データ復旧事例

【TVで紹介】　出張対応　データが見れなくなったQNAP製NASからのデータ復旧（大阪市福島区　法人様）

投稿日：2025.12.11 更新日：2025.12.11

QNAP製
型番：TS-464
お客様からの症状：起動しない
障害：重度物理障害
期間：5日程度

お客様より：ディスクエラーが発生して使用できなくなってしまいました。

TS-464を社内のサーバーで使用していました。電気設備の点検のための停電が休みの間にあり、電源を落としていることを確認していたのですが、休み明けに出社して電源を入れても起動できなくなっています。一部のデータが早急に必要ですが、対応は可能でしょうか？機器の持ち出しができないため出張での対応を行っていただけると助かります。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：TS-464からのデータ復旧は可能と判断しました。

梅田大阪駅前店から比較的近くの会社様であったため、データ復旧の診断機器を持ちしてまずは初期診断を行いました。診断の結果、使用されている4台のハードディスクの内、3台は特に物理的な障害は発生していませんでしたが、残りの1台から物理障害を発生させている状態でした。取り急ぎ正常な3台にてRAIDの構築を試してみましたが、RAID5であることを確認できた以外は全く何もできない状態であったため、専用機器での物理障害を発生させているハードディスクに対してクローン作業を行うため、物理障害での対応が必要であることをご案内し、作業の了承をいただきました。

TS-464のデータ復旧作業にチャレンジです

障害が発生しているハードディスクに対してクローン作業を行ってみたところ、全体領域の99.99%以上の領域の情報取得に成功しました。作成したクローンディスクと正常に稼働している3台のディスクを使用してRAID5の再構築を行ってみると、再構築自体は成功に行うことが出来たのですが、データ領域へのアクセスを行うことが出来なかったため、RAIDの構造解析を含めた高度解析を実施したところ、フォルダやファイルの存在を確認できるようになりました。データ量の計測も可能な状態であったため計測を行ってみると、データの総容量が4TB近くあったため、全量データでの納品を行うか、一部のデータのみを優先的に確保して先行納品を行わせていただくか、担当者様に判断を行っていただくことにしました。

復旧作業結果：TS-464からのデータ復旧に成功！

担当者様に全量データでのお渡しか一部先行でお渡しするかを伺ってみると、一部のデータだけでも早急にということでしたので、再構築を行った環境から最優先で必要なデータのフォルダをご指定いただいて一時取得を行いました。取得できたデータをお客様環境にて確認いただくと、無事にデータが復旧できていることを確認いただくことが出来たため、復旧作業成功とさせていただき、そのままデータの納品とさせていただきました。残りの全データのついては多少時間がかかっても差支えがないということでしたので、一度障害機器のお預かりの手続きを行わせていただき、染料データの確保が完了後に、梅田大阪駅前店にて取得できたデータの確認を行っていただいたうえで、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：TS-464からのデータ復旧は、ぜひクイックマンで！

ここ数年で主流となっている論理ボリューム、LVM、シンプロビジョニングですが、非常に利便性の良いものではあるのですが、障害が発生した際には障害発生時のディスク構成が再構築できなかった場合、データ復旧ができなくなる可能性があります。そのため、必ずバックアップを行っていただいて、事業継続性を失うことがないよう対策を行っていただければと思います。また、企業規模にかかわらず、機密度の高いデータというものは存在しており、社内規定にて機器の持ち出しそのものができないという会社様もあろうかと思います。そういった場合は、クックマンの出張データ復旧サービスをご利用いただくことで現地でのデータ復旧を行わせていただくことができます。ただし、重度物理障害などの専用設備を使用してのデータ復旧が必要となる場合は、一度機器をお預かりする必要があります。ご理解をいただいたうえで、ご利用いただきますようお願いいたします。