データ復旧事例

【明石市法人事例】製造業｜アクセスできないBuffalo TeraStation TS5200D0402からのデータ復旧に成功

投稿日：2025.08.26 更新日：2025.08.26

メーカー：Buffalo(バッファロー)製
型番：TeraStation TS5200D0402　4TB×2
症状：アクセス不可
障害：複合障害
期間：4日間

明石市 TS5200D0402 特急データ復旧事例：お客様より

明石市内で金属加工を行う製造業の法人様より、「社内で使用しているNASに急にアクセスできなくなった」とのお問い合わせをいただきました。NASはBuffalo製TeraStation TS5200D0402（4TB×2）で、部門内の製造図面データや品質検査記録を保管していたとのこと。前日までは問題なく使用できていたものの、当日朝からネットワーク経由で接続できず、管理画面にも入れない状態に陥ったそうです。機器前面のステータスランプは赤色点灯でエラー音も鳴っており、業務が完全に止まってしまったため「一刻も早く復旧してほしい」との強い要望を受けました。特に翌週に控えた大口取引先への出荷に必要な生産データが失われてはならないとのことで、即日診断対応を希望されました。

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明石市 TS5200D0402 特急データ復旧事例：診断結果

お持ち込みいただいたNASから内蔵HDDを取り出して診断したところ、異音を確認しました。2台のうち1台に重度物理障害（磁気ヘッド不良）が発生していた為です。もう1台は致命的な物理障害は確認できないものの、動作の挙動が不安定である事が分かりました。障害ディスクは稼働時間が長く、今後の再利用は危険であることと判断。このHDDの精密なクローンディスクを作成し、クローンディスクからデータ復旧する方針で進めていく事にしました。

明石市 TS5200D0402 特急データ復旧事例：復旧作業実施

まずはクローンディスクの作成を実施。精密なクローンディスクでないと必要なファイルが復旧できない事から、特急対応ながら時間をかけて丁寧にデータの回収を行います。4TBのクローンディスクの作成には丸一日以上の時間が掛かりましたが99.99%以上のデータを回収する事に成功。クローンディスクをパターン解析しお客様の保存されていたデータを確認する事が出来ました。その内特に製造工程の図面フォルダ（約800GB）については、お客様の要望に合わせて優先的にコピーしました。データ容量だけでなくファイル数もかなり多い為、データコピー自体にもかなりの時間を要しましたが無事データの確保に成功。お客様に連絡しデータ確認にお越し頂く様お願いをしました。

明石市 TS5200D0402 特急データ復旧事例：復旧作業の結果

復旧率はほぼ100％。ご指定いただいた全ての図面データ、検査記録、過去の納品履歴ファイルを問題なく抽出・納品しました。お客様に再度ご来店頂き復旧データの確認を行っていただきましたが、「業務が再開できる」「納期に間に合った」と大変喜ばれました。その場で保存データを納品し案件終了となりました。

明石市 TS5200D0402 特急データ復旧事例：担当技術者より

今回の障害は、長期間稼働させたHDDの物理的摩耗が原因でした。NASは24時間稼働していることが多く、一般的なHDDの寿命は3〜5年と言われています。製造業のように業務の要となるデータを扱う場合、定期的なHDD交換計画とバックアップ体制が重要です。特にNAS本体とは別筐体への自動バックアップ、さらにクラウドや外付けディスクへの二重化が有効です。また、異常音やアクセス速度低下の段階で早めに点検を行うことで、突発的な業務停止を未然に防げます。

明石市 TS5200D0402 特急データ復旧事例：まとめ

明石市の製造業様より、Buffalo TeraStation TS5200D0402が突然アクセス不能になった事例をご紹介しました。物理障害によるHDD故障でも、適切な診断と専用機器による処置で重要な業務データを復旧できた好例です。弊社では迅速対応と高精度な復旧技術により、業務継続を支えるサポートを行っています。同様の症状が出た場合は、通電を繰り返さずに早めにご相談ください。