データ復旧事例
神戸市西区データ復旧事例|Synology DiskStation DS918+のアクセスできなくなった共有フォルダから特急でデータ復旧に成功
メーカー:Synology製
型番:DiskStation DS918+
容量:4TB HDD×4台
症状:共有フォルダにアクセスできず管理画面でも異常表示
障害:RAID崩壊
期間:先行納品2日/全データ納品5日
お問合せ内容:共有フォルダが開けず受発注と商品更新が止まった
神戸市西区西神中央エリアで卸とEC運用を行う法人様より、社内共有NASが突然開けなくなったとのご相談をいただきました。Synology DS918+を4TB×4台のRAID5で運用し、商品マスタ、受発注データ、撮影画像、販促資料などを一元管理されていました。前日まで通常稼働していたものの、朝からネットワークドライブが切断され、共有フォルダを開こうとするとエラーが出る状態になったとのことです。バックアップは一部のみで、特に直近の在庫更新と出荷関連のデータが戻らないと業務に直結するため、「できるだけ早く必要な範囲だけでも取り出してほしい」とお急ぎのご要望でした。
診断結果:1台に読取不安はあるが試験読み取りで物理障害は未確認
診断のためにNAS本体の通電は行わず、4台のHDDを取り出してデータ復旧専用機器で状態を確認しました。その結果、1台のHDDで不良セクタが多く確認でき、物理障害が進行している状態でした。一方で残り3台は読み取り状態が安定しており、現時点で致命的な物理的異常は見られませんでした。本件はRAID5構成で障害が1台のみの想定かつお急ぎ対応のため、障害ディスクの全体クローンを先に進めるのではなく、まずこの3台でRAID5の構成情報を特定後、仮想RAIDを構築して最新データの有無を確認する方針をご説明しました。
復旧作業実施:3台で仮想RAIDを構築し最重要データの先行確保を実施
お急ぎのご要望に合わせ、まず状態が良好な3台をデータ復旧専用機器に接続し、RAID5の構成情報を特定後、仮想RAIDを再構築しました。あわせてお客様へ最終データの更新状況をヒアリングし、再構築したボリューム内に最新世代の受発注データや商品マスタが存在することを確認しました。確認が取れた時点で、最重要フォルダのデータ確保を優先し、業務再開に直結する範囲から順に抽出を進めました。その後の状況と必要性を見極めたうえで、障害ディスクへの追加対応や安全措置を検討する流れとしました。
復旧作業の結果:主要データを2日で先行、全体を5日で復旧
仮想RAID上で共有フォルダの参照が可能となり、商品マスタ、受発注関連、直近の撮影画像と更新台帳を優先して抽出しました。最重要の業務データはお預かりから2日で先行納品し、在庫更新と出荷業務を止めずに再開できる状態を確保できました。その後、過去の販促資料や商品画像アーカイブを含めて全体のデータ確保を進め、総量約8.2TBの業務データを復旧しました。最終的にお預かりから5日で外付けHDDにデータを確保し納品いたしました。お客様からは「最新の更新分が戻ったのが本当に大きい」と安心されたお声をいただきました。
技術者より:RAID5の“1台警告”は早期判断が復旧の鍵
RAID5は1台障害に耐える構成ですが、警告やアクセス遅延を放置すると、RAID情報の不整合や追加トラブルが重なり復旧難易度が上がることがあります。今回のように、1台に不安があっても残り3台が安定しているお急ぎ案件では、試験読み取りで物理障害の兆候が出ないことを確認したうえで、3台で仮想RAIDを構築して最新データの有無を早期確認する手順が有効です。逆に、自己流の再構築や初期化はデータを失うリスクがあるため避けてください。日常的にNASとは別媒体へのバックアップを用意し、異常通知が出た段階で早めに相談することが、結果として最も損失を小さくします。
まとめ:神戸市西区でDS918+のRAID5崩壊から業務データを迅速復旧
本事例は、神戸市西区西神中央エリアの法人様で運用されていたSynology DS918+(4TB×4、RAID5)が共有フォルダにアクセスできなくなったトラブルです。初期診断ではデータ復旧専用機器による試験読み取りを行い、1台に読取不安はあるものの物理障害を断定する兆候が出なかったため、お急ぎ対応として全体クローンを先行せず、残り3台でRAID5の構成情報を特定し仮想RAIDを構築しました。最終更新日を確認しながら最新データの存在を検証したうえで、先行納品2日、全体納品5日で約8.2TBの業務データを確保できたケースです。
FAQ
Q1. 神戸市西区でRAID5のNASが突然開けなくなったら最初に何をすべきですか?
A. 再構築や初期化は行わず、電源を切って状態悪化を防いだうえで専門業者に相談することが重要です。
Q2. 1台だけ異常が出ている場合、すぐクローン作成が必要ですか?
A. お急ぎで残り3台が安定している場合は、試験読み取りで物理障害の兆候がなければ、3台で仮想RAIDを構築して最新データの確認と確保を優先する手順が有効です。
Q3. 最終データ更新日のヒアリングはなぜ重要なのですか?
A. 再構築した仮想RAIDに“本当に必要な最新世代のデータが入っているか”を早期に判断でき、先行納品の成否が決まりやすくなります。
Q4. バックアップが不十分でも最新に近いデータは戻せますか?
A. 内蔵ディスクの状態次第ですが、今回のように3台で仮想RAIDを構築できれば、バックアップより新しいデータを確保できる可能性があります。
Q5. 同じトラブルを防ぐための現実的な対策は?
A. NASとは別媒体への定期バックアップと、警告表示やアクセス遅延が出た段階での早期対応が最も効果的です。
【クイックマンからのお知らせ】
急ぎでデータが必要ということでデータ復旧のご相談をいただくことが増えてきています。
特に神戸・大阪市内の場合、出張費無料でのデータ復旧のご提供が可能です。
詳細は下記よりご確認ください。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F |
データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F |
|
(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒) |
(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面) |
データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ神戸市中央区東町116-2 オールドブライト4F |
データ復旧クイックマン 名古屋本店名古屋市中区丸の内2-19-25 MS桜通 9F |
|
(三宮駅からさんちか通ってすぐ!市役所の南側です) |
(地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分) |
兵庫県内のクイックマン受付店をご紹介
![]() |
嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
お問い合わせ:
Tel:0120-775-200
✉:info@s-systems.jp
https://www.quickman-pc.com/rescue/






















