データ復旧事例

異音が鳴って認識しなくなったポータブルHDD(からデータ復旧（岡山県岡山市　重度物理障害　建設業）

投稿日：2024.05.13 更新日：2024.05.13

メーカー：バッファロー製 (内蔵：westerndigital製)
型番：HD-PLF1.0U (内蔵：WD10JPVX)
症状：プープープーと異音がして認識しない
障害：重度物理障害
期間：1週間

お客様より

仕事のデータを保存している外付けHDDから「プープープー」という異音が鳴っていて認識もできなくなりました。普段持ち運びながら使っているので使い方が悪かったかもしれません。中のPDFやエクセル、CADデータが必要でデータを救出してほしいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果

岡山県からポータブル外付けHDDを送っていただき大阪心斎橋本店でデータ復旧の初期診断を実施いたしました。診断の結果お客様の申告通り専用機器でも通電直後から「プープー」と異音が鳴っており正常に認識や制御ができない状態でした。HDDのなかにある磁気ヘッドが損傷している可能性が高いため重度物理障害の処置が必要と判断しました。

データ復旧作業にチャレンジです

弊社クリーン環境でHDDの分解を実施し磁気ヘッドの交換作業を実施いたしました。まずはドナーパーツとなる作業用HDDを分解し磁気ヘッドを取り外しました。次に障害HDDを分解し磁気ヘッドをドナーパーツと交換、組み戻し後に改めて診断すると正常に認識できるようになりました。

復旧作業結果

正常に認識できるようになったHDDからデータを抽出し、抽出したデータをリスト化しました。データのリストをお客様にご確認いただきましたが、必要なデータが揃っているとのことでしたのでご納品させていただきました。

担当技術者より

今回はハードディスクの磁気ヘッドパーツがプラッタ（円盤）に張り付いてしまっている重度物理障害でした。ポータブルタイプの外付けHDDやノートパソコンで使用される2.5インチのハードディスクで今回のような障害が良く発生します。両方とも持ち運びが便利なことから持ち運び中に何か衝撃が加わり重度物理障害になってしまうということが考えられます。ポータブルHDDやノートパソコンを使用されている方はその他の媒体にデータバックアップをこまめにとるようにしましょう。