データ復旧事例

【TVで紹介】　フォルダやファイルを開こうとすると異音が発生する外付けハードディスク(HDC-AET2.0K)からのデータ復旧（香川県坂出市　法人様）

投稿日：2025.07.22 更新日：2025.07.22

メーカー：アイ・オー・データ製
型番：HDC-AET2.0K
お客様からの症状：フォルダが開けない
障害：重度物理障害
期間：3日

お客様より：HDC-AET2.0Kデータが開けない。

一昨日から保存していたフォルダやファイルを開こうとすると、ガガガガガガという音が鳴りだしてちょっと待っているとフォルダやファイルが開けることがあれば開けないという現象が発生して、昨日の夕方頃にはパソコンでの読み込みができなくなってしまいました。保存していた写真とエクセルとCADのデータが重要です。データ復旧をお願いしたいです。

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データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断の結果、ヘッド破損の発生を確認したため、重度物理障害での対応が必要と判断しました。

ハードディスクを復旧専用機器にて初期診断を行ってみました。起動や制御情報へのアクセス自体にはこれといった不具合は見当たりませんが、データ領域内へのアクセス確認を行ってみた際に、使用されている6本のヘッドの内、2本が情報の読み出しを行うことが出できず、破損状態であることを確認しました。ハードdh市宇久を開封してのヘッド交換が必須作業となるため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

HDC-AET2.0Kのデータ復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器上でのハードディスクの制御自体は可能であったため、障害が発生しているヘッドに対しての情報の読み出しは行わない設定を行い、クローン作業を実施しました。現時点でのクローン作業で情報の読み出しの対象とした領域については全領域の情報の取得がでできたため、ハードディスクの開封を行いヘッド交換を実施して、読み出しが出来たなかった領域に対して改めてクローン作業を実施しました。クローン作業の結果、ハードディスク全体の情報の取得に成功したため、作成したクローンディスクからデータ領域内へのアクセス確認を行ったところ、フォルダやファイルの存在を確認することが出来ました。確認できたデータの一時取得を行って、エクセルと写真データをそれぞれ30ファイルずつランダムにピックアップしてオープン確認を行ってみたのですが、選択したファイルはすべて正常に開けることを確認できました。CADデータについては、確認環境がなかったため特殊データ扱いとさせていただき、お客様にデータの確認を行っていただくことにしました。

復旧作業結果：HDC-AET2.0Kからのデータ復旧に成功！

一時取得したデータからデータリストと一部の写真データのサムネイル情報を作成し、確認を行っていただいきました。リスト上に存在しているファイルからいくつかのファイルをご指定いただいたため、対象ファイルに対してオープン確認を行ってみたところ、選択いただいたファイルはすべて正常に開けることが確認できたため、復旧作業成功とさせていただきデータのお渡しを行いました。データ納品後にお客様環境にてCADデータの確認を行っていただきましたが、こちらについても問題なくファイルを開くことができると確認いただけたため、この時点をもってデータ復旧対応を完了とさせていただきました。

担当技術者より：HDC-AET2.0Kのトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

CADデータについては、ファイルの種類が多岐にわたるため、基本的に特殊ファイル扱いとさせていただいており、取得できたデータに対してのオープン確認については、行わないことがあります。しかしながら、一部の有名なCADソフトにおきましては、無料ビューアが配布されていることもあり、対応している拡張子であれば、オープン確認を行うことも可能です。ここでの注意点としては、本来開くべきソフトでのオープン確認を行っているわけではないため、他社製ビューアでのオープン確認については、正常に開けないことがあります。CADデータに限らず、オープン確認に際して確実に復旧したデータが開けるものであるかの確認をご希望されます場合、使用されているソフトのライセンスに問題がなければ、ソフトをお借りしてオープン確認を行うことも可能です。データ復旧をご希望される際は、あわせてご相談いただきますと、復旧作業を円滑に進めることが可能になります。