データ復旧事例

神戸市新開地エリアデータ復旧事例|突然消えたLinkStation LS-WV2.0TL/R1からデータ復旧に成功

投稿日:2025.11.17 更新日:2025.11.17

このエントリーをはてなブックマークに追加

メーカー:Buffalo(バッファロー)製
型番:LinkStation LS-WV2.0TL/R1 容量:1TB×2
症状:アクセスできない
障害:複合障害
期間:24時間以内

 

 

お問合せ内容:現場写真と図面を保存したLinkStationにアクセスできなくなった

神戸市新開地エリアの建設業の法人様より、「現場写真と図面を保存しているNASにアクセスできなくなった」とのお問い合わせをいただきました。事務所で使用されていた機種は、バッファロー製2ベイNASの LinkStation LS-WV2.0TL/R1(1TB×2/RAID1構成)で、共有フォルダには工事現場ごとの写真データ、CAD図面、見積書や請求書など、日々の現場管理に必要なファイルがまとめて保存されていました。数日前から片方のHDDにエラーランプが点灯していたものの、忙しさからそのまま運用を継続。その後、電源を入れ直した際に共有フォルダに全くアクセスできなくなり、本体のステータスランプが赤く点灯したままの状態になったとのことでした。近々工期の節目で一括提出すべき資料があり、「できるだけ早く状況を見てほしい」とのことで、同日中に神戸三宮ラボへNAS本体一式をお持ち込みいただきました。

 

診断結果:2台とも物理障害を起こした複合障害と判断

お持ち込みいただいたLinkStationから2台のHDDを取り出し、データ復旧専用機器にそれぞれ接続して初期診断を行いました。ディスク1・2、共に通電と回転は安定しているものの、不良セクタが進行している物理障害が確認されました。2台とも物理障害を抱えており、NAS本体側ではRAID1ミラーの整合性が完全に失われており、システムからはボリューム自体が認識できない状態になっていたため、本件は「2台とも物理障害が発生したことに起因する複合障害」と診断しました。

 

復旧作業実施:精密なクローンディスク作成後、最新のデータが含まれているクローンから復旧を実施

復旧作業は、まず両HDDをデータ復旧専用機器に接続し、セクタ単位で負荷を制御しながら精密なクローンディスクを作成しました。不良セクタが集中している領域では、一度に強い負荷を掛けず、読み取れる範囲から少しずつセクタを取得していく方法で作業を進め、時間をかけてユーザー領域の大部分を確保しました。クローンディスク作成後は、更新日時がより最近のデータが含まれているディスクがどちらであるかを確認。ディスク1に昨日のデータが保存されている事が分かったので、ディスク1を解析しました。無事フォルダ階層も確認する事が出来、最重要データのCADデータも開く事が出来ました。

 

復旧作業の結果:最重要データ含んだ全データを翌日に納品

お客様に再度ご来店頂き、最重要データの確認を行って頂きました。全てのファイルが問題ない事が確認出来、大変喜んで頂けました。復旧したデータはレンタルHDDとして納品させて頂きお持ち帰り頂きました。「アクセスできないと分かった時にはゾッとしたけど、本当に助かりました。」と喜んで頂き、お力になれて良かったと感じました。

 

技術者より:RAID1でも2台のHDDに障害が起こるとアクセス不可に

一般的にRAID1のミラー構成は「どちらか一方が壊れても大丈夫」という安心感から採用されますが、同じタイミングで導入されたHDDは経年劣化の進み方も似通うことが多く、今回のように片方のディスクエラーを放置することで、もう片方に障害が発生すると全くアクセス出来なくなります。状況によっては復旧不可となる場合もある為、エラー表示が出た際にはすぐに対処して下さい。

 

まとめ:2ベイLinkStationの複合障害から現場データを守った復旧事例

本事例は、神戸市新開地エリアの建設業様が使用していたバッファロー LinkStation LS-WV2.0TL/R1(1TB×2/RAID1構成)において、2台のHDDがそれぞれ異なる物理障害を起こしたことで、共有フォルダに全くアクセスできなくなったケースです。クローンディスクを作成し、内部のデータの差異を確認する事で現場写真や図面データを含む約99%以上のデータを復旧することができました。お預かりの翌日に最重要フォルダを含めたデータを納品し、工期や提出締切への影響を最小限に抑えられた実践的な復旧事例と言えます。

 

FAQ

Q1. RAID1でも2台とも壊れることはありますか?


A. 同時期に導入されたHDDでは経年劣化のタイミングが近くなり、片方の障害を放置するともう一方にも障害が発生することがあります。

 

Q2. LinkStationでエラーランプが点灯したまま使い続けるとどうなりますか?


A. 不良セクタや物理障害が進行し、今回のように複数台同時障害からRAID構成が崩壊するリスクが高まります。

 

Q3. 2台とも物理障害がある場合でも復旧は可能ですか?


A. 障害の程度によりますが、精密なクローンディスクを作成する事でデータ復旧できる可能性があります。

 

Q4. 複合障害の復旧にはどれくらい時間がかかりますか?


A. 状態に寄りますが、即日対応可能な場合もあります。

 

Q5. 今後同じトラブルを防ぐためにできることはありますか?


A. エラーランプ点灯時には運用を中止して早期診断を行うことと、別筐体や外付けHDDへの定期バックアップを併用することが有効です。

 

 

 

 

【クイックマンからのお知らせ】

急ぎでデータが必要ということでデータ復旧のご相談をいただくことが増えてきています。

特に神戸・大阪市内の場合、出張費無料でのデータ復旧のご提供が可能です。

詳細は下記よりご確認ください。

 

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。

 


 

データ復旧クイックマン 心斎橋本店

大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F

心斎橋本店

心斎橋本店

データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店

大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F

梅田大阪駅前店

梅田大阪駅前店

(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒)

(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面)

データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ

神戸市中央区東町116-2 オールドブライト4F

神戸三宮ラボ

神戸三宮ラボ

データ復旧クイックマン 名古屋本店

名古屋市中区丸の内2-19-25 MS桜通 9F

名古屋本店

(三宮駅からさんちか通ってすぐ!市役所の南側です)

(地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分)

 

兵庫県内のクイックマン受付店をご紹介

 

クイックマン加古川西受付店

〒675-0055
兵庫県加古川市東神吉町西井ノ口867-2
街の電器屋くうくう内

クイックマン姫路駅前受付店

〒670-0912
兵庫県姫路市南町63 
ミツワビル1F

クイックマン神戸三宮店

〒〒651-0087
神戸市中央区御幸通8丁目1-6
神戸国際会館22階

クイックマン神戸東灘魚崎受付店

658-0082
兵庫県神戸市東灘区魚崎北町1-11-15
でんきのコタニ内

クイックマン六甲受付店

〒657-0027
兵庫県神戸市灘区永手町4-21-1
フォレスタ六甲1F 六甲パソコンクラブ内

クイックマン神戸垂水受付店

655-0028
兵庫県神戸市垂水区宮本町3-20
大下無線内

クイックマン神戸名谷受付店

〒654-0103
兵庫県神戸市須磨区白川台6-23-1
はるデンカ内

クイックマン三田ウッディ受付店

669-1322
兵庫県三田市すずかけ台2-3-1-2F パソコン教室ひだまり三田ウッディタウン教室内

クイックマン明石受付店

〒673-0005
兵庫県明石市小久保5-12-2
BBサポート内

クイックマン淡路東浦受付店

〒656-2305
兵庫県淡路市浦657
東浦物産館2F PC淡路内

クイックマン姫路南受付店

〒670-0946
兵庫県姫路市北条永良町300
苅野株式会社 内

クイックマン赤穂加里屋受付店

〒678-0239
兵庫県赤穂市加里屋2164-46
パソコンサービスまるとも内

 

クイックマン豊岡受付店

〒669-5302
兵庫県豊岡市日高町岩中672-3
ハセガワPCクリニック(ハセガワ製畳)内

 

 

 

嶌津 篤勝(しまづ あつかつ)
幼い頃から様々な機器の分解が大好きで、ハードディスクの分解組み立てスピードと正確さはクイックマン随一の分解スピードマスター。精度も高く、分解成功率はなんと98%以上!頼れる分解技術者です。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。



お問い合わせ:
  Tel:0120-775-200
  ✉:info@s-systems.jp
https://www.quickman-pc.com/rescue/