データ復旧事例

神戸三宮｜通電するのにドライブが動かないHDDからデータ復旧に成功｜MiniStation 重度物理障害復旧事例

投稿日：2025.07.01 更新日：2025.07.01

メーカー：Buffalo(バッファロー)製
型番：MiniStation HD-PCG1.0U3-BBA　容量：1TB
症状：通電するがドライブが動かず認識しない
障害：重度物理障害
期間：4日

神戸三宮ポータブルHDD 緊急データ復旧：お客様より

神戸市中央区で設計事務所を営むお客様より、「ポータブルHDDが通電するものの、ドライブが動いていない。急ぎの設計データが入っており、非常に困っている」とご相談をいただきました。ご使用の機種はBuffalo（バッファロー）製MiniStation HD-PCG1.0U3-BBA（1TB）で、現場や打ち合わせに持ち歩いて使用されていたとのこと。直前まで問題なく利用できていたものの、突然パソコンが認識しなくなり、LEDランプは点灯するが、ドライブの回転音が全く聞こえず、代わりに「ブーブー」と小さく低い音だけが鳴る状態。最寄りの業者に診てもらったものの、「重度障害のため対応不可」と断られ、当社にご連絡をいただきました。

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神戸三宮ポータブルHDD 緊急データ復旧：診断結果

お持ち込みいただいたHDDを慎重に診断した結果、通電はしているものの、ドライブの回転が全く始まらない重度の物理障害であることが判明しました。異音を確認すると、磁気ヘッドがプラッタに吸着して動かなくなっている状態（ヘッド吸着）に発生する異音である事を確認。この症状は、強い衝撃や動作時の突然の通電不良、電源の断続的な供給不良などが原因で発生しやすく、非常に復旧する為には難易度が高い障害です。

神戸三宮ポータブルHDD 緊急データ復旧：復旧作業実施

今回のような重度物理障害では、一般的な業者では対応が難しいケースが多く、適切な環境と高度な技術が必要です。当社では、これまで5000件を超える重度障害の復旧実績を持つ専門技術者が在籍しており、専用クリーン設備でHDDを慎重に開封。吸着していた磁気ヘッドを特殊工具と高度なノウハウでプラッタから丁寧に剥離し、ヘッドの損傷状態を確認した上で、正常なヘッド部品との交換作業を実施しました。その後、データ復旧専用機器を用い、傷ついた領域を回避しつつ高精度なクローンディスクを作成。通常のツールでは読み取れない部分も、一部手動調整を加えながら慎重にデータ抽出を進めました。こうした専門的かつきめ細やかな作業により、設計データを含むデータ領域のクローン化に成功しました。

神戸三宮ポータブルHDD 緊急データ復旧：復旧作業の結果

クローンディスクからデータを解析し、お客様にとって最も重要な設計図面や業務ファイルを優先的に確保。復旧が完了した段階でお客様にご来店いただき、その場で必要なファイルが開けることを確認していただきました。「他社で断られて絶望していたので、本当に助かりました。迅速な対応と確実な復旧に感謝しています」とのお声をいただき、私も技術者としてこの瞬間に大きなやりがいを感じました。障害発生からわずか4日で全てのデータが無事納品でき、業務再開に間に合ったとのことで、お客様の笑顔にこちらも安心いたしました。

神戸三宮ポータブルHDD 緊急データ復旧：担当技術者より

今回のように、「通電はするがドライブが動いていない」「異音がする」といった場合、通電や再接続を何度も繰り返すと、内部部品の損傷が拡大し、復旧率が大きく低下してしまいます。無理な通電は控え、速やかに専門業者へご相談いただくことが、データを守るための最大のポイントです。また、持ち運びや外出先での使用が多い場合は、HDDへの衝撃や電源トラブルに十分ご注意ください。大切なデータを守るためにも、定期的なバックアップの実施も強くおすすめします。

神戸三宮ポータブルHDD 緊急データ復旧：まとめ　

「通電するがドライブが動いていない」「異音がする」重度障害のポータブルHDDも、豊富な実績と高度な技術で復旧が可能です。他社で断られたケースでも、ぜひ諦めずにご相談ください。専門設備と熟練技術者による適切な処置が、あなたの大切なデータを守る鍵となります。神戸市中央区をはじめ関西エリアでの緊急データ復旧は、当社にお任せください。