データ復旧事例

フォーマットしてくださいの表示が出てきてうっかりフォーマットしてしまった外付けハードディスク(ST380815AS)からのデータ復旧(論理障害　香川県坂出市　WEB関連業)

投稿日：2023.06.27 更新日：2023.06.27

メーカー：Seagate製(内蔵：Seagate製)
型番：SRD0NF2(ST2000DM001)
症状：フォーマットしてしまった
障害：論理障害
費用：39,800円 (税込43,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

ここ数日作業が立て込んでいてかなり忙しい状態でした。依頼をいただいているお客様のデータが、きりの良いところまで進めれたので、保存をしようとすると、データの保存を行うことができず、ほどなくしてフォーマットしてくださいという表示が出てきたため、そのままフォーマットを行ってからデータを保存しようとすると、ハードディスクの中のデータがすべて消えてしまっていました。フォトショップの元データやそれ以外の画像のデータをかなり保存していたと思います。データの復旧をお願いします。

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診断の結果

念のためにデータ復旧専用機器にて初期診断を行ってみました。挙動に少々不安を感じるところがありましたが、物理障害と判断するところまでは障害状態が進んでいなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

念のために、専用機器にてクローン作業を行って、作成したクローンディスクからデータ復旧作業を行うことにしました。作成したクローンディスクのデータ領域内にはフォルダやファイルの存在を確認できませんでしたが、データ的には80%近い領域に何かしらのデータが保存されていることは確認できたため、解析作業を行うことにしました。解析作業の結果、確認できたデータの一時取得を行ってみたのですが、作業にて使用した解析ツールすべてで、フォルダ構成の破損と名称の変更が発生していました。一次取得できたデータのエクセルやワード、画像データなどを30ファイルずつピックアップしてオープン確認を行ってみたところ、エクセルやワードファイルは選択した30ファイルすべて正常に開けることを確認できましたが、画像データは29ファイル開くことができましたが、1ファイルは損が発生している状態でした。

復旧作業の結果

取得できたデータにてデータリストの作成を行い、お客様に確認を行っていただくことにしました。リスト上の一部のデータに対してオープン確認のご依頼をいただき、確認を行ってみたところ、選択いただいたファイルは正常に開けることが確認できたため、復旧成功とさせていただき、データのお渡しを行いました。

担当技術者より

うっかりフォーマットは実はよくある話で、特に段取りよく作業を行えていたりすると、そのままの流れ作業でうっかりとフォーマット作業を行ってしまうことがあります。フォーマットを行ってしまってから、新しいデータを保存すると、既存のデータが保存されていた領域に別の情報が上書きされ、重要度の高いデータがせっかく復旧できていたとしても破損データとなってしまうことがあるため、誤ってフォーマットを行ってしまった場合は、絶対にデータの書き込みを行わないように心がけていただくことが重要です。誤ってフォーマットを行ってしまったら、早めにクイックマンをはじめとするデータ復旧専門業者へご相談ください。