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【2025年版】仮想サーバーが起動しない原因と対処法

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ESXi・Hyper-Vで多いトラブルとデータ復旧のポイント

仮想サーバー(VM)の障害は、物理サーバーのトラブルよりも影響範囲が大きく、
「複数のシステムが同時停止する」という事態になりやすい特徴があります。

近年では ESXi や Hyper-V に加え、QNAP や Synology などのNAS上で仮想化を運用している企業も増え、
ストレージ障害が原因で VMDK / VHDX が破損するトラブル が急増しています。

ここでは、当社に寄せられる相談をもとに、
仮想サーバーが起動しない主な原因・対処方法・正しい復旧手順 をまとめました。

最も多い原因は「ストレージの障害」

仮想サーバーのデータは、VMDK(ESXi)やVHDX(Hyper-X)などの1つのファイルとしてほぞんされています。
そのため、以下のようにホストサーバー(仮想サーバーを起動させている物理サーバー)のストレージトラブルが
仮想サーバーの障害に直結します。

●よくあるホストサーバー(物理サーバー)のストレージ障害

RAID崩壊(HDD/SSDの寿命)

RAID崩壊は、特に稼働が5年以上のサーバーやNASで多く見られます。導入時期が同じディスクをまとめて使っている場合、
同じタイミングで寿命が近づくため、1台の故障をきっかけに別ディスクも故障するケースが非常に多く発生します。

また、RAID5などリビルドをかける際に他のディスクに負荷がかかる構成では、
その負荷に耐えられずリビルド中に他のディスクが故障することもあり、
結果として全体にダメージがおよぶ状況が良く起きています。

 

ファイルシステムの破損(NTFS、XFS、Btrfs)など

ファイルシステムの破損は、意図しない電源断やフリーズ中の強制再起動が行われたときに発生しやすい障害です。

さらに、スナップショットが膨れ上がっている状態や、RAIDの処理遅延が起きている環境では、
書き込み処理が途中で中断されやすく、メタデータが壊れてしまうケースが増えます。

特にNAS(QNAP・Synologyなど)で仮想環境を構築しているケースでは、
内部のメタデータ破損によって仮想ディスクが一気に読み込めなくなる事例が多く発生しています。

 

ホストサーバーの容量不足によるデータ破損

ホストサーバーの空き容量が極端に少ない状態で運用されていると、仮想マシンのログやスナップショット、
バックアップの一時ファイルが意図せず増加し、書き込みに必要なスペースが確保できなくなることがあります。

特に空き容量が残り数GB、あるいは残容量1〜2%しかない環境では、スナップショットの統合が失敗したり、
仮想ディスクが部分的にしか書き込めず破損したりするトラブルが頻発します。

容量不足が続くと、最終的に仮想マシンが強制停止することや、
データストア全体が読み取り専用になってしまうケースも珍しくありません。

 

仮想サーバーで多いトラブル症状トップ3

実際の復旧依頼で多い例を紹介します。

①仮想マシンが起動しない(OSブート不可)

・OS破損
・VMDK/VHDXファイル破損

などが考えられます。

②VMDKが「missingやinvaild」になる

・親ディスクが破損している
・VMDKが破損している
・flat.vmdkが欠損している

などが考えられます。

③Hyper-VのVHDXがマウントできない

・VHDXファイルが破損している
・データの不整合

などが考えられます。

 

症状別の応急処置

Hyper-VのVHDXがマウントできない

PowerShellでの修復コマンドで復旧できる場合もありますが、
復旧できない場合では、ダメージが広がってしまうリスクがあるため、
安易に試すのは避けたほうが良いでしょう。

 

VMDKのflat.vmdkがinvaild

無理に起動しようとせず、元ディスクの保全を優先して行動するのが良いでしょう。

 

ESXiのデータストアが消えた

修復コマンドを実行することで復旧できる可能性はありますが、
その過程でデータストアの再作成をやってしまうと復旧率が下がってしまうためやらないようにしましょう。

 

障害発生時に絶対やってはいけないこと

復旧をご依頼いただいた中でも、すんなりと復旧できたケースと難航したケースがあります。
以下のようなことを実行すると復旧が難航したり最悪の場合復旧できなかったりします。

・RAIDの再構築

・データストアの初期化/再作成

・スナップショットの削除・統合

・ESXiの再インストール

・VMDKファイル、VHDXファイルの上書き保存

・無理な起動・アクセス・強制シャットダウンの繰り返し

仮想サーバーは1つのファイル破損で全体が動かなくなるため、
故障後の操作は最小限にすることが重要です。

 

仮想環境の障害を防ぐためのチェックポイント

スナップショットを長期保管しない

スナップショットが肥大化してしまうとトラブルにつながります。

データストア容量は20%程度開ける

VMFSの破損リスク低下につながります。

RAIDは5ではなく6か10を使用

特に管理不十分な運用環境でのRAID5は故障率が上がります。

バックアップはホストサーバーと仮想サーバーの両方でとる

片方だけのバックアップでは稼働環境を戻すために長期化する可能性が高いです。

 

クイックマンで対応可能な仮想化サーバー環境

運用環境

Microsoft Hyper-V
VMware ESXi

仮想ファイル形式

VHD/VHDX
VMDK/flat.vmdk

ホストサーバー構成

RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10
NAS、サーバー

 

データ復旧クイックマンの強み

データ復旧クイックマンとは、お客様の大切なデータをできる限りリーズナブルな価格でお救いすることをモットーに

大手データ復旧企業より独立した技術者集団です。

パソコンやHDDでは、累計5000件以上の復旧実績のあるエンジニアも在籍しており

ソフトウェア障害、ハードウェア障害の両面で技術力には自信があります。

どうしてもあきらめることのできないデータやシステム環境がある場合は、是非クイックマンにご相談ください!

 

 

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。


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