データ復旧事例
神戸市北区データ復旧事例|落雷後にアクセスできなくなったNETGEAR ReadyNAS RN104(RAID5)からデータ復旧に成功
メーカー:NETGEAR製
型番:ReadyNAS RN104
容量:3TB×4台
症状:共有フォルダにアクセスできない
障害:RAID崩壊
期間:先行納品/即日 全データ/3日
お問合せ内容:落雷後にNASの共有フォルダにアクセスできない
神戸市北区の物流関連の法人様から、「昨晩の落雷で一瞬停電してから、社内のNASにつながらなくなった」とご相談をいただきました。機種はNETGEAR ReadyNAS RN104(3TB×4/RAID5構成)で、配送スケジュールのExcelや顧客ごとのフォルダ、請求書PDFなどをまとめて保存していたとのことです。翌朝パソコンからアクセスするとNASの名前は見えるものの、共有フォルダを開こうとするとエラーになり中身が表示されない状態で、バックアップも数週間前のものしかなく、「明日の出荷に使うデータだけでもいいので、できるだけ早く診てほしい」とのことで、ReadyNAS本体をデータ復旧クイックマン神戸三宮ラボへお持ち込みいただきました
診断結果:物理障害のないRAID崩壊と判断
まずReadyNASから4台のHDDを取り出し、データ復旧専用機器に接続してSMART情報や読み取り状態を確認しました。その結果、4台とも不良セクタや読み取りエラーは見られず、物理的な故障は発生していませんでした。一方で、RAID5の構成情報やボリューム管理情報が壊れているようで、NAS本体側からは「ディスクはあるが、どう並べてよいか分からない」状態になっていることが分かりました。イメージとしては、本棚の本は無事なのに、目次カードだけがぐちゃぐちゃになってしまったような状況で、本件は物理障害を伴わないRAID崩壊と判断しました。
復旧作業実施:元ディスクでRAID解析後にデータ抽出を実施
物理障害がないため、今回はHDDをそのままデータ復旧専用機器に4台同時接続し、まずRAID5の構成情報を特定するところから作業を始めました。ディスクの並び順やパリティの位置などを解析し、仮想的にRAID5を再構築したうえで、論理ボリュームを読み取り専用でマウントして中身を確認していきました。フォルダ構成やファイル名が問題なく見えることを確認してから、お客様にとって最優先の「翌日の出荷に必要なフォルダ」をリストアップし、そのフォルダ群を先行して納品用のHDDに確保を実施。データの確保が終了したのでお客様に連絡しデータ確認して頂く様ご来店をお願いしました。
復旧作業の結果:最重要データは即日で、全データを3日で復旧
優先フォルダとして指定いただいた配送スケジュールや直近の請求書フォルダなど、約200GB分の最重要データの確認を行って頂いた所、すべて問題なく開く事が分かりました。お客様より「こんなにすぐ復旧出来るなんて思ってもいなかった。仕事を止めずに済みました!」と大変喜んで頂きました。その後データを確保している外付けHDDを納品しました。の業務データ(保存されていた実データ量は約4TB)についても順次コピーを行い、お預かりから3日後に全データの復旧が完了しました。復旧したデータは外付けHDDに確保して納品し、「落雷で全部ダメかと思っていたので、本当に助かりました」とホッとされたご様子でお言葉をいただきました。
技術者より:落雷や停電後は「何度も再起動しない」がポイント
落雷や停電のあとにNASが見えなくなった場合、「何度も電源を入れ直せば直るかも」と試したくなりますが、実はこれはあまり良い対処法ではありません。今回のように中身のディスク自体は無事でも、RAIDの管理情報やフォルダの「住所録」にあたる情報が壊れていると、再起動を繰り返すことで別の自動修復処理が走り、状態がさらにややこしくなってしまうことがあります。まずは電源を切ってそれ以上触らないこと、そしてNASのログイン画面やエラーランプの状態を控えたうえで、専門業者に相談していただくのが安全です。あわせて、NASとは別の外付けHDDやクラウドへの定期バックアップを組んでおくと、「もしもの停電」のときにも心の余裕が全く違ってきます。
まとめ:神戸市北区で落雷後にアクセス不能となったReadyNAS RN104のRAID5を短期間で復旧
本事例は、神戸市北区の物流関連企業様で使用されていたNETGEAR ReadyNAS RN104(3TB×4/RAID5構成)が、落雷による一時的な停電をきっかけに共有フォルダへアクセスできなくなったケースでした。HDD自体には物理障害がなく、RAID構成情報やボリューム情報が壊れてしまったことで、NAS本体からは中身を認識できない論理的なRAID崩壊が発生していました。データ復旧クイックマンでは、元ディスク4台をデータ復旧専用機器で解析し、仮想RAIDを構築することでフォルダ構成を再現し、最重要データ約200GBを即日で先行納品、残り約4TBの業務データも3日以内に復旧することができました。神戸市北区エリアで落雷や停電後のNASトラブルにお困りの方の、参考になれば幸いです。
FAQ
Q1. 落雷や停電のあと、NASが見えなくなったらどうすれば良いですか?
A. まずは電源を切り、それ以上の再起動や設定変更を試さないことが大切です。ランプの色やエラーメッセージを控えていただき、その状態のままご相談いただくと、今回のように論理障害の段階で復旧できる可能性が高まります。
Q2. 神戸市北区で使っているNETGEAR ReadyNASのような海外メーカー製NASでも対応できますか?
A. はい、ReadyNASを含め、Buffalo・I-O DATA・QNAP・Synologyなど国内外のNASに対応しています。RAID構成や容量によって作業内容は変わりますが、基本的な復旧の流れは今回と同様です。
Q3. 物理障害がないRAID崩壊の場合でも、放置すると状態が悪化することはありますか?
A. 何度も電源を入れ直したり、NASの初期化や再構築を自己判断で行ってしまうと、元の情報が上書きされて復旧が難しくなることがあります。特に「初期化します」といった表示には手を触れず、早めに専門家へご相談ください。
Q4. 落雷対策として、NASにはどのような対策をしておくと良いですか?
A. 無停電電源装置(UPS)を導入して、瞬間的な停電時にも安全にシャットダウンできる環境を整えることが有効です。また、NAS本体だけでなくルーターやスイッチも含め、電源周りを見直しておくとトラブルのリスクを減らせます。
Q5. ReadyNASのようなRAID5構成ならバックアップは不要でしょうか?
A. RAID5は「壊れにくくする仕組み」であり、「バックアップの代わり」ではありません。今回のように停電や誤操作がきっかけで一気にアクセス不能になることもありますので、別の外付けHDDやクラウドなど、物理的に分かれた場所へのバックアップを強くおすすめします。
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