データ復旧事例
神戸市兵庫区データ復旧事例 倉庫サーバーとして利用されていたI-O DATA製NAS LAN DISK XR HDL-XR4.0のデータ復旧に成功
メーカー：I-O DATA（アイオー・データ）製
型番：LAN DISK XR HDL-XR4.0 容量：1TB×4
症状：赤ランプが点滅しアクセスできない
障害：複合障害
期間：即日先行納品 完全納品：4日間
お客様からのお問合せ内容：突然アクセスできない
神戸市兵庫区の物流会社様より、「共有フォルダが開けず、在庫管理データにアクセスできない」とのお問い合わせをいただきました。倉庫事務所でサーバー代わりに使用していたI-O DATA製NAS「LAN DISK XR HDL-XR4.0」が前日から不安定になり、今朝は完全に応答しなくなったとのことでした。出荷データが確認できず業務が止まっているため、すぐに現地へ来てほしいとのご要望を受け、専用機器を持参して訪問しました。電源投入時には赤ランプが点滅し、HDDから周期的な異音も確認されました。お客様は「一部だけでも今日中に取り出してほしい」と切実なご依頼でした。
診断結果：不良セクタ拡大によるRAID崩壊と判断
現地でNAS内蔵のHDD4台を取出し、データ復旧専用機器に接続して診断を行いました。その結果、2台に不良セクタが多数発生しており、そのうち1台は磁気ヘッドが経年劣化により正常動作せず、読み取りエラーが頻発する重度物理障害に該当しました。RAID情報の破損も確認され、NASが認識できなくなった原因は、物理障害を起点とするRAID崩壊であると判断しました。現場では、重度障害HDDを使用せず、軽度障害の1台を専用機器でクローン化し、既存の正常HDD×2と合わせて仮想RAIDを再構築する方針をお客様に説明しました。了承を得て、最重要データのみをその場で抽出する対応に入りました。
復旧作業実施：現地で最重要データを即日抽出
クローンディスクの作成はデータ復旧専用機器を用い、セクタ単位で慎重に実施しました。不良領域の再試行回数や読み取り負荷を最適化し、読み取り可能な範囲を最大限確保しました。正常HDD×2とクローンHDD×1を組み合わせて仮想RAIDを再構築した結果、主要フォルダがマウント可能となり、在庫管理データや出荷記録など最重要フォルダの抽出に成功しました。抽出したデータはUSBメモリにコピーし、その場でお客様環境で実際に開いて動作確認を実施。必要なデータが確認でき、現場で業務を再開できる状態まで復旧しました。残りのデータはNAS本体とHDDを店舗に持ち帰り、ラボで慎重に解析を進めることとしました。
復旧作業の結果：4日で完全復旧に成功
神戸三宮ラボにて、持ち帰ったHDD群を再度精密診断し、ラボ環境で完全なクローンディスクを作成。仮想RAIDを再構築して全データの抽出を行いました。現地で確保できなかったフォルダも含め、ほぼ全ての業務データを回収することに成功しました。お預かりから4日後にお客様にご来店いただき、復旧データを店舗の検証用PCで実際に確認していただきました。全フォルダが正常に開けることを確認され、「当日来てもらえたうえに、最終的に全て戻ったのは本当に助かった」とのお言葉をいただきました。納品データは外付けHDDに保存してお渡ししました。
技術者より
今回のように、RAID5構成で複数のHDDに物理障害が発生した場合、電源を入れ直したりRAID再構築を試みると、正常ディスクまでも破損する可能性があります。異音やランプ点灯などの異常が見られた時点で、通電を止めてください。データ復旧専用機器を使ったクローン作成は、ヘッド制御やリトライ制限を細かく設定できるため、こうした状態でも安全にデータを抽出できます。また、長期稼働するNASでは、UPS導入やSMART値の定期監視による早期発見が有効です。業務データを扱う企業様は、世代管理付きバックアップやクラウド連携も検討すると安心です。
まとめ
神戸市兵庫区の物流業様よりご依頼いただいた今回の事例は、RAID崩壊と物理障害が同時発生したI-O DATA製NAS「LAN DISK XR HDL-XR4.0（1TB×4）」の復旧案件でした。重度障害HDDを除外し、軽度障害ディスクをクローン化して仮想RAIDを再構築することで、一部を現地即日復旧、残りをラボで完全復旧する二段階対応を実現しました。お預かりから4日で納品完了し、お客様は業務を止めることなく継続できました。今後はUPSと世代バックアップを組み合わせた耐障害構成への改善をご提案しました。
FAQ
Q1. HDDが2台壊れてもデータは復旧できるのですか？
A. 状況により可能です。1台が重度障害でも、他のHDDからRAID構造を再構築できる場合があります。また時には重度物理障害機器を部品移植を行った上でクローン作成し、クローンディスクを使って再構築する事も行っています。
Q2. 異音がしているHDDをそのまま動かすとどうなりますか？
A. 磁気ヘッドやプラッタを損傷する恐れがあります。すぐに電源を切り、診断を受けてください。
Q3. クローンディスクを作成する理由は何ですか？
A. まず障害が発生したHDDをコンピューターが認識できません。その為物理的に障害が発生していないHDDにデータをクローンする必要が出てきます。もう一つの理由は元のHDDに負荷をかけず、安全にデータを抽出するためです。クローンからの作業が基本です。
Q4. 即日対応でも正確にデータを取り出せますか？
A. はい。過去にもこのような対応で数多くの事例があります。現地では最重要データのみ限定抽出し、残りはラボで慎重に行うため品質を保てます。
Q5. 再発予防策などはありますか？
A. まずは動作の確認を定期的に確認する担当者を作る事です。またS・M・A・R・T情報も確認する事で内蔵HDDの交換を故障前に行う事が出来ます。
【クイックマンからのお知らせ】
急ぎでデータが必要ということでデータ復旧のご相談をいただくことが増えてきています。
特に神戸・大阪市内の場合、出張費無料でのデータ復旧のご提供が可能です。
詳細は下記よりご確認ください。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F [caption id="attachment_1897" align="aligncenter" width="420"] 心斎橋本店[/caption]
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データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F [caption id="attachment_1898" align="aligncenter" width="420"] 梅田大阪駅前店[/caption]
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（東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒） |
（大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面） |
データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ神戸市中央区東町116-2 オールドブライト4F [caption id="attachment_1897" align="aligncenter" width="420"] 神戸三宮ラボ[/caption]
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データ復旧クイックマン 名古屋本店名古屋市中区丸の内2-19-25 MS桜通 9F [caption id="attachment_11891" align="aligncenter" width="420"] 名古屋本店[/caption]
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（三宮駅からさんちか通ってすぐ！市役所の南側です） |
（地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分） |
兵庫県内のクイックマン受付店をご紹介
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クイックマン加古川西受付店
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嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
お問い合わせ：
Tel：0120-775-200
✉：info@s-systems.jp
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診断結果：不良セクタ拡大によるRAID崩壊と判断
現地でNAS内蔵のHDD4台を取出し、データ復旧専用機器に接続して診断を行いました。その結果、2台に不良セクタが多数発生しており、そのうち1台は磁気ヘッドが経年劣化により正常動作せず、読み取りエラーが頻発する重度物理障害に該当しました。RAID情報の破損も確認され、NASが認識できなくなった原因は、物理障害を起点とするRAID崩壊であると判断しました。現場では、重度障害HDDを使用せず、軽度障害の1台を専用機器でクローン化し、既存の正常HDD×2と合わせて仮想RAIDを再構築する方針をお客様に説明しました。了承を得て、最重要データのみをその場で抽出する対応に入りました。
復旧作業実施：現地で最重要データを即日抽出
クローンディスクの作成はデータ復旧専用機器を用い、セクタ単位で慎重に実施しました。不良領域の再試行回数や読み取り負荷を最適化し、読み取り可能な範囲を最大限確保しました。正常HDD×2とクローンHDD×1を組み合わせて仮想RAIDを再構築した結果、主要フォルダがマウント可能となり、在庫管理データや出荷記録など最重要フォルダの抽出に成功しました。抽出したデータはUSBメモリにコピーし、その場でお客様環境で実際に開いて動作確認を実施。必要なデータが確認でき、現場で業務を再開できる状態まで復旧しました。残りのデータはNAS本体とHDDを店舗に持ち帰り、ラボで慎重に解析を進めることとしました。
復旧作業の結果：4日で完全復旧に成功
神戸三宮ラボにて、持ち帰ったHDD群を再度精密診断し、ラボ環境で完全なクローンディスクを作成。仮想RAIDを再構築して全データの抽出を行いました。現地で確保できなかったフォルダも含め、ほぼ全ての業務データを回収することに成功しました。お預かりから4日後にお客様にご来店いただき、復旧データを店舗の検証用PCで実際に確認していただきました。全フォルダが正常に開けることを確認され、「当日来てもらえたうえに、最終的に全て戻ったのは本当に助かった」とのお言葉をいただきました。納品データは外付けHDDに保存してお渡ししました。
技術者より
今回のように、RAID5構成で複数のHDDに物理障害が発生した場合、電源を入れ直したりRAID再構築を試みると、正常ディスクまでも破損する可能性があります。異音やランプ点灯などの異常が見られた時点で、通電を止めてください。データ復旧専用機器を使ったクローン作成は、ヘッド制御やリトライ制限を細かく設定できるため、こうした状態でも安全にデータを抽出できます。また、長期稼働するNASでは、UPS導入やSMART値の定期監視による早期発見が有効です。業務データを扱う企業様は、世代管理付きバックアップやクラウド連携も検討すると安心です。
まとめ
神戸市兵庫区の物流業様よりご依頼いただいた今回の事例は、RAID崩壊と物理障害が同時発生したI-O DATA製NAS「LAN DISK XR HDL-XR4.0（1TB×4）」の復旧案件でした。重度障害HDDを除外し、軽度障害ディスクをクローン化して仮想RAIDを再構築することで、一部を現地即日復旧、残りをラボで完全復旧する二段階対応を実現しました。お預かりから4日で納品完了し、お客様は業務を止めることなく継続できました。今後はUPSと世代バックアップを組み合わせた耐障害構成への改善をご提案しました。
FAQ
Q1. HDDが2台壊れてもデータは復旧できるのですか？
A. 状況により可能です。1台が重度障害でも、他のHDDからRAID構造を再構築できる場合があります。また時には重度物理障害機器を部品移植を行った上でクローン作成し、クローンディスクを使って再構築する事も行っています。
Q2. 異音がしているHDDをそのまま動かすとどうなりますか？
A. 磁気ヘッドやプラッタを損傷する恐れがあります。すぐに電源を切り、診断を受けてください。
Q3. クローンディスクを作成する理由は何ですか？
A. まず障害が発生したHDDをコンピューターが認識できません。その為物理的に障害が発生していないHDDにデータをクローンする必要が出てきます。もう一つの理由は元のHDDに負荷をかけず、安全にデータを抽出するためです。クローンからの作業が基本です。
Q4. 即日対応でも正確にデータを取り出せますか？
A. はい。過去にもこのような対応で数多くの事例があります。現地では最重要データのみ限定抽出し、残りはラボで慎重に行うため品質を保てます。
Q5. 再発予防策などはありますか？
A. まずは動作の確認を定期的に確認する担当者を作る事です。またS・M・A・R・T情報も確認する事で内蔵HDDの交換を故障前に行う事が出来ます。
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データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F 心斎橋本店 |
データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F 梅田大阪駅前店 |
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データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ神戸市中央区東町116-2 オールドブライト4F 神戸三宮ラボ |
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