データ復旧事例

加古川MX500復旧事例｜認識できないCrucial製SSDのデータ復旧に成功！

投稿日：2025.05.26 更新日：2025.05.26

メーカー：Crucial製
型番：MX500 CT2000MX500SSD1 容量：2TB
症状：アクセス出来ない
障害：物理障害
期間：4日間

加古川MX500復旧事例　お問合せ内容　

建設業を営むお客様から、「業務データの保管と持ち運び用にCrucial製SSD、型番CT2000MX500SSD1を外付けケースに入れて使用していたところ、先月から読み込みが不安定になり、ファイル一覧が表示されづらくなった」とのお問い合わせをいただきました。読み込もうとするとディスクが回転するマークがクルクルと表示されるものの、最終的に全くアクセスできない状態に悪化。すでに他社サービスに診てもらったものの「物理障害が激しく対応不可」と断られ、着工中の現場データがSSD内にあるため、このままでは工事に大きな支障が出るとのことで、「最短で約１週間以内に対応してほしい」と切実なご依頼でした。

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データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

加古川MX500復旧事例　診断結果のご案内

神戸三宮ラボにSSDをお持込頂き、、データ復旧専用機器を用いて初期診断を実施しました。専用機器からだとコントローラーレベルでファームウェアの読み出しは正常に行える事を確認。しかし、データ領域には多数の不良ブロックが発生し、アクセス時にエラーが頻発する状況であると判明。SSDの論理構造は崩壊しておらず、データ領域へのバイパス処理により、回収可能なデータ領域の確保が見込めると判断いたしました。

加古川MX500復旧事例　復旧作業

まず、データ復旧専用機器で SSDを介してSSD内部のコントローラーと通信し、不良ブロックをバイパスし発生箇所をスキップしつつ連続的に負荷をかけ、可能な限りデータを読み出すクローン作成を開始しました。工程中、読み込み速度は断続的に低下しましたが、メモリセルのリトライ回数を最適化することで、健全なセルからデータを確実に回収。約3日間にわたる連続稼働の末、およそ98％の精度でクローンディスクの作成に成功しました。作成したクローンディスクを解析し、ファイルシステムの整合性を細かくチェックした結果、CADデータや工程表などの重要ファイルをすべて復元できる状態までデータを確保しました。

加古川MX500復旧事例　作業結果

お客様からフォルダ構成に問題が無さそうと言う事で、実際に復旧データをご来店頂き確認して頂きました。復旧し確保した共有フォルダを開くと全てのメニュー写真やお客様の記念画像が元のフォルダ構造で正常に表示されました。お客様からは「NAS内部の構造を壊さずに見事に復元していただき感激しました」と大変喜んでいただき、スタッフの皆様も安堵の笑顔を浮かべられました。

加古川MX500復旧事例　技術員より

今回のように外付けケースでSSDを頻繁に持ち運ぶ場合、衝撃や熱によるコントローラーの劣化が起こりやすくなります。定期的なバックアップはもちろん、重要データは社内ネットワーク上のNASやクラウドにも同時保存する“二重保存”体制をおすすめします。また、SSDが接続異常を起こした際は電源のオンオフを繰り返すと状態が悪化しやすいため、すぐに専門業者へご相談ください。

加古川MX500復旧事例　まとめ

今回は、加古川市の建設者様からの依頼で　CT2000MX500SSD1発生した物理障害からデータ復旧専用機器による着工中の重要データを短期間で復旧し、お客様の工事スケジュールを守ることができた事例です。SSDが突然読み込めなくなる前に、定期バックアップと適切な取り扱いを心がけることで、緊急時の業務停止リスクを大幅に軽減できます。データトラブルでお困りの際は、ぜひ当社へご相談ください。