データ復旧事例

加古川バッファローラックサーバー緊急修理依頼！即日出張対応でデータ復旧成功した事例｜製造業

投稿日：2025.06.23 更新日：2025.06.23

メーカー：Buffalo(バッファロー)製
型番：TeraStation　WS5400RN1604S2　容量：4TB×4
症状：アクセスできない
障害：複合障害
期間：先行納品　1日　完全納品　5日

加古川ラックサーバー出張データ復旧事例：お問合せ内容　

加古川市内に拠点を置く製造業のお客様から、別の拠点から社内サーバーにアクセスできなくなり障害に気付いた様で、出張で修理して欲しいとのご相談をいただきました。該当の機器は、バッファロー製ラック型NASで、データ領域には4TBのハードディスクが4台搭載されています。サーバーを目視で確認した結果、電源は入っているものの本体のインジケーターには赤ランプが点灯し、同じ社内からでもまったくアクセスできない状態でした。メーカーに問い合わせたものの「HDD故障の可能性」と案内され、出張対応は不可との返答。他社にも依頼したもののこのケースには対応出来ないとの事で、業務継続のため一刻も早い復旧が必要ということで、弊社へ緊急対応のご依頼をいただきました。

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加古川ラックサーバー出張データ復旧事例：診断結果のご案内

お客様先へ急行し、現地でサーバーを確認して各HDDの状態を詳しく診断したところ、4台中2台のディスクで明らかな動作不良が見つかりました。2台の障害発生ディスクはともに物理的な読み取り不良、いわゆる不良セクタが多数検出されており、現地でのデータ救出はリスクが高いと判断しました。迅速な復旧と安全なデータ処理のため、お客様と機密保持契約（NDA）を結び、障害HDDを神戸三宮ラボへ持ち帰り、専門機器を用いた高度な復旧作業を実施することをご提案。ご承諾いただき、その場でHDDをお預かりしました。

加古川ラックサーバー出張データ復旧事例：復旧作業

神戸三宮ラボに戻り、まず2台の障害HDDについて高精度なクローン作業を開始しました。市販のコピー機や簡易的なツールでは再現できない、データ復旧専用機器を用いて、不良セクタを回避しながら1セクタずつ丁寧にデータのイメージを抽出。わずかなデータ断片も見逃さず、何度もリトライを重ねながら可能な限り完全なクローンディスクを作成しました。クローンが完了した後は、各HDDの中に残されたデータの日付や内容を詳細に調査。特に直近まで正常動作していたと思われるHDDの内容を優先的に解析し、残った2台の正常HDDと最新のクローンディスクを組み合わせて、データ復旧専用機器による仮想RAID環境を構築しました。この仮想RAID上で、データ領域を確認し、ご要望の最重要ファイルの存在を迅速にチェック。他社では困難な複雑な障害にも、復旧専用技術で柔軟に対応できる点が当社の強みです。

加古川ラックサーバー出張データ復旧事例：作業結果

最重要データが無事に確認できたことをお客様にお伝えし、ご来店いただいた上でデータ確認をして頂き、一部を先行納品しました。「どうしても今日中に必要な資料がある」というお声に、先行納品で迅速にご対応できたことで大変ご満足いただきました。その後、仮想RAID上で全データを細かく点検し、残りのデータもすべて回収。業務に支障なく復旧できたことについて、感謝のお言葉をいただくとともに、「即日で動いてくれて本当に助かった」と嬉しいコメントをいただきました。

加古川ラックサーバー出張データ復旧事例：技術員より

バッファロー製ラックサーバーやNASの場合、HDDが複数台搭載されているため、障害が発生した際にHDDを無闇に抜き差しすると、障害が悪化したりRAID情報が壊れてしまうことがあります。異常を感じた時は、自己判断での電源の再投入やディスク交換は避け、すぐに専門業者にご相談いただくのが安全です。特に緊急時こそ、現場での適切な初期対応が復旧率を大きく左右します。万が一に備えて、定期的なバックアップの見直しもおすすめします。

加古川ラックサーバー出張データ復旧事例：まとめ

今回、加古川市で発生したバッファローラックサーバーの複合障害に対し、現地診断から専用機器を活用した高度なデータ復旧まで一貫して迅速対応いたしました。複数台のHDD障害が重なった場合でも、豊富な経験と専用技術で多くのデータを救出できる点が当社の強みです。緊急時のご相談やNASサーバーのトラブルでお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。