データ復旧事例

神戸市兵庫区和田岬へ出張データ復旧で認識しないTS3210DNの緊急対応に成功｜兵庫区　製造業

投稿日：2025.09.22 更新日：2025.09.22

メーカー：Buffalo(バッファロー)製
型番：TeraStation TS3210DN0202　容量：1TB×2
症状：認識不可
障害：複合崩壊
期間：1日

お客様からのお問合せ内容：朝出勤後、QNAPにアクセスできない

神戸市兵庫区和田岬の製造業法人様より「社内で使用しているNASが突然認識されなくなり、業務データが一切開けない」と緊急のご連絡をいただきました。使用機種はBuffalo製 TeraStation TS3210DN0202（1TB×2台・RAID1構成）で、設計図面や生産指示書、日々の業務記録が保存されている重要な機器でした。お客様は業務停止による生産スケジュールへの影響を非常に懸念されており、「本日中に復旧できないと工場ラインが止まってしまう」とのことで、出張による特急対応をご希望されました。

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診断結果：夜間停電時にRAID崩壊していたと判断

現地に到着後、データ復旧専用機器を用いて2台のHDDを診断したところ、1台に不良セクタが多数発生し、もう1台にはRAID情報の破損が確認されました。RAID1は本来1台故障時でも運用可能ですが、不良セクタの進行とRAID情報の破損が同時に発生しており、これを複合障害と判断しました。データそのものは一部損傷が進んでいる可能性がありましたが、容量が1TB×2台と比較的少なく、早期対応が可能であることをお客様に説明し、NDA（秘密保持契約）を結んだ上で即日復旧に着手しました。

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復旧作業実施：データ復旧専用機器上でRAIDの再構築

不良セクタが発生しているHDDからセクタ単位でデータ回収した精密なクローンディスクを作成し、安全な環境でRAID情報を解析しました。RAID1の特性上、もう1台のディスクには比較的多くのデータが残っており、この2台で仮想RAIDを再構築。最も重要な生産管理データと設計フォルダを優先して抽出し、残りのデータも慎重に復旧を進めました。データ容量が1TB以下であり、かつ物理的な分解を伴う障害がなかったため、現地対応のみで即日復旧が可能となりました。

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復旧作業の結果：即日、最重要データの復旧に成功業務を停止せず継続

当日夕方には最優先の生産管理データを完全に復旧し、お客様にはその場で実際に業務データを開いて確認いただきました。生産ラインの停止を回避できたことに大変安堵され、「他社では数日かかると言われたが、当日中に復旧してもらえて助かった」と感謝の言葉をいただきました。全データの確認後、外付けHDDに保存して納品し、出張からわずか1日で完全対応が完了しました。

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技術者より

RAID1構成は冗長性があるものの、長期間運用中にHDD障害が同時発生すると今回のような複合障害に発展することがあります。定期的なバックアップとHDDの健康診断を行い、異常を早期に検知することが重要です。また、生産管理データのような業務中核データはクラウドバックアップや世代管理の導入を検討することで、障害発生時のリスクを最小限に抑えられます。

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まとめ

神戸市兵庫区和田岬の製造業法人様が使用していたBuffalo TeraStation TS3210DN0202（1TB×2台・RAID1構成）は、不良セクタとRAID情報破損が同時に発生する複合障害により認識不能となりました。現地での出張対応により、最優先データを即日復旧し、1日で全データの復旧・納品まで完了。業務停止を最小限に抑え、お客様の生産スケジュールを守ることができました。