データ復旧事例

【緊急対応】バッファロー製テラステーション(TS-H4.0TGL/R5)のデータ復旧事例(複合障害アクセスができなくなった大阪市此花区金属加工業)

投稿日：2020.08.11 更新日：2020.08.11

メーカー：バッファロー(内蔵：サムズン)
型番：TS-H4.0TGL/R5(内蔵：HD103SI)
症状：RAID崩壊によるアクセス不可
障害：論理障害
費用：59,800円(＋税)～
期間：即日対応

※オプション料金別

お客様より

10年以上使用してきたサーバーです。導入してからかなり古い機器だったためそろそろ買い替えようということになり、新しい機器の選定を行っているところでした。週明けの朝早々に、サーバーが使えなくなっていると連絡を受け、慌てて出社し確認してみたのですが、エラーランプが点滅してアクセスができなくなっていることだけは理解できました。とりあえずテラステーションの中のデータが使えなければ仕事ができないため、とにかくデータがほしいです。梅田大阪駅前店に持ち込みを希望します。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にて4台のハードディスクの初期診断を行いました。1台のハードディスクが重度物理障害を発生させていました。それ以外の3台については物理的な障害がなかったため、論理障害論理障害と判断しました。ただ、もともとのハードディスクの構成の中に複数の障害を確認したため、複合障害での対応となりました。お客様が非常にお急ぎであるということから特急対応でのご案内を行い、了承をいただきました。また、CADデータの一部とエクセルデータの一部が最優先で必要とのご要望でした。

復旧作業にチャレンジです

専用機器上では3台のハードディスクに特に異常がなかったため、RAIDデータ復旧作業専用機器に接続してRAIDの再構築を行いました。論理領域へのアクセスを行い、データの確認を行ってみましたが、ファイル破損などは発生していないようでしたので、データの確保作業を行うことにしました。

復旧作業の結果

お客様にフォルダの構成を確認しながら、最優先で必要なデータを逐次確保していきました。取り急ぎ業務の再開が十分に見込めるデータ量が確保できたため、先行納品データとしてお渡ししました。その後、改めて全データの取得作業を行い、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

たまにあることなのですが、10年以上無事に使用できていたことに驚きでした。ただ、お客様環境内ではバックアップが一切行えてなかったということがリスクとしては非常に大きいものでした。積み上げてきたものが大きい分失ったときの損失も大きいのがデータです。特にお仕事で使用されているのであれば、テラステーションなどの管理画面にアクセスして自動でバックアップを行う設定を行うのもトラブル回避の一つの方法です。トラブル回避はもちろん、データの移行作業にも役立つ可能が非常に高いため、必ずバックアップを行うようにしてください。