データ復旧事例

高知市データ復旧事例｜TerraMaster NASがエラーランプで起動しない！重要データを特急対応で復旧に成功

投稿日：2025.09.29 更新日：2025.09.29

メーカー：TerraMaster（テラマスター）製
型番：F4-220
お客様からの症状：エラーランプが点灯し、起動しない
障害：複合障害
期間：5日以内

お客様より：エラーランプが点灯し業務データにアクセスできない

高知市の製造業法人様より「NASの電源を入れるとエラーランプが点灯し、まったく起動しない。特に今週の生産計画データだけは至急復旧してほしい」との緊急依頼をいただきました。業務が完全に止まっており、納期への影響も懸念される状況でした。機器はTerraMaster F4-220（2TB×4台・RAID5構成）で、HDDを取り外して神戸三宮ラボへ郵送いただき、到着次第すぐに診断を行う流れとなりました。

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診断結果：初期診断の結果、重度物理障害を発生させていることを確認しました。

障害機器が到着後、4台のHDDをデータ復旧専用機器に接続して詳細診断を実施しました。物理的に分解が必要な重度障害はありませんでしたが、1台に軽度の不良セクタが発見され、さらにRAID構成情報が破損していることが判明しました。診断の結果をお客様に報告し、この状況で最短で復旧を行うための特急プランをご提案。即日対応が可能であることを説明し、了承を得て作業に移行しました。

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F4-220のデータ復旧作業にチャレンジです

不良セクタがあるHDDはそのままではコンピューターからアクセスできない為、専用機器を用い精巧なクローンディスクを作成します。99.99%のデータを回収する事に成功し、安全な作業環境を確保しました。専用機器でRAID構成情報を解析し、破損したパラメータを特定した上で仮想RAIDを再構築。最重要データである生産計画フォルダを優先的に抽出し、即日オンライン納品を実施しました。残りのデータはクローンディスクを用いて完全復旧を進め、後日外付けHDDに保存して郵送で最終納品を行いました。

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復旧作業結果：業務停止を回避しお客様から感謝の声

最重要データが当日中に復旧できたことで、お客様は「生産計画が当日中に戻ってきたおかげで最小限の業務停止で済みました。郵送対応でもここまで早く対応してもらえるとは思っていなかったので助かりました」と安堵の声をいただきました。残りのデータも到着後に全て確認いただき、業務停止を最小限に抑えた形で納品が完了しました。

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担当技術者より：

エラーランプ点灯による起動不能はHDD障害だけでなく、RAID情報の破損や電源トラブルが重なることで発生する場合があります。UPSの導入やHDDの定期交換、そしてバックアップ体制の強化はトラブル発生時の業務停止リスクを大幅に減らします。

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まとめ：

高知市の製造業法人様が使用していたTerraMaster F4-220（2TB×4台・RAID5構成）は、RAID情報破損と軽度HDDエラーにより起動不能となりました。診断後に特急プランを提案し、最重要データは即日オンライン納品、残りのデータも完全復旧後に外付けHDDで郵送納品し、業務停止を回避することに成功しました。