データ復旧事例

QNAP NASの共有フォルダが見えなくなった時の復旧事例｜神戸市灘区運送業のデータ復旧に成功

投稿日：2025.07.02 更新日：2025.07.02

メーカー：QNAP製
型番：TS-453 Pro T453P4MD20　容量：2TB×4
症状：アクセスできない
障害：RAID障害
期間：即日

灘区 TS-453 Pro特急データ復旧事例：お客様より

神戸市灘区の運送業のお客様より、「QNAP製NAS（TS-453 Pro T453P4MD20）」の共有フォルダが突然ネットワーク上で見えなくなり、全拠点からアクセスできなくなったとのご相談をいただきました。本体のディスプレイには「SYSTEM BOOTING」と表示されたまま進まず、電源の入れ直しや各種ケーブルの確認なども効果がなかったとのことです。他社にも相談されたものの、復旧に日数がかかると言われ、業務に直結する重要なデータが入っているため、できる限り早急な復旧をご希望されていました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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灘区 TS-453 Pro特急データ復旧事例：診断結果

神戸三宮ラボにてお預かりし、まずデータ復旧専用機器を用いて全HDDを診断したところ、4台のHDDいずれにも物理的な損傷や異常は認められませんでした。NAS本体側の基板障害やファームウェア破損に起因するシステム異常が疑われ、RAID情報やデータ領域そのものは損なわれていないものの、システムの起動ができず、共有フォルダが一切見えない状態であると判断しました。

灘区 TS-453 Pro特急データ復旧事例：復旧作業実施

今回は業務に直結する重要データが多く、かつ納期も非常にお急ぎでしたので、一般的な修理業者が行う一時的なソフトウェア解析や簡易復旧ではなく、専用のデータ復旧機器を用いた高度なRAID解析を実施しました。
まず全HDDを専用機器に接続し、RAID情報を解析しながら仮想RAIDをソフトウェア的に再構築します。RAIDのパラメータや順番、ストライプサイズなども自動検出し、実際に動作していた環境に極力近づけて復元処理を進めます。
仮想RAID上でデータ領域へのアクセスを確立した後、ファイルの整合性や最新のバックアップ有無なども併せてチェックしながら、必要なデータを納品用媒体へ確保しました。一般的な業者では難しい高度な解析とリスク回避を両立し、できる限り短期間での復旧を目指しました。

灘区 TS-453 Pro特急データ復旧事例：復旧作業の結果

データ確保後、お客様に再度ご来店いただき、実際に納品用HDDでファイルが問題なく開けるか、その場でご確認いただきました。運航スケジュールや毎日の注文書、取引先との重要な書類がすべて揃っていることに大変安堵され、「他の業者では時間がかかると言われていたので、ここまで早く確実にデータが戻ってきて本当に助かりました」と、心からの感謝のお言葉をいただきました。こちらとしても、業務の再開に直接貢献できたことを大変嬉しく感じております。

灘区 TS-453 Pro特急データ復旧事例：担当技術者より

QNAPをはじめとするNASは、ハードディスク自体に問題がなくても、ファームウェア障害やシステムの異常で共有フォルダが一切見えなくなることが珍しくありません。このような場合、再起動や初期化を繰り返すことで状況が悪化し、最悪の場合はデータ自体の損傷につながることもあります。重要なデータが入ったNASで異常を感じた際は、まず通電を控え、専門業者にご相談いただくのが最善策です。早期のご相談が復旧の確率を大きく高めます。

灘区 TS-453 Pro特急データ復旧事例：まとめ　

今回はQNAP NASの共有フォルダが突然見えなくなるという障害でしたが、神戸三宮ラボの高度なデータ復旧技術により、重要な業務データを迅速に確保・納品することができました。
同様の症状でお困りの方は、諦めずにまずはご相談ください。現場で培ったノウハウと専用機器による精密診断で、最適な復旧方法をご提案いたします。