データ復旧事例

LANDISK（HDL2-A2.0）からのデータ復旧事例。ミラーリング（RAID1）で構築していたはずはストライピング（RAID0)で構築されていた。

投稿日：2019.12.16 更新日：2019.12.16

メーカー：IODATA（内蔵HDD　Seagate製）
型番：HDL2-A2.0（内蔵HDD　ST1000DM003）
症状：2番HDDにエラーが発生しアクセスできない。
障害状態：物理障害
費用：149,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より（大阪市北区　コンサルティング業）

会社で使用しているLANDISK（HDL2-A2.0)に今朝からアクセスできません。本体を確認すると2番HDDにエラー表示がでています。ミラーリング（RAID1)でRAIDを構築していたはずなのでデータは確認できると思っていたのですが MagicalFinder（マジカルファインダー）で確認した所、ストライピング（RAID0)で設定されていると表示されています。仕事で使用する大切なデータが保存されているので素人でこれ以上作業を行うより専門業者にお任せすることにしました。データの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

LANDISKより内蔵HDD2台を取外し専用機器で診断した結果、お客様の申告通り2番HDDに物理障害が発生していることを確認いたしました。正常に認識する1番HDDよりRAID構成を確認した結果、RAID０で構築されているLANDISKであることが確認できました。データを復旧する為には、2台両方のHDDに記録されている情報が必要な為、2番HDDの復旧が必要となります。物理障害と判断しました。

復旧作業にチャレンジです

2番HDDを専用機器で制御をしながらクローンHDDの作成を行います。クローン中に、データの読み書きを行うヘッドパーツの損傷具合が悪化した為、ヘッドパーツの交換を行いクローンを継続した所、99%以上の精度のクローンHDDを作成することができました。作成した2番HDDのクローンHDDと正常な1番HDDでRAIDの再構築を行いお客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

確認できたデータを一時確保し、データの正常性の確認を行いました。エクセル、ワード、写真等をランダムに30点開き、全てのファイルが正常に開封できることを確認しました。お客様に実際に確保したデータを店頭でご確認いただき重要なファイルを含む全てのデータが復旧できているとご判断いただきました。今回の復旧では、理論上と実際の確認を踏まえ99%以上データが復旧できたと判断しております。

担当技術者より

今回のお客様はミラーリング’（RAID1）でRAIDを構築しLANDISKの運用を行っていると思い違いをされていたそうです。障害が発生してから初めて確認を行い青ざめたとおっしゃていました。最新の機器は設定も簡単に使用を開始することができる反面、トラブルが発生してからRAID構成など運用方法を間違ていたことに気づくというお客様の多くいらっしゃいます。NAS機器の運用されている方は機器のRAID構成の一度ご確認いただくことをおススメします。