
データ復旧事例
WSH5610DNS6がアクセス不能に!神戸・学校法人で発生したRAID障害からの復旧事例

メーカー:Buffalo(バッファロー)製
型番:TeraStation WSH5610DN36S6 容量:6TB×6
症状:アクセスできない
障害:複合障害(物理障害+RAID崩壊)
期間:2週間
神戸 学校法人様 緊急データ復旧事例 お問合せ内容
ある朝、神戸市内の学校法人様から「Buffalo製NAS(WSH5610DN36S6、6TB×6)が突然アクセスできなくなった」という緊急のお問い合わせをいただきました。出勤した職員の方々が通常通りファイルサーバーへアクセスしようとしたところ、ネットワーク上で共有フォルダが一切見えなくなり、急遽サーバールームを確認するとNAS本体からアラート音が発生していたとのことです。すぐに取引のあるOA機器の営業担当者に相談したものの、「専門業者でなければ対応できない」と案内され、至急での診断と復旧を求めて当社にご依頼をいただきました。NAS内にはユーザー権限で厳密にアクセス制御された複数の共有フォルダや、職員ごとの個別フォルダが多数作成されており、重要な学校業務データが保存されていました。なお、外付けRAID対応HDDにバックアップを取得していたものの、バックアップファイルが開けない状況で、特に直近1カ月間に作成・編集されたデータの喪失が懸念されていました。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
神戸 学校法人様 緊急データ復旧事例 診断結果のご案内
お客様先へ出張し、現地でNASの初期診断を実施。Buffalo WSH5610DN36S6本体に装着されている6台のHDDを1台ずつ専用ツールで検査したところ、2台のHDDに不良セクタが多発していることが判明しました。RAID構成はRAID5で運用されていたため、理論上は1台までの障害なら復旧可能ですが、2台に障害が発生していたことで通常のリビルドは不可能な状態でした。また、バックアップは増分方式で取得していたものの、途中でバックアップが失敗している可能性が高く、特に直近1カ月間のデータがバックアップにも残っていないことが判明。早急なデータ抽出作業が求められる状況となりました。機密性の高い学校データが含まれるため、秘密保持契約(NDA)を取り交わした上で、HDDをお預かりし復旧作業に進むこととなりました。
神戸 学校法人様 緊急データ復旧事例 復旧作業
まず、不良セクタが発生している2台のHDDをデータ復旧専用機器でクローン作成しました。クローン作成時には、読み取れる全てのデータを正確に取得するため、エラーが発生する箇所を重点的に再試行し、可能な限りデータの損失を防ぐよう慎重に作業を進めました。次に、取得したクローンディスク2台のデータ内容を詳細に解析。それぞれのHDD内に保存されているデータに更新日時の差異があることを確認し、最も新しいデータが残されているHDDのクローンを採用。これら5台のディスクを仮想RAIDとして専用機器上で組み上げ、RAID構成情報やパリティ情報を復元しました。お客様より先行で必要なデータをお伺いし納品する事に成功。その後は仮想RAIDから実データ領域にアクセスし、ファイルシステムの整合性を一つ一つ確認しながら、ファイル名やフォルダ構成もそのまま維持した形で、無事データの確保に成功しました。
神戸 学校法人様 緊急データ復旧事例 作業結果
データの復旧が完了したことをお客様にご報告し、必要なファイルを実際にご確認いただきました。特に「直近1カ月間で作成した重要な業務ファイルが戻ってきた」ということで、担当の事務局長様からは「バックアップにも残っていないデータだったので本当に助かった。全職員が安堵している」と大変感謝のお言葉をいただきました。また、最初にご相談を受けた営業担当者の方も、「やはりプロの業者に頼んで正解だった」と、安心されたご様子でした。納品時にはファイルの一部をその場で開き、データが正しく閲覧・編集できることも確認。復旧データは、秘密保持契約の内容通り第三者への漏洩がないよう万全を期しました。
神戸 学校法人様 緊急データ復旧事例 技術員より
今回のようなRAID障害では、HDD2台以上の故障やセクタ不良が重なるとバックアップがあっても直近のデータを失うリスクが高くなります。特に増分バックアップ方式では、途中のバックアップが失敗している場合、肝心な最新ファイルが保存されていないケースも多く見受けられます。RAID5は冗長性がありますが、複数台のHDDが同時に劣化することは珍しくありません。定期的なHDDの健全性チェックや、重要データについては定期フルバックアップ・世代管理型のバックアップ導入を強くおすすめします。NAS本体やバックアップ先のストレージも、常に異常時アラートやエラー履歴をチェックし、何か違和感を覚えたらすぐに専門業者へご相談いただくことが大切です。
神戸 学校法人様 緊急データ復旧事例 まとめ
神戸の学校法人様で発生したBuffalo WSH5610DNS6の「突然アクセスできない」障害は、RAID5構成HDD2台に不良セクタが発生したことによるものでした。営業担当者では対応できず、データ復旧専門業者による迅速な診断と物理クローン・仮想RAID解析によって、特に直近の重要ファイルを無事に復旧することができました。大切な業務データの保全には、日常のメンテナンスと多重バックアップの重要性を改めて感じる案件となりました。NASやバックアップの運用に不安がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
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