データ復旧事例

姫路市法人事例｜特急・即日対応！RAID崩壊で起動しないWindows Server 2016ファイルサーバーを緊急出張復旧｜姫路市製造業

投稿日：2025.09.26 更新日：2025.09.26

メーカー：富士通製
型番：PRIMERGY TX1320 M3　容量：SAS 900GB×4台
症状：起動しない
障害：RAID崩壊
期間：4日

お客様からのお問合せ内容：突然サーバーにアクセスできない

姫路市の製造業法人様より「社内のファイルサーバーが突然起動しなくなり、業務データが一切使えない。特に製造ラインの設計図面が今日中に復旧できなければ、生産スケジュールが完全に止まってしまう」と非常に切迫した状況で緊急連絡をいただきました。使用されていたのは 富士通 PRIMERGY TX1320 M3（Windows Server 2016搭載、SAS 900GB×4台） で、設計データ、生産計画資料、品質管理データなどが保存されており、特急・即日対応での復旧 が求められました。

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診断結果：コントローラーの障害と電源断の為、RAID情報が破損

現地に特急対応で出張し、データ復旧専用機器を用いて4台のSAS HDDを診断したところ、物理的な分解を必要とする障害は確認されませんでした。しかし、RAID5の構成情報が破損しており、システムが起動不能となっていました。障害発生の経緯や機器の状態から、コントローラキャッシュ異常と電源瞬断が重なった可能性が高いと判断し、お客様には最重要データを即日復旧し、残りのデータは持ち帰って完全復旧する二段階対応をご提案。NDA（秘密保持契約）を締結のうえ、即座に作業を開始しました。

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復旧作業実施：現地にてデータ復旧専用機器上でRAIDの再構築に成功

診断で物理障害がないことを確認した後、専用機器に4台のHDDを接続し、RAID構成情報の解析を行いました。解析により破損したパラメータを特定し、仮想的にRAID5を再構築。再構築が完了すると同時に、業務継続に必要な最重要フォルダを優先的に抽出し、その場でお客様に確認いただいたうえで即日納品しました。残りのデータはHDDを神戸三宮ラボに持ち帰り、セクタ単位のクローン作成を経て完全復旧を行い、4日後に来店での最終確認と納品を実施しました。

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復旧作業の結果：最重要データの即日納品で業務を停止を阻止

最重要データの即日復旧により、お客様は「設計データが今日中に戻ってきたおかげで明日の製造ラインが止まらずに済みました。対応の早さに本当に感謝しています」と安心された様子でした。残りのデータも完全復旧後に来店いただき、「過去の図面データまで含めてすべて問題なく開けました。対応が丁寧でお願いして良かった」との喜びの声をいただきました。これにより製造業務は予定通り再開され、業務への影響を最小限に抑えることができました。

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技術者より

古いサーバー筐体を長期間使い続けると、コントローラキャッシュ異常や電源系トラブルによるRAID崩壊のリスクが高まります。定期的なサーバーリプレイス、UPSの点検、ファームウェア更新に加え、日次バックアップやクラウドとの多重保護体制を整えることで、同様のトラブルを未然に防ぐことが可能です。障害発生時にはすぐに電源を落とし、通電を繰り返さないことも重要です。

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まとめ

姫路市の製造業法人様が使用していた 富士通 PRIMERGY TX1320 M3（Windows Server 2016、SAS 900GB×4台・RAID5構成） は、RAID崩壊により起動不能となりました。特急・即日対応で最重要データを当日中に復旧し、残りのデータも4日後に完全納品。お客様の業務停止を最小限に抑え、製造ラインの稼働を予定通り維持することができました。