データ復旧事例

東灘区でReadyNAS NV+がRAID崩壊　設計データの完全復旧事例

投稿日：2025.08.09 更新日：2025.08.09

メーカー：NETGEAR製
型番：ReadyNAS NV+ RND4000-100AJS　容量：1TB×4
症状：アクセス不可
障害：RAID崩壊
期間：1日

東灘区 ReadyNAS NV+ 緊急データ復旧事例：お客様より

神戸市東灘区の設計事務所様から、NETGEAR製 ReadyNAS NV+（1TB×4）が突然ネットワーク上から消え、共有フォルダにアクセスできなくなったとのご相談がありました。前日までは正常に稼働しており、夜間の自動バックアップもエラーなく完了していたはずが、翌朝には管理画面にも入れず、業務用PCからも「ネットワークパスが見つかりません」と表示される状態になっていたそうです。このNASには進行中の設計案件や過去のプロジェクトデータがすべて保存されており、業務の継続が不可能な状況に陥っていました。

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東灘区 ReadyNAS NV+ 緊急データ復旧事例：診断結果

持ち込まれたReadyNAS NV+を電源投入し確認しました。本体は電源は入るもののオレンジランプが点滅しており、本体自体の故障のようです。本体からHDDを取り外し、1本ずつ診断を実施したところ、物理的な損傷は確認されませんでした。しかし、RAID構成情報が破損しており、データの整合性が失われた状態、すなわちRAID崩壊が発生していると判断しました。長期運用による微小エラーの蓄積やファームウェアの古さ、そして突然の電源消失が影響した可能性が高いと考えられます。

東灘区 ReadyNAS NV+ 緊急データ復旧事例：復旧作業実施

全HDDをデータ復旧専用機器に接続しRAID解析を実施。RAID５で構成されていたことが分かりました。RAID5のパラメータを解析し、複数の仮想RAID構成を試行。完全一致するファイルシステムを特定後、データ領域を展開することに成功しました。RAID内のデータ領域にお客様が保管されているデータを確認。フォルダ階層もきれいな状態で確認出来ました。実際のファイルに問題はないかサンプルデータを開いて確認を行います。特に設計データの破損がないかを重点的にチェックし、問題がないことを確認してから復旧処理を進めました。

東灘区 ReadyNAS NV+ 緊急データ復旧事例：復旧作業の結果

全HDDをデータ復旧専用機器に接続しRAID解析を実施。RAID５で構成されていたことが分かりました。安全な解析環境を構築しました。RAID5のストライプサイズやディスク順序、オフセットなどのパラメータを解析し、複数の仮想RAID構成を試行。完全一致するファイルシステムを特定後、データ領域を展開し、整合性の確認を行いました。特に設計データの破損がないかを重点的にチェックし、問題がないことを確認してから復旧処理を進めました。