データ復旧事例

【TVで紹介】　緊急対応　起動できなくなったデスクトップパソコンからのデータ復旧成功！（山口県防府市　法人様）

投稿日：2025.12.16 更新日：2025.12.16

メーカー：DELL
型番：Precision 5820
お客様からの症状：起動できなくなった
障害：論理障害
期間：36時間以内

お客様より：サーバーが起動せず困っています。

社内システム用のサーバーで使用しており、電気設備の点検のための停電があったため事前に電源を落としていたのですが、それ以降起動できなくなってしまいました。社内システムの一部を動かしているサーバーなため、業務が滞っていて大変困っています。社内でもデータ復旧ができないかを試してみましたが、データを取り出すことができなくなっています。社内規定のため持ち出しができないため出張でのデータ復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：特に物理的な障害は見つからなかったため、論理障害で対応可能と診断しました。

診断のための準備を行い現地にてPrecision 5820の初期診断を行ってみることにしました。使用されている4台のハードディスクをデータ復旧専用機器にて診断を行ってみましたが、4台ともに物理的な障害の発生はなかったため、論理障害での対応を行わせていただくことにしました。

Precision 5820のデータ復旧作業にチャレンジです

作業上のリスクはご理解をいただいていましたが、できる限り安全にデータ復旧を行ってほしいというご要望があったため、4台のハードディスクすべてに対してクローン作業を行い、作成したクローンディスクからデータ復旧を行う案内を行って作業を開始しました。クローン作業の結果、4台のハードディスクからは不良セクタの発生はなく、それぞれの全領域の情報の取得に成功しました。作成したクローンディスクからRAIDの再構築を行ってみると、RAID5が利用されていることが確認でき、データが保存されているところまでは確認できたため、確認できたデータの一時取得を行ってみることにしました。一時取得を行ったデータ内には、仮想マシンと思われるデータの存在が確認できたため、保存されているディスクデータを見つけ出してアクセス確認を行ってみると、データの存在を確認することができました。確認できたデータからエクセルやワード、PDFなどをランダムにピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルは正常に開けることを確認することができました。

復旧作業結果：Precision 5820からのデータ復旧に成功！

お客様へ作業の進捗の報告を行った際にまずはデータを確認させてほしいというご要望があったため、取り急ぎ作業環境にて取得できたデータの確認を行っていただきました。この時点にて復旧作業成功と判断をいただける状態ではあったのですが、納品方法については仮想環境のままで納品を行ってほしいというご要望をいただいたため、お客様にてご指定をいただいた環境内に一時取得にて確保したデータをそのまま移行させていただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：山口でPrecision 5820のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

Precision 5820はワークステーションとして利用されることが多い機器ですが、その性能からサーバー機として導入されることもある筐体です。今回の障害は、おそらくですが、Precision 5820でのRAID構成を行うRAIDコントローラが何かしらの破損を発生させてしまったことによって起動不良となってしまった可能性があります。RAIDコントローラはサーバーにて利用されているRAIDを構築するための基板なのですが、こちらが正常に利用できないと、RAIDの構築を行うことができず、起動不良となる非常に重要なパーツです。障害発生に備えて定期的なバックアップを行っていただくことで、最悪の想定は回避できることが多いため、バックアップはしっかりと行っていただけますと幸いです。サーバー機やワークステーションのトラブルは、ぜひクイックマンへご相談ください。