データ復旧事例

神戸市長田区でLAN DISK HDL4-X8が停電後に認識不能｜出張データ復旧で最重要データを即日復旧に成功｜長田区物流業

投稿日：2025.09.24 更新日：2025.09.24

メーカー：I-O DATA(アイオー・データ)製
型番：LAN DISK X HDL4-X8　容量：2TB×4
症状：認識不可
障害：複合崩壊
期間：3日

お客様からのお問合せ内容：計画停電後、NASが認識しない

神戸市長田区の物流業法人様より「夜間停電の翌朝、社内NASが認識されず、配送管理データにアクセスできない。今日中に出荷データだけでも復旧してほしい」と緊急のご連絡をいただきました。使用されていた機器はI-O DATA製 LAN DISK HDL4-X8（2TB×4台・RAID5構成）で、出荷指示や配送ルート情報などの重要データが格納されていました。業務が完全に停止しており、生産計画や物流スケジュールに影響が出る前に最重要データを即日復旧してほしいとのご希望で、出張による特急対応が決定しました。

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診断結果：UPS不良の為、電源断が原因と判断

現地にてデータ復旧専用機器を使用し、4台のHDDを診断したところ、1台で不良セクタが多数発生し、加えて夜間停電でUPSが作動しなかったことによるRAID構成情報の破損が確認されました。物理分解を伴う重度障害ではなかったため、RAID崩壊と不良セクタの複合障害と判断しました。最重要フォルダの即日復旧と、残りのデータを持ち帰りで安全に復旧する二段階対応をご提案し、NDA締結後に作業を開始しました。

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復旧作業実施：データ復旧専用機器上でRAIDの再構築

現地で不良セクタが発生したHDDから何とか即日中に精密なクローンディスクの作成に成功し、残り3台のHDDとクローンディスクを専用機器上でRAID5の構成情報を解析して仮想RAIDを再構築しました。最重要の配送管理フォルダを優先的に復旧し、お客様と現地で内容を確認しながら作業を進めました。データ確認して頂き、「本当に助かった、これで業務再開できる」と喜んで頂く事が出来ました。残りのデータは神戸三宮ラボにHDDを持ち帰り、慎重に復旧作業を継続しました。

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復旧作業の結果：即日、最重要データの復旧に成功業務を停止せず継続

残りのデータは持ち帰り後、安全に復旧を行い、お客様にご来店頂きデータ確認をして頂きました。問題がないことを確認後、外付けHDDに保存してその場で納品しました。お預かりから納品まで3日間で全作業が完了しました。

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技術者より

UPSは経年劣化やバッテリー不良で、停電時に正常作動しないケースがあります。特に物流業務のように24時間稼働が前提の現場では、UPSの定期点検と世代管理されたバックアップが必須です。複数拠点へのバックアップ導入も検討することで業務停止リスクを大幅に軽減できます。

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まとめ

神戸市長田区の物流業法人様が使用されていたI-O DATA LAN DISK HDL4-X8（2TB×4台・RAID5構成）は、夜間停電でUPSが作動せず電源断となり、RAID構成情報破損と不良セクタ発生による複合障害で認識不能となりました。出張特急対応により最重要データは即日復旧、残りのデータも3日間で安全に納品し、物流業務の迅速な再開を実現しました。