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停電で故障!サーバーのデータ復旧と停電対策【朝出社したらサーバーがダウン】

2024.05.17

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当社ではサーバー、NAS データ復旧のご相談を毎月数十件 頂戴しますが、

お伺いしてみるとその故障原因は様々です。

 

ダントツ1位はHDDの経年劣化による故障、次いで2位はサーバー機自体の経年劣化

そして3位候補はいくつかありますが、そのひとつが『停電』です。

今回は停電で故障した場合のデータ復旧について、その対応方法を解説いたします。

 

 

 

 

 

『停電でデータ復旧』なんて必要ない!?

 

インフラが整備された現在において、

よほどの災害でもない限り停電は発生しないと感じる方もいらっしゃるかと思います。

昔に比べ停電に遭うことは確かに少なくなりました。

大きな地震や台風など災害レベルのことでもない限り、

『停電』は発生しないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

電力会社のサイトを見ていると小規模ながらほぼ毎日なんらかの停電が発生しています。

災害がなくとも、日常的に停電は起こりえると考え、事前に対策をとることが重要です。

 

 

 

停電でデータ復旧が必要となった原因事例

 

過去、当社に停電が原因でデータ復旧のご相談を頂戴したケースにおいて、

その原因には以下のようなものがありました。

 

・台風や強い雨風による影響

・落雷による影響

・樹木の倒壊などによる影響

・鳥などの動物による影響

・大雪による影響

・地震による影響

・家屋内の設備故障による影響

・ビル設備のメンテナンスによる計画停電

 

この中でも

・落雷による影響

・ビル設備のメンテナンスによる計画停電

はご相談件数が多い停電原因です。

 

 

なぜサーバーやNASは停電で壊れるのか?

 

サーバーやNASは24時間365日稼働させるケースが多く、

停電が発生した際に影響を受けやすいという特徴があります。

夜間、オフィス内の事務用パソコンは電源を切りますが、

サーバー、NASの電源は入れっぱなしです。

バックアップの設定などによっては日中よりも激しく動いているということもありえます。

 

特にHDDはデータ書き込み中に停電が発生すると故障しやすいという特徴があります。

HDDの内部にはレコードのようにデータを記憶するプラッタと呼ばれる円盤と、

磁気ヘッドと呼ばれるデータの読み込みをおこなうレコードの針のような部品がありますが、

これらのパーツは非常にナーバスです。

磁気ヘッドとプラッタの隙間は常に数ナノメートルの間隔を維持しますが、

万がいち、この磁気ヘッドがプラッタに接触すると即座にHDDは故障します。

非稼働時は待機位置にいますが、

稼働時はプラッタ上を高速で移動しているため、

電源が落ちると磁気ヘッドが跳ね、プラッタに接触、故障に至ります。

 

夜間のバックアップ中に停電が発生し、HDDが破損するというのは非常に多い事例です。

 

 

停電の中でも更に怖い『落雷による停電』

 

雷が近くに落ちることにより、電気がチカチカする、場合によっては短時間の停電になる。

という経験をされたことはありますか?

これらもサーバーやNASの故障に繋がりやすい停電の原因です。

お近くの電信柱などに被雷すると電線や変圧器などが損傷し、近隣が停電に陥ります。

また、更に怖いのが電線を伝った雷の電流がそのまま家屋に流れ込み、

過電流により接続されている機器を損傷させます。

 

当社にも電源部分がショートし焦げ付いたサーバーやNASのご相談が、

雷雨の多い夏場に増える傾向があります。

過電流の被害は機器の損傷程度で済めばいいですが最悪火事になる可能性もあります。

また、過電流はコンセントだけで発生するわけではなく電話線を伝ってくることもあります。

過電流が流れ込んだ場合は高確率で接続されている機器が損傷します。

重要データの保存されたサーバーやNASについては、雷対策は必須とお考え下さい。

 

 

定期メンテナンスでの停電時に故障するサーバー、NAS

 

多くのテナントビルでは電力設備の点検のため、年に1回計画停電がおこなわれます。

事前に通知があるわけですから直前に電源を切っておけばいいのですが、

NASやサーバーについて、管理者が明確に決まっていない場合など対応が漏れるケースがあります。

テナントビルでの計画停電は夜間や土日におこなわれることがほとんどですが、

NASやサーバーは夜間や土日にバックアップタスクを実行していることが多く、

データアクセス中に停電が発生することによりHDDの損傷が発生します。

 

意外に感じるかもしれませんがこのご相談も年間を通して件数の多いご相談です。

 

 

停電からサーバーやNASを守る対策方法

 

対策①:UPS(無停電電源装置)を導入する

重要データが保存されたNASやサーバーがある場合はUPS(無停電電源装置)を導入しましょう。

UPSには過電流対策(サージ対策)がされており、雷による過電流時にも機器が破損することはありません。

また、UPSに搭載されたバッテリーが停電時は自動的に機器への給電を開始します。

正し、UPSによる電力供給は数分程度と短時間の使用を想定されているケースが多く、

長時間使い続けることはできません。

あくまで停電時に安全にシャットダウンするまでの時間を稼ぐ機能です。

 

対策②:クラウド化する

自社内に設置されたサーバーやNASについては、どれだけ簡易化しても最低限のメンテナンスが必要です。

そのメンテナンスに不備が発生した際に、停電に限らず不具合が発生します。

そのメンテナンスをすべて代行するのがクラウドです。

クラウド上にサーバーを設置する、またはデータを保存することにより

機器の故障リスクや停電のリスクを限りなく低くできます。

クラウドであれば自社内に設置するよりも遥かに安全ですが、その分コストが高いというデメリットがあります。

 

対策③:冗長化(二重化)する

例えば重要データを2拠点に同じように保存すれば片方の拠点が停電などでデータを消失したとしても、

もう片方の拠点からデータを取り出すことが可能です。

この仕組みをレプリカといいます。

実はデータセンターなども、災害対策としてこのレプリカの仕組みを使っている会社が多いです。

データの堅牢性が非常に高いことがメリットですが、

やはりコストが高いというデメリットがあります。

 

 


停電でサーバーが故障、どうする?【サーバーの起動不可7つのチェック項目】

 

停電によりサーバーやNASの電源が落ちていた場合、正常に起動するかどうかをチェックして頂き、

正常に起動する場合でも念のため必要データのバックアップを取り、

機器に問題ないかはベンダーへ確認してもらいましょう。

 

正常に起動しない場合は、下記7点について確認してください。

 

①ブレーカーは上がっているか?

  ブレーカーが上がってる → 正常

  ブレーカーが落ちている → ブレーカーを上げる

 

②コンセントやタップ、電源ケーブルに焦げ跡は無いか?

  いずれかに焦げ跡がある → その個所を交換する

  いずれにも焦げ跡が無い → 正常

 

③焦げ臭いような臭いがするか?

  焦げ臭いにおいがする → 内部のショートが疑われる

  焦げ臭いにおいがしない → 内部の基盤を要目視

 

④電源ボタンを押したときに起動ランプは点灯するか?

  起動ランプが点灯する → 電源~基盤に損傷が無い可能性が高い

  起動ランプが点灯しない → 電源~基盤に損傷がある可能性が高い

 

⑤HDDが回転するような音がするか?

  回転する音がする → 正常

  聞きなれない音がする → HDDの故障

  普段の音がしない → 内部のショートが疑われる

 

⑥サーバーの場合は画面に何か表示されるか?

  何も表示されない → 内部のショートが疑われる

  Bootドライブが無いと表示される → HDDの故障

  修復モードになる → HDDの一部損傷

 

⑦NASの場合はインジケータや液晶に何か表示されるか?

  赤ランプの点滅や点灯 → HDDに故障がある可能性

  液晶が通常出ない表示 → 液晶の表示を確認する

 


これらの確認ができれば、起動しない原因を絞り込めます。

 

 

停電で起動しないサーバー、NASのデータ復旧

 

停電によりサーバーやNASが起動しない場合、上記切り分けでおおよその原因を特定できます。

故障の原因がHDD側か筐体側かが大きなポイントです。

 

・故障の原因が筐体側

 

この場合はHDDには損傷がありませんので、比較的データを救出できる可能性が高いです。

ただ、HDDがRAID構成の場合など、RAID情報の解析が必要です。

また、故障時にRAID構成が失われているケースもあります。

そういった場合ではより高度な解析作業が必要となります。

 

RAID構成により冗長化がなされていた場合、

HDDの故障時においてもディスク交換で対応可能と安易に考えてしまいますが、

すでにサーバーが起動しないということは、冗長化も失われていると考えてください。

 

・故障の原因がHDD側

 

HDD物理障害対応が必要です。

読みだせなくなったHDDを読み出せる状態まで回復させ複製HDDを作成します。

RAID構成や故障の度合いによっては難易度に大きな違いがあります。

 

サーバーやNASが起動し、データが閲覧可能な状態であれば、

HDDに故障があるとしてもディスク交換で対応可能ですが、

重複故障に陥るリスクもありますのでご注意ください。

 

安全にデータを取り出したい場合は、HDDは触らず、

専門のデータ復旧業者へご相談頂くのが早いかと思います。

特にデータの転送速度が遅くなった、コピーが詰まるなどの症状が出た場合は、

HDD障害の初期症状の可能性があります。

その場合、一気に症状が進行する可能性がありますので、

直ちに電源を切っていただき、専門業者へご相談ください。

 

 

停電で故障したサーバーやNASのデータ復旧事例


名古屋で緊急対応!停電でアクセス不可のアイ・オー・データ製 LANDISK HDL2-A2.0のデータ復旧(名古屋市中川区)

落雷で停電後に立ち上がらなくなったパソコンの内蔵HDDからのデータ復旧

【TVで紹介】神戸三宮ラボ事例:停電後故障してしまったQNAPからデータ復旧に成功! (兵庫県神戸市東灘区 倉庫業)

雷による停電が発生した後から起動できないリンクステーション(LS220D0602)からのデータ復旧(物理障害 大阪市都島区 サービス業)

停電後起動できなくなったランディスク(HDL2-S2.0)からのデータ復旧(重度物理障害 RAID0 起動できない 神戸市兵庫区 IT業)

計画停電後に起動しなくなったLANDISKからのデータ復旧(大阪府四条畷市 介護支援業)

停電後にカチカチと音がする外付けHDDからのデータ復旧

停電の後起動できなくなったリンクステーション用HDD(Seagate製)からのデータ復旧(重度物理障害 RAID1 岡山県岡山市 サービス業)

 

 

まとめ

 

停電によりサーバーやNASが起動しなくなった場合、

何よりもデータの復旧が急がれます。

なんとか復旧できないか試行錯誤されるかと思いますが、

症状によっては被害が急拡大する可能性もあります。

より確実に、より早くの復旧をご希望の場合は、

専門業者へ依頼するのが近道です。

サーバーやNASのデータ復旧でお困りの際は、データ復旧クイックマンまでご連絡ください。

 

 

 

 

パソコン、ハードディスク、NAS、サーバー、RAID機器などの故障やトラブルの際には是非クックマンにご相談ください。

 

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