データ復旧事例

兵庫県明石市でHP製サーバー HPE ProLiant DL360 Gen9 のRAID障害を出張診断で解決したデータ復旧事例

投稿日：2025.08.05 更新日：2025.08.05

メーカー：HP製
型番：ProLiant DL360 Gen9　容量：800GB×8
症状：アクセス不可
障害：RAID崩壊
期間：7日

明石市 ProLiant DL360 出張緊急データ復旧事例：お客様より

兵庫県明石市にある製造業のお客様から、「社内で利用しているHP製の1Uサーバー（HPE ProLiant DL360 Gen9）が突然の停電によって稼働中に強制終了し、復旧後に生産管理システムへアクセスできなくなった」とのご連絡をいただきました。最初に保守契約を結んでいる業者へ対応を依頼されたそうですが、バックアップデータが3週間前までしか復旧できず、直近の重要データの復旧は難しいとの回答だったとのこと。さらに社内規定で機器の持ち出しに時間がかかるため、緊急で出張対応可能なデータ復旧業者を探され、弊社へご相談いただきました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

明石市 ProLiant DL360 出張緊急データ復旧事例：診断結果

お問い合わせ頂きすぐに兵庫県明石市の現地へ出張訪問を行い、データ復旧専用機器を用いて診断を開始しました。サーバーには800GBのHDDが8台搭載されており、慎重に1台ずつ診断した結果、物理的な障害は一切ありませんでした。診断を進めていくうちに、電源消失時にRAID構成が崩壊してしまったことがデータアクセス不能の原因だと判明しました。データ容量が大きいこともあり、安全に復旧を進めるために、NDA（秘密保持契約）を締結し、弊社の神戸三宮ラボにHDDを持ち帰り、本格的な復旧作業を実施することをご提案し、ご承諾いただきました。

明石市 ProLiant DL360 出張緊急データ復旧事例：復旧作業実施

弊社の神戸三宮ラボにて、専門のデータ復旧専用機器を活用して作業を開始しました。まず、各HDDのイメージデータを安全に取得し、元のHDDへの負担を最小限に抑えました。その後、取得したイメージを基にRAIDの崩壊状態を丁寧に解析し、データの整合性を確かめながら仮想RAIDの再構築作業を進めました。

今回のRAID障害は停電に伴う突然の強制終了による論理障害であり、専門的な解析と緻密な再構築が求められるケースでした。多くの業者では対応が難しい中、弊社では独自の復旧ノウハウと最先端のデータ復旧専用機器を駆使し、約3TBの重要なデータを安全に確保することに成功しました。

明石市 ProLiant DL360 出張緊急データ復旧事例：復旧作業の結果

復旧作業が完了後、お客様の元にお伺いしシステム担当者様に回収したデータベース等のデータをお渡しました。新しいサーバーとシステムにデータ移行と動作確認を行って頂き、生産管理システムが無事に稼働再開したことを確認しました。お客様からは「諦めかけていた直近の重要データを迅速かつ安全に復旧してもらえて非常に助かった。業務への影響を最小限に抑えることができた」との感謝のお言葉をいただきました。その言葉をお聞きし、私たちもお客様の業務継続をサポートできたことに大きな達成感を感じました。

明石市 ProLiant DL360 出張緊急データ復旧事例：担当技術者より

今回の事例のように、停電などの突然の電源消失はRAID構成の崩壊を引き起こす可能性があります。RAIDは信頼性が高いとされますが、万一の障害に備えて日頃からのバックアップが重要です。また、定期的なバックアップのサイクルを短く設定することが、万が一の障害時のダメージを軽減する最良の方法となります。緊急時には専門のデータ復旧業者へ早めに相談することをお勧めします。