データ復旧事例

ディスク交換作業に失敗したアレクソン製NAS(NAS-496G)からのデータ復旧(物理障害　高知県高知市　システム関連業)

投稿日：2023.04.07 更新日：2023.04.07

メーカー：アレクソン(内蔵：東芝)
型番：NAS-496G(内蔵：MG03ACA100)
症状：起動しなくなった
障害：物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

お客様へ導入したNASなのですが、使えなくなったという連絡をいただき訪問して確認してみると、3番ディスクのランプが赤点灯していました。そのため、ディスク交換を実施して再起動を行ってみたのですが、次は1番ディスクのランプが赤点灯し、起動できない状態になってしまいました。お客様の業務上で重要度の高いデータを保存しているため、データの復旧がどうしても必要です。データの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

4台ハードディスクの初期診断を専用機器にて行ったところ、1番のディスクから不良セクタによる物理障害の発生を確認しました。それ以外の3台のハードディスクからは特に物理的な障害はなかったため、RAIDデータ復旧専用機器にて3台のハードディスクからRAID5を強制再構築できないか試してみましたが、再構築を行うことができませんでした。1番ハードディスクにて専用機器でのクローン作業が必須となっているため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にて1番ハードディスクのクローン作業を行い、全体領域の98%程度を取得することができました。同時に他の3台のハードディスクに対してもクローン作業にてクローンディスクの作成を行い、4台のクローンディスクにてRAIDデータ復旧専用機器からRAID5の強制再構築を行いました。再構築の結果、データ領域内にフォルダやファイルの存在を確認できたため、データの一時取得を行うことにしました。一時取得できたデータのうちエクセルやワード、PDFのファイルを30ファイルピックアップしてオープン確認を行ってみたのですが、PDFファイル30ファイルのうち28ファイルは正常に開けたのですが、2ファイルで破損が発生していることを確認しました。エクセルやワードのファイルは選択したファイルすべて正常に開けることを確認できました。

復旧作業の結果

取得できたデータのリストを作成し、お客さ派へお送りするとともに、オープン確認の結果をお伝えしました。お客様からは、復旧成功と判断いただくことができたのですが、念のためにリスト上のファイルをご指定いただいてオープン確認を実施しました。ご指定いただいたファイルのうち、エクセルファイルが1ファイル破損していることを確認し、お客様へご報告を行いました。取得できたデータの中に破損ファイルが存在していることを御理解いただいたうえで、改めて復旧成功と判断いただき、一時取得データを復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

RAID5やRAID6は規定回数内のディスク交換であれば、問題なく行うことができるのですが、まれに交換作業が失敗する場合があります。そのため、普段からバックアップを行っていただいていると、交換作業に失敗してもバックアップデータから作業環境を再構築することができるのですが、ある時期から正常にバックアップを行えていない、そもそもバックアップを行っていなかったとなると、本来必要であったデータの一部もしくは、データ全てを諦めなければならなくなってしまいます。事業継続を行っていただくためには、バックアップを継続的に行っていただくことが非常に重要な要素となります。もちろんのことですが、障害が起きてしまったNASやサーバー機からのデータ復旧対応は可能です。障害が発生してしまった際は、是非クイックマンまでご相談ください。