データ復旧事例

神戸市ポートアイランドエリア法人事例｜認識しないI-O DATA製ポータブルHDD（HDPT-UT2K 2TB）を特急持込対応で復旧成功

投稿日：2025.09.02 更新日：2025.09.02

メーカー：I-O DATA(アイオー・データ)製
型番：HDPT-UT2K　2TB
症状：認識しない
障害：物理障害
期間：3日間

ポートアイランドエリア HDPT-UT2K 特急データ復旧事例：お客様より

神戸市ポートアイランドエリアの研究関連法人様より、「長年利用してきたポータブルHDDが突然認識されなくなり、業務データにアクセスできない」とのご相談をいただきました。対象はI-O DATA製ポータブルHDD、HDPT-UT2K（容量2TB）。このHDDには実験データや研究報告書、共同研究先との成果物が保存されており、業務継続に不可欠なものでした。USB接続を繰り返してもパソコン側でドライブが表示されず、急ぎで神戸三宮ラボまで直接お持込いただき、特急対応での復旧をご希望されました。

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ポートアイランドエリア HDPT-UT2K 特急データ復旧事例：診断結果

専用機器にて初期診断を行ったところ、HDDは通電するもののOS上では認識されず、内部で不良セクタが多数発生していることが分かりました。また磁気ヘッドの動作も不安定で、断続的に読み取りが途切れる状態でした。幸い異音やモーターの停止はなく、物理障害と判断しました。このような状態では直接の読み取りを続けると障害が悪化する可能性が高いため、セクタ単位のクローンディスク作成を優先する必要がありました。

ポートアイランドエリア HDPT-UT2K 特急データ復旧事例：復旧作業実施

お客様に診断結果をご説明しご了承をいただいた後、データ復旧専用機器を用いてセクタ単位のクローンディスクを作成しました。読み取りが不安定な領域については繰り返しリトライを行い、可能な限り多くのデータを確保。クローンディスク上でファイルシステムを解析し、研究データや報告書類を中心に抽出しました。特に共同研究先に提出予定のファイルを優先的に復旧対象とし、破損がないか慎重にチェックしました。

ポートアイランドエリア HDPT-UT2K 特急データ復旧事例：復旧作業の結果

最終的に約1.8TB分のデータを復旧することに成功し、失われたと思われていた実験結果や報告書類を取り戻すことができました。復旧データは外付けHDDに保存し、後日お客様に再来店いただきました。ラボにてシステム担当者様にCADファイルや文書データを実際に開いて確認していただき、問題なく利用できることを確認した上で納品いたしました。お客様からは「必要なデータを迅速に復旧できて助かった」と大変感謝いただきました。

ポートアイランドエリア HDPT-UT2K 特急データ復旧事例：担当技術者より

ポータブルHDDは携帯性に優れる一方で、経年劣化や軽微な衝撃により不良セクタやヘッドの不安定化が起こりやすい機器です。今回のように認識しなくなった場合、通電を繰り返すことで状態が悪化し、復旧率が下がる危険があります。異常を感じた時点で速やかに使用を中止し、専門業者に相談することが復旧成功の鍵です。また、研究データのような重要情報は、NASやクラウドへの二重保存を日常的に行うことを強くおすすめします。

ポートアイランドエリア HDPT-UT2K 特急データ復旧事例：まとめ

神戸市ポートアイランドエリアで発生したI-O DATA製ポータブルHDD（HDPT-UT2K 2TB）の障害は、分解を伴わない**物理障害（不良セクタ＋ヘッド不安定）**でした。神戸三宮ラボへの特急持込により、クローンディスク作成を経て安全にデータを抽出し、約1.8TBの業務データを復旧。最終的には来店時にシステム担当者様に確認いただき、問題なく利用できる状態で納品しました。。