データ復旧事例
神戸市東灘区データ復旧|Dドライブにアクセスするとフリーズする業務用デスクトップPCから弥生販売データを復旧
メーカー:Dell製
型番:OptiPlex 7050 Small Form Factor
容量:1TB HDD×1台(データ用Dドライブ)
症状:Dドライブを開こうとするとフリーズし操作不能
障害:物理障害
期間:2日
お問合せ内容:Dドライブを開くとフリーズし弥生販売が使えない
神戸市東灘区本山エリアの小売業様より、「業務で使っているデスクトップPCのDドライブを開こうとすると固まってしまい、弥生販売のデータが開けない」とデータ復旧のご相談をいただきました。Cドライブはなんとか動いているものの、Dドライブをクリックした瞬間に画面が反応しなくなり、しばらく待ってもエクスプローラーが戻ってこない状態とのことでした。近隣のパソコン修理店に持ち込んだところ、OSの再インストールなどでは対応できず、「データ復旧の専門業者に相談した方が良い」と案内され、クイックマン神戸三宮ラボへお電話をいただきました。Dドライブには販管ソフトの弥生販売のデータが入っており、「ここが開けないと仕事にならないので、何とかならないか」と大変お困りのご様子でした。
診断結果:データ用1TB HDDの不良セクタが原因の物理障害
お預かりしたDell OptiPlex 7050をその場で一度起動し、症状を確認したところ、確かにDドライブへアクセスした瞬間にフリーズする挙動が再現されました。すぐに電源を切り、筐体を開けてデータ用の1TB HDDを取り外し、データ復旧専用機器に接続して状態を診断しました。SMART情報とセクタ単位の読み取り状況を確認すると、Dドライブ領域を中心に不良セクタと読み取り遅延が多数発生しており、アクセス負荷がかかった際にシステム全体が待たされて固まってしまっていたことが分かりました。ヘッド異音や回転不良は見られなかったため、クリーン環境での分解が必要な重度物理障害には至っておらず、慎重にクローンを作成することで弥生販売のデータを取り戻せる見込みがあると判断しました。
復旧作業実施:クローン作成後に弥生販売DBを重点抽出
元のHDDへの負荷をこれ以上かけないよう、まずはデータ復旧専用機器上でセクタ単位のクローンディスクを作成するところから作業を開始しました。読み取りが難しい領域では、リトライ回数やタイムアウト値を細かく調整し、ヘッドに余計な負荷がかからないよう制御しながら、不良セクタを避けつつ読めるデータを一つひとつ積み上げていきました。おおむねクローン作成の目処が立った段階で、以降の作業はクローン側のみを使用し、NTFSボリュームを解析してDドライブのファイルシステムを仮復旧しました。そのうえで、弥生販売のデータベースフォルダとバックアップフォルダを特定し、まずは最優先で販管データ一式を抽出しました。その後、帳票類やエクセル資料など周辺の業務ファイルも順次コピーしていく流れで作業を進めました。
復旧作業の結果:弥生販売データを新PCへ移行し2日で業務再開
クローンディスク上で仮復旧したDドライブから、弥生販売のDBファイルと自動バックアップデータ、関連するテンプレートや帳票設定ファイルなどを問題なく取り出すことができました。復旧データはいったん外付けHDDに確保したうえで、新しくご用意いただいたPCに弥生販売をインストールし、復旧したデータを移行して起動テストを実施しました。その結果、売上・在庫・得意先情報などが従来どおり参照できることをお客様と一緒に確認でき、「月次締めに間に合いそうで本当に助かった」と安堵のお声をいただきました。全体として、お預かりから2日で復旧と新環境での動作確認まで完了し、その外付けHDDをお渡しして納品いたしました。
技術者より:フリーズを繰り返すDドライブは通電を控えて相談を
今回のように、Dドライブへのアクセスをきっかけに頻繁にフリーズする場合、多くはHDDの不良セクタや経年劣化が背景にあります。この状態で何度も再起動やチェックディスクを試してしまうと、問題のある領域へのアクセスが繰り返され、障害の進行やデータの破損につながるおそれがあります。特に販管ソフトや会計ソフトのデータが保存されているドライブでは、一度データが損なわれると業務への影響が非常に大きくなりますので、「最近おかしいな」と感じた段階で、いったん電源を落とし、専門業者への相談を検討していただくことをおすすめします。日頃から外付けHDDやNASへの二重バックアップを取り、HDDは数年ごとの計画的な交換を行うと安心です。
まとめ:東灘区本山エリアで弥生販売データを2日で復旧
本事例は、神戸市東灘区本山エリアの小売業様で、業務用デスクトップPCのDドライブ1TB HDDに不良セクタが発生し、弥生販売のデータが開けなくなったケースでした。診断の結果、物理障害ではあるものの重度ではなく、データ復旧専用機器でクローンを作成したうえでボリューム解析を行うことで、販売管理データと周辺の業務ファイルを無事に復旧することができました。新しいPCへの移行と動作確認まで含めてお預かりから2日という短期間で対応できたことで、お客様は大きなロスなく日常の販売業務を再開されています。神戸市東灘区本山エリアで同様に、Dドライブを開くと固まる、弥生販売が起動しないといったトラブルがございましたら、無理な操作を続ける前に一度ご相談ください。
FAQ
Q1. Dドライブを開くとフリーズする場合、自分でできる対処はありますか?
A. 何度も開き直したりチェックディスクをかけることはおすすめできません。まずは電源を切り、可能であれば別のPCにUSB接続してみる程度に留め、それでも同じ症状であれば専門業者にご相談ください。
Q2. 弥生販売のデータは新しいPCでもそのまま使えますか?
A. データベースファイルが正常に復旧できれば、弥生販売を新PCへインストールし、復旧データを読み込むことで同じ内容を引き継いでご利用いただけます。ライセンスや環境設定については、必要に応じて弥生のサポート窓口と併用しながら進めると安心です。
Q3. 1TB HDDのデータ復旧にはどのくらいの日数がかかりますか?
A. 障害の程度や不良セクタの分布にもよりますが、今回のような軽度の物理障害であれば、数日以内に診断から復旧・納品まで完了するケースが多くなります。重度物理障害では、部品調達やクリーン環境での作業が必要となり、もう少し日数を要する場合があります。
Q4. パソコン修理店とデータ復旧専門業者の違いは何ですか?
A. パソコン修理店は、OS再インストールや部品交換など「PCを再び使えるようにする」ことが中心で、壊れたHDDからの高度なデータ復旧は対応範囲外であることが多くあります。データ復旧専門業者は、故障したHDDからデータを取り戻すことを目的として専用機器や手順を備えている点が大きな違いです。
Q5. 今後同じトラブルを防ぐにはどうしたらよいですか?
A. 外付けHDDやNASなどへの定期バックアップを必ず行い、HDDは使用年数や稼働時間を見ながら数年単位で計画的に交換することが重要です。また、フリーズや異音などの違和感が出た際には、早めに通電を控え、専門家へ相談することで被害を最小限に抑えられます。
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