない
・NASにアクセスできなくなった
といったトラブルが数多くあります。
つまり、「まだ使えるから大丈夫」ではなく、「保存媒体はいつか故障するもの」と考えておくことが大切です。
データを守る基本は「バックアップ」
データを安全に保管するために最も有効は方法は「バックアップ」です。
例えば、パソコンだけに保存している場合、そのパソコンが故障すればデータにアクセスできなくなる可能性があります。
しかし、「パソコン」「外付けHDD」「クラウド」というように複数の場所へ保存しておけば、
一つが故障しても別の保存先からデータを取り出せます。
バックアップとは、「もう一つ同じデータを持っておくこと」です。
大切なデータほど、複数の保存先へ保存することをおすすめします。
世界標準のバックアップ方法「3-2-1ルール」
企業や自治体でも採用されているバックアップの考え方に「3-2-1ルール」というものがあります。
「3-2-1ルール」では次のように考えます。
・データを3つ保持する
・2種類以上の保存媒体に保存する
・1つは別の場所に保管する
例えば、
【NAS】→【外付けHDD】→【クラウド】という組み合わせなら、
NASが故障しても外付けHDから復元でき、
万が一災害で【NAS】や【外付けHDD】が使えなくなってもクラウドにデータが残っています。
保存媒体ごとの特徴
【USBメモリ】
USBメモリは価格が安く、小型で持ち運びやすいため、データの受け渡しによく利用されています。
一方で、紛失しやすく、衝撃や静電気にも弱いため、長期保存にはあまり向いていません。
重要なデータをUSBメモリだけに保存することはおすすめできません。
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【外付けHDD】
外付けHDDは容量が大きく、価格も比較的安いため、写真や動画などの保存先として人気があります。
しかし、内部には高速で回転するディスクや磁気ヘッドがあり、落下や衝撃によって故障することがあります。
バックアップ先としては優秀ですが、外付けHDD一台だけに保存するのではなく、さらに別の保存先を用意すると安心です。
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【ポータブルHDD】
持ち運びしやすいポータブルHDDは、ノートパソコンと一緒に使われることが多い保存媒体です。
その反面、落下やケーブル抜けによる故障が多く、当社でも非常にご相談の多い機器の一つです。
持ち運びが多い場合は、定期的なバックアップをおすすめします。
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【ポータブルSSD】
SSDはHDDより高速で、衝撃にも比較的強いという特徴があります。
しかし、「衝撃に強い=壊れない」ではありません。
SSDは前触れなく突然認識しなくなるケースもあり、バックアップなしで使用するのは危険です。
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【クラウドストレージ】
Google DriveやOneDriveなどのクラウドサービスは、インターネット経由でデータを保存できます。
パソコンが故障しても別の端末からアクセスできるため、災害対策にも有効です。
ただし、月額料金がかかることや、誤って削除したデータが一定期間を過ぎると復元できない場合があるなど、注意点もあります。
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【NAS】
NASはネットワーク経由で複数人がデータを共有できる保存装置です。
大容量のデータ管理に適しており、企業だけでなく家庭でも利用されることが増えています。
RAID機能を搭載したNASも多く、「故障に強い」というイメージがありますが、RAIDはバックアップではありません。
誤操作やランサムウェア、火災・水害などではRAIDでもデータを守れないため、NASを利用する場合も別の保存先へのバックアップが必要です。
用途別おすすめの保存方法
用途によって最適な保存方法は異なります。
まとめ
HDD、SSD、USBメモリ、NAS、クラウドなど、どの保存方法にもそれぞれ特徴があります。
便利さや価格だけで選ぶのではなく、「故障する可能性がある」という前提で複数の保存先を組み合わせることが、大切なデータを守るポイントです。
また、「RAIDだから安心」「SSDだから壊れない」「クラウドだから100%安全」といった保存方法は存在しません。
万が一、保存媒体が故障してデータにアクセスできなくなった場合でも、バックアップがあれば被害を最小限に抑えられます。
もし保存媒体が突然認識しなくなった場合は、何度も接続を繰り返したり初期化を行ったりせず、まずは現在の状態を確認することが重要です。
大切なデータを守るためにも、ぜひ一度、ご自身の保存方法を見直してみてはいかがでしょうか。
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