データ復旧事例

【TVで紹介】　データが消えてしまったポータブルハードディスク(WDBYVG0020BRD-JES1)からのデータ復旧（大阪府摂津市　法人様）

投稿日：2025.07.15 更新日：2025.07.15

メーカー：WesternDigital製
型番：WDBYVG0020BRD-JES1
お客様からの症状：データが消えてしまった
障害：論理障害
期間：3日

お客様より：WDBYVG0020BRD-JES1のデータが消えてしまいました。

Windows10で使用していたパソコンをWindows11にするためにインストールツールをダウンロードして準備したUSBメモリに書き込んだはずなのですが、WDBYVG0020BRD-JES1に保存していたデータがすべて消えてみたことがないデータが保存されていました。もともと保存していたデータの復旧をお願いしたいです。保存していたデータのほとんどが動画と画像のデータであったと記憶しています。ほかにも取り出せるデータがあればできる限り取り出してほしいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断の結果、解析作業を行うことでデータ復旧ができる可能性が高いと判断しました。

LS-WV1.0TLにて使用されているハードディスクに対して、データ復旧専用機器にて初期診断を行ってみると、2番のハードディスクから、不良セクタの発生を確認しました。もう1台のハードディスクからは物理的な障害の発生は起こっておらず、正常に使用できている状態でした。RAID構成も確認してみたところ、RAID0で使用されていることが判明し、データ復旧を行っていくうえで、2番ディスクのクローン作業が必須となったため、物理障害での対応を行うことにしました。

WDBYVG0020BRD-JES1のデータ復旧作業にチャレンジです

念のためにデータ復旧専用機器にてWDBYVG0020BRD-JES1の状態を確認してい診ましたが、物理的な障害は見当たりませんでした。書き込まれている情報量から全体領域の80%程度が使用されているようでしたので、お客様に確認を行ってみるとデータ量的には間違いなさそうとのことでした。解析作業を行ってみると、フォルダの構成が崩壊していると推測されるフォルダやファイルの存在がかなりありましたが、データ量としてはお客様が保存していたと推測できるデータ量があったため、確認できたデータの一時確保を行って、オープン確認を行っていくことにしました。一時取得が出来たデータを確認してみると、ほとんどのデータのフォルダ構成が破損している状態でしたが、ファイルレベルでは取得できているデータが多いようであったため、動画データと画像データランダムにピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルはすべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業結果：WDBYVG0020BRD-JES1からのデータ復旧に成功！

梅田大阪駅前店にて取得できたデータの確認を行っていただきました。データの確認を進めていただいている中で、フォルダ構成の破損がかなり多いことに愕然とされていましたが、見た感じではほとんどのデータが復旧できているということでしたので、復旧作業成功とさせていただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：WDBYVG0020BRD-JES1からのデータ復旧は、ぜひクイックマンで！

Windows11のインストールメディアを作成するアプリケーションで重要なことは、使用する媒体を認識しているドライブを選択することができるかというところです。”次へ”のボタンを連打していると、インストール用プログラムの書き込みが想定外の場所を選択している場合があるため、プログラムを行う媒体のみをパソコンに接続した状態で行うのも、誤ったデータの書き込みを防ぐための一つの対策です。一度書き込みが開始されると、フォーマットが行われてプログラムの書き込みが行われるため、もともと存在していたデータがなかったことにされ、別データを上書きされることから解析作業などを行ってみても今回のようにフォルダの構成情報が破損し、お客様自身の満足度としては十分とは言えないデータしか取り戻せない場合があります。メディア作成ツールからWindows11のインストール媒体を作成される際は十分に注意をして作成を行うようにしていただけると幸いです。