データ復旧事例

高松市データ復旧事例|Dell PowerEdge T330が起動できなくなったWindows Server 2016からデータ復旧に成功

投稿日:2025.12.09 更新日:2025.12.09


このエントリーをはてなブックマークに追加

ーカー:Dell製
型番:PowerEdge T330
容量:2TB HDD×4台
症状:サーバーが起動できず共有データにアクセス不可
障害:論理障害
期間:先行納品3日/全データ納品6日

 

※オプション料金別

 

お客様より:校務サーバーが起動せず共有が止まった

高松市の学校関連法人様より、校務用のWindows Server 2016が起動できなくなったとご相談をいただきました。Dell PowerEdge T330を2TB×4台のRAID5として運用し、授業資料、教職員の共有書類、行事運営データ、学生関連の管理資料などを保存していたとのことです。施設内の電源工事後から動作が不安定になり、再起動をきっかけに起動不能となったため、共有フォルダにアクセスできず業務が停滞している状況でした。バックアップは古い世代のみで、直近の更新が戻らないと支障が大きいため、できるだけ早く見てほしいとのことでご相談いただきました。

 

 

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。

 

診断の結果:内蔵HDDの状態は概ね良好でRAID崩壊と判断

お送り頂いたHDDをデータ復旧専用機器に接続して状態を確認しました。4台とも明確な物理障害は見られず、読み取り状態も比較的安定していました。サーバーが起動できない背景として、RAID情報の不整合によるRAID崩壊が強く疑われる状態でした。本件は物理障害がない構成のため、まず元ディスクの状態を保ったままRAID解析を行い、RAID5の構成情報を特定後に仮想RAIDを構築して、最新世代のデータが確保できるか確認する方針をご説明しました。

 

復旧作業実施:元ディスクで仮想RAIDを構築し重要フォルダを優先抽出

本件では4台のHDDに物理障害が確認されなかったため、元ディスクをデータ復旧専用機器に接続した状態でRAID5の構成情報を特定後、仮想RAIDを構築しました。お客様から最終データの更新状況を伺い、再構築したボリューム内に直近の校務データが存在することを確認したうえで、業務に直結する共有フォルダから順にデータ抽出を進めました。先に必要な範囲を戻すことで校務の停滞を最小化できるよう、抽出順や確認のタイミングを調整しながら作業を進めました。

 

復旧作業の結果:校務データを3日で先行、6日で全体復旧

仮想RAID上で共有フォルダの構造を確認でき、授業資料、行事運営フォルダ、教職員共有の管理書類などを中心にデータ抽出を行いました。特に直近の更新分は重要度が高いため、必要フォルダをお預かりから3日で先行納品し、校務の再開を優先できる状態を確保しました。その後、アーカイブを含む全体の整理とコピーを進め、合計約4TB程度のデータを確保しました。お預かりから6日で外付けHDDにデータを確保し納品いたしました。早期に重要フォルダが戻ったことで、現場の混乱を抑えられたケースです。

 

 

技術者より:電源トラブル後の再起動連発は避ける

サーバー環境では、電源工事やブレーカー断の後にRAID情報が不整合を起こし、起動不能に至るケースがあります。この状態で再起動や修復操作を繰り返すと、RAID情報の上書きが進み、必要データの確保が難しくなる恐れがあります。まずは状況を整理し、通電を控えたうえで早めにご相談いただくことが重要です。学校関連のデータは更新頻度が高いため、世代管理バックアップと復旧テストを日常運用に組み込むことで、突然の業務停止リスクを大きく下げられます。

 

まとめ:高松市でWindows Server 2016のRAID崩壊から校務データを確保

高松市の学校関連法人様で、Dell PowerEdge T330のWindows Server 2016が起動不能となった事例です。内蔵HDDには明確な物理障害が見られなかったため、元ディスクの状態を保ちながらRAID解析を行い、RAID5の構成情報を特定後に仮想RAIDを構築してデータ抽出を進めました。重要フォルダは先行納品3日で確保し、全体は6日で約4TBの校務データを復旧できたケースです。電源トラブル後の適切な初動が、復旧結果に大きく影響することを示す事例となりました。

 

FAQ

Q1. 高松市で校務サーバーが起動しない場合は何を優先すべきですか?


A. 再起動を繰り返さず通電を控え、早期に状態確認を受けることが安全です。


Q2. HDDに物理障害がなくてもRAIDは崩壊しますか?


A. 電源断などでRAID情報が不整合を起こし起動不能になることがあります。


Q3. 先行納品はどのようなデータが対象になりますか?


A. 校務継続に必要な重要フォルダを優先して抽出します。


Q4. 復旧期間の目安はどの程度ですか?


A. 構成やデータ量によりますが、数日から1週間程度が目安になります。


Q5. 再発防止で最も効果的な対策は?


A. 世代管理バックアップと定期的な復旧テストの実施です。

 

 

 

【クイックマンからのお知らせ】

今までご相談とご要望の多かった香川県・高松のお客様にご対応させていただけるよう

「データ復旧クイックマン高松松縄受付店」をオープンしました。

詳細は下記よりご確認ください。

 

 

 

データ復旧クイックマン 心斎橋本店

大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F

心斎橋本店

心斎橋本店

データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店

大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F

梅田大阪駅前店

梅田大阪駅前店

(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒)

(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面)

データ復旧クイックマン 神戸三宮ラボ

神戸市中央区東町116-2 オールドブライト4F

神戸三宮ラボ

神戸三宮ラボ

データ復旧クイックマン 名古屋本店

名古屋市中区丸の内2-19-25 MS桜通 9F

名古屋本店

(三宮駅からさんちか通ってすぐ!市役所の南側です)

(地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩1分)


 

嶌津 篤勝(しまづ あつかつ)
幼い頃から様々な機器の分解が大好きで、ハードディスクの分解組み立てスピードと正確さはクイックマン随一の分解スピードマスター。精度も高く、分解成功率はなんと98%以上!頼れる分解技術者です。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。



お問い合わせ:
  Tel:0120-775-200
  ✉:info@s-systems.jp
https://www.quickman-pc.com/rescue/