データ復旧事例

東灘区深江よりLANDISK修理｜業務データにアクセスできず、業務停止の危機から迅速復旧した事例

投稿日：2025.07.03 更新日：2025.07.03

メーカー：I-O DATA(アイオー・データ)製
型番：HDL4-Z19SCA-8　容量：2TB×4
症状：アクセスできない
障害：複合障害
期間：５日

東灘区深江 LANDISK修理依頼：お客様より

神戸市灘区の卸売業のお客様より、「I-O DATA製 LANDISK（HDL4-Z19SCA-8、2TB×4台）」が突然ネットワークから見えなくなり、赤ランプが点灯しているとご相談をいただきました。
複数の拠点で共有しているNASであり、注文書や発注書、販売管理など、毎日の業務に必要な大切なデータがすべて保存されているため、業務が完全にストップしてしまい非常にお困りのご様子でした。
他社にも問い合わせたものの「重度障害なので数週間かかる可能性がある」「即日対応は難しい」と言われ、少しでも早く・確実に復旧してほしいと、急遽、神戸三宮ラボに直接お持ち込みいただきました。

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東灘区深江 LANDISK修理依頼：診断結果

お預かり後、すぐにデータ復旧専用機器で4台すべてのHDDを1台ずつ丁寧に診断しました。その結果、2台のHDDに複数の不良セクタが発生しており、これがRAID崩壊やアクセス不能の原因と判明しました。
また、無理な再起動や電源入れ直しを繰り返されていたため、不良セクタの増加やデータのさらなる損傷も懸念されました。

東灘区深江 LANDISK修理依頼：復旧作業実施

まず、物理的に損傷した2台のHDDからデータ復旧専用機器を用い、セクタ単位で高精度のクローンディスクを作成しました。これは一般的な複製やコピー作業とは異なり、細かなエラーにも対応しながら1セクタずつ安全に読み取る特別な技術です。
次に、障害のなかった2台のHDDと、今回作成したクローン2台をデータ復旧専用機器に接続し、RAID構成の解析を実施。複雑なRAIDパラメータの特定と仮想RAIDの再構築を行い、破損したRAIDを論理的に復元しました。
この工程は、高度な技術と専用装置がなければ再現できないもので、単なるRAID復旧ソフトでは対応できない内容です。
仮想RAID上でデータ領域の整合性とファイルシステムを慎重に確認し、お客様の業務データを納品用媒体に一つ一つ確保していきました。

東灘区深江 LANDISK修理依頼：復旧作業の結果

すべての業務データの復旧に成功し、ご来店いただいた際に実際にデータの内容をご確認いただきました。「あきらめていた重要データが全て元通り戻って本当に助かった」と大変感激され、お客様の安堵の表情が印象的でした。
他社では「復旧不可」と言われた書類や販売管理のデータも問題なく閲覧・利用できる状態でお渡しでき、スムーズに業務再開へとつなげていただけました。
「最短で復旧できた上に、対応も丁寧だった」と嬉しいお言葉も頂戴しました。

東灘区深江 LANDISK修理依頼：担当技術者より

今回のようなRAIDタイプのNASは、複数台のHDDのどれかに障害が発生しても、構成によっては動作し続ける場合があります。しかし、繰り返し電源を入れ直すなどの操作を続けることで状態が悪化し、復旧難易度が大幅に上がることがあります。
障害が発生した際は、まず電源を切り、専門の復旧業者にすぐご相談ください。早期対応がデータを守る最大のポイントです。また、バックアップ体制の見直しや、定期的な点検も大切です。